クイニョン(Qui Nhon)から1号線を南下、パンクと泥棒、トゥイホア(Tuy Hoa)

2004-12-31
トピック: ベトナム

クイニョン(Qui Nhon)を発つ

今朝は、明け方から凄い雨の音が外から聞こえていた。 案の定、外を見てみると曇り空。 でも、このあたりでは明け方と夕方に雨が集中するらしい。 実際、今日は、走っている間も度々雨が降る程度だった。

支度を素早く済ませ、走り出す。

朝の海岸線。

船がたくさん泊まっている。

砂浜。 そしては船。


日本の港と違い、砂浜の向こう側に多くの船が泊まっている。

多くの船が。

そして、街中を抜けてゆく。

地図を見ると海岸線を走る道があるらしいので、そちらの方へと行ってみる。


 だが、あっさり行き止まりに。 どの道がそれかも良く分からないので、近くのご飯屋さんで朝食を食べる。 やはりフランスパンがおいしい。

食事を終え、恐らくこちらだろうという方向にどんどんと走り出す。

方角的にはそう間違っていない筈だ。

開けたところに出る。

先日は、この湖?湾? の向こう側を通って来たようだ。

(少し後にそれが判明する。)

山を見つつ、進んでゆく。

この後、ちょっとした郊外の町を抜けるところがあったのだが、そこで、私とは逆車線(左端)を走っていたバイクが、私の左手10mの地点でいきなり横転した。

横目で見ると、どうやら赤ん坊を乗せていたらしく、母親がパニックになっている。 下の水溜りでスリップしたようだが、この国には危険が一杯だとつくづく思った。 戻ろうかとも思ったが、既に大勢の人が詰め掛けており、転んだ時の速度もあまり出ていなかったのと、どうやら赤ん坊は投げ出されてはいなかったようなので、少し考えた末、そのまま進むことにした。 転んだ時に落ちなかったことを見ると、赤ん坊は籠? に固定されていたように見える。

私があの場所で出来ることと言えば、お金をあげることくらいだった。 それがどれほどのことになるのだろう、と思いつつ、しばらく走っていた。

1号線と合流

その後、しばらく道なりに進んでいった。


すると、何やら見慣れた景色が現れ、1号線と合流した。

町から走ってきた道は町に来た時と違った道だったので、”もしかしたらこれが海岸線の道かもしれない” と思っていたのだが、どうやら1号線(ハイウェイ)からの分岐路が楕円形のように2つに分かれていただけだったようだ。

クイニョン(Qui Nhon)は1号線から10kmほど東に入ったところにあるのだが、その分岐店へと戻ってきたということのようだ。 最初は海岸線を行くつもりだったのだが、ここまで来てしまったのだからと、そのまま1号線で南下することにした。

そして、ハイウェイを走ってゆく。

その先は、地図ではそれっぽく書かれていなかったのだが、ちょっとした峠だった。

ただ、それほど高い峠でもなく、200mか300mか、その程度の峠だったように思う。

峠の道はそれなりに広いので、特に車に気を使うことなく通ることができた。

峠からの景色。

やがては頂上へ。

峠。

峠に町の境目があるのは、ある程度は万国共通のようだ。

そして、快適な下りへ。

これまた快適・・・。

景色も良い。


遠くの海が見える。

山の中を、駆け抜けてゆく。

1号線を南下

道は、ずっと続いてゆく。

段々と平らになってゆく。

緩やかな下り。

そして、峠を抜けた。

そこから先は、地図でも見るとおり、ほとんど平らのようだ。


実際、かなり快適に進んで行く。

周囲の景色。

田んぼが、広がっている。

遠くまで。

山々と、田んぼと。

まっすぐな道。

快適に進んで行く。

山々を見つつ。

ずっと、進んでゆく。

よく整備された道だ。

ぐぐっとカーブ。

海岸を横目で見つつ。

ずっと、進んでゆく。

パンクと泥棒

途中、11時頃に食事を取り、食事が終わってみると後ろのタイヤの空気が抜けていた。 あらら・・・ と思ったが、ふと前を見ると目の前に自転車兼バイク屋がある。 そういえば、「ベトナムはパンクを違った方法で治すので時間がかかるが確実」とロンリープラネットに書いてあったのだが、その方法とベトナム人の手腕を見てみたいと思ったので入ってみることにした。 パンクの修理は5,000ドン(34円)とロンリープラネットに書いてあったが、実際その値段だった。

手さばきを見ていると、確かにこなれている。 私もそのこなれた感覚を少し真似したいと思った。 彼の手さばきは、なんとなく”感覚的なもの”の参考になった。 後、私の自転車のタイヤはフレンチバルブを使っているのだが、最初、彼が修理を始めた時は”あ、フレンチバブルに空気を入れられるかな?”と思っていたのだが、ふと取り出した空気入れをそのまま挿して空気を入れだしたのを見て、”あ、ここはフランス領だったんだ・・・。タイヤもフレンチバブルが普及しているのか。”と気が付いた。

周囲の自転車を見てみると、確かにフレンチバブルだ。 この国の歴史を感じてしまった。

そして、修理を済ませ、私は走り出した。



しばらく走り、緩やかな坂をいくつか越えて行く。

 快適な道だ・・・。 と思ったら、30分ほど過ぎた後、再度後ろのタイヤの空気が抜け始めた。

あらら・・・? と思ってみてみたら、先ほど穴が開いた場所のタイヤの外側に、ガラスの破片が刺さっている。 彼は、タイヤの内側は確認したのだが外側は確認していなかったことを思い出す。

仕方が無いので、修理をすることに。

道の脇に自転車を止め、タイヤの修理をしていると、いつの間にか人が集まってきた・・・・。


困った困った。 人が集まると、泥棒が必ず出るのだ。 来ないでほしかった。 食べ物屋からも離れているから大丈夫だと思ったが、甘かったようだ。

案の定、一人の老人が「この空気入れで空気を入れていいか?」と聞いてきた。 私は、ニュアンスと共に「そのタイヤに入れたら破裂するよ」と言って使わせなかった。 老人も、特に無理矢理使おうとはしなかったのでとりあえずほおっておいた。 ただ、前バッグを勝手に開けられないよう、随時目を見張らせていた。

その後、タイヤの修理が終わり、空気を入れる段階になった。 空気を入れようとすると、先ほどの老人が手伝ってくれる。 そして、空気を入れ終わった後、「私のにも入れていいか」と言うので仕方なく「いい」と言ったら、そろりそろりと、それを自転車の籠に置こうとするじゃないですか。

まったく、と思い、Noを言うと、その老人は「え?」というニュアンスをする。 気付かなければ持っていったところだっただろう。 全く、油断できない。

その間も、前バッグには常に気を付ける必要があった。 これだから、パンク修理中に人に紛れるのは嫌なのだ。

最終的には何も盗まれなかったが、勝因が3つあり、1つは「あらかじめ必要なものだけ外に出して、バッグの蓋はきちんと閉じておいたこと。」、もう1つは「修理中、自転車とその装備に常に目を向けていたこと。」、もう1つは「外に出している道具を一箇所にまとめ、取られないよう目を見張ること」である。

疲れている時はかなり危なくなるが、今回は余裕があったのできちんと対処が出来た。 はっきり言って、空気入れを盗まれたらしゃれにならない。 高圧が入れられる空気入れなんてこちらで手に入る筈もないからだ。

最後、この老人にお礼として、先日おみやげ物やで買わされた、よくわからないお米のような食べ物をあげることにした。 「ありがとう」のお礼半分、「これでも食べておとなしくしていなさい」のお礼が半分だ。

ようやく、その人ごみから離れ、自転車で走り出す。 念のため10mくらい走ってから一度立ち止まり、前バッグの主要荷物(カメラ、財布、電卓等)が盗まれていないことを確認した。

そして、再度、快適な道を走り始めた。

遠くまで見える丘。

学校帰りの人々と一緒に走ってゆく。

その先は、とても快適だった。

遠くに見える海岸。


段々と、海岸の色が綺麗になってきたような気がする。

峠を越え、南へ。

程よい、良い道を通ってゆく。

川を渡る。


それにしても、立派な橋がかかっているものだ・・・。

川の上から見た景色。

快適な道を。

ちょっとした丘からの景色。

丘を、抜けてゆく。

トゥイホア(Tuy Hoa)

ずっと、このようなまっすぐな道を走ってゆく。

路肩も広い。


申し分ない道だ。

多少の上り下りを繰り返し、どんどんと南下する。

ふと、左に列車が通りかかった。

さほどスピードを出す訳でもなく、のんびりと列車が進んでゆく。

列車が通り過ぎていった。


そして、道は更に続く。

そして、いよいよ今日の目的地、トゥイホア(Tuy Hoa)へ。

看板に従って道を曲がったら、このような中途半端な舗装路を通ることになった。


車の通りも多くないし、大丈夫かな???

どうも、建物の区分けだけがされている新興住宅地のようなところだ。


国道沿いの町と聞いていたのだが、ちょっと違う感じだ。

(とは言っても、結果としては国道沿いの町ではあったのだが。)

ようやく、町の姿が見えてきた。

しばらく走り、やがては十字路へ。

十字路で駅の方向を人に聞き、その方向へと曲がって直進する。

すると、運良く駅の前に出ることができた。

駅から見えた、協会の時計塔。

これは、ロンリープラネットで唯一説明のあるニャンチャム塔(Nhan Cham Tower)、であると思われる。
ニャンチャム塔(Nhan Cham Tower)

ロンリープラネットには、「ここには観光する場所も良いビーチもない。唯一見るべきものは町の南側に建つニャンチャム塔(Nhan Cham Tower)」と書いてあるが、その書き方のストレートさがこれまた良い!

そして、ホテルの姿を探すが、どこにも見当たらない・・・。 ガイドブックには「町の中心地」としか書いていないので、近くの人に聞き、どうやら線路を越えた国道沿いであることを知る。 ということは、先ほどの分岐路で曲がる必要はなかったのか・・・ と苦笑した。

言われた通りに曲がり、国道沿いをホテルを探して走った。 でも、見つかったのはガイドブックに記述のないホテルが1つだけ。 そこにとりあえず入ってみると、15万ドン(1007円)のようなのでここに決めた。

シャワーを浴びた後、街中へインターネットと食事に向かうことに。 私がインターネットに出かけようとすると、先ほど話をしていたカウンターのお姉さんが、インターネットショップまでバイクで送っていってくれると言う。 なんとまあ。 よくわからないがこういうこともあるものだと思い、連れて行ってもらった。

そして、インターネットを済ませ、駅の近くの屋台で食事を済ませた。 ここで食べた”ブン”は、今まで食べたそれのイメージを覆すほどおいしかった。 確かに、ベトナムには美味しい料理があるものだと思った。 ただし、常においしい訳ではない。

お店のはしごで、次は”ミエン(お米の麺のラーメン)”を食べた。これもそこそこ。 そして、最後はベトナム風お好み焼きを食べ、更にパンを買ってから宿に戻った。

宿は国道沿いで少し音がするが、許容範囲だ。

さあ、明日は最終目的地のニャチャン(Nha Trang)だ。ここから120km。さて、明日はどんな日になるかな。

今日までの私的ベトナム評価:(10段階)

都市部(ハノイのみ):1
田舎(幹線沿線のみ):3
人(全体):2
遺跡・世界遺産:6
景色:4
食べ物:5

総合(Total):3(人には勧められない)

今回ばかりは早く帰りたいかも・・・。後3日、がんばるぞ!

トピック: ベトナム