トラング(TRANG)、郊外のFITNESS PARK、SUMANO CAVE TEMPLE、、PHUT THA KHODOM CAVE、KHAOKRAM OPEN DEER ZOO、KHAOCRAM WATER FALL、パタラング(Phatthalung)

2004-08-12
トピック: タイ

トラング(TRANG)の朝

今朝は、少し早く目覚めたら真っ暗だった。時計を確かめてみるが5時半である。6時10分頃に起きてもかなり暗かった。いつも起きている6時半には外は明るくなっているので、随分と日の出がはっきりしているのだなあ、と思う。 そして、その通り、6時半には外は十分に明るくなった。

支度をして出発しようと思ったら、前輪のタイヤの空気が抜けていることに気づく。パンクはしていないのにな・・・と思ったら、空気を入れる部分の加工部の端から少しだけ空気が漏れていることに気が付いた。 洗面所の水に漬けて確かめないとわからないくらいのものだった。 初期不良? とも思ったが、確かめようがない。 水に浸ける手法が使える、このようなホテルの中の出来事で良かったと思う。

修理をし、そして、外に出る。

食事をしようと思い、マーケットをぶらつくことに。


だが、珍しく、通るルートに食堂がほとんどない。

裏通り(?)を走って行く。

マーケットの混雑の中を。

こんなに大きな車も通過する。


見た目より、割と”普通”に通過していく。 皆、慣れたものだ。

マーケットを出て、街中を走って行く。


食事をどうしようかな・・・。 と思いつつ走る。

そして、今回の工程の中では珍しく、大きな商店風の食堂に入ってみることに。 さすがは駅から遠くないこともあり、メニューも英語で書かれている。 が・・・、高い。 パンで40バーツとかパンと卵焼きと飲み物で60バーツほどのようだ。 さすがは観光客用のメニューだなあと思う。 当たり前のように旅行者値段を付けてくるけれども、人によっては感じが良くないとは思う。 屋台か普通の食堂で食べれば、旅行者値段であってもこの半額以下だし。 大体、それらの場所では朝食が20から30バーツでそれなりに食べれる。

先日、お祭りをやっていたところ。

この周辺も、とても賑わっていた。

少し走り、もう良いかな? と思って次の目的地、Phatthalung(パタラング?)に向けて走り出す。 走り出してすぐに、ちょっと小高い丘の上に登れるような道があったのでそちらに行ってみることに。 そして、見所がないか誰かに聞こうと6ヶ国語本を出して調べていたら、向こうから話し掛けてくれた人がいた。 どうしました? と英語で聞いてくる。

そこで、見所はないかということを聞いたり、次の目的地はPhatthalungであることを伝えた。 すると、この町の時計台を見ると良いと言う。 時計台! と言うので、私は教会のような何かの建物に付いている時計台を思い浮かべた。 そして、Phatthalungに関しては途中に山がありますので時間がかかりますということを教えてもらい(まあ、地図を見るとそれらしきことはわかるけれども)、そして、その途中には滝がいくつもあるので見に行くと良いということを教えてもらった。 これは収穫。

とても人当たりが良くて、親切な人だった。 お金目的でもなさそうで、どうやら、日本に興味があるみたいだった。 最後、何やらお別れのあいさつを日本語で言ったみたいだったが、んんん? と聞き返してしまった。

そして、彼女にお礼を言い、時計台の方へ。 途中で1人に時計台の場所を聞き、そして更にもう1人聞いて、ようやく辿り着いた・・・。

が、それは、先日から何度も見ていた時計のことであった。(苦笑)

そこで、いざ、Phatthalungに向けて再出発をすることに。

郊外のFITNESS PARK

Phatthalungに向けて再出発してすぐに、何かの記念公園のようなものがあったので入ってみることに。

FITNESS PARKとあるが、単にそれだけではなく、何かの記念公園のようだ。


(何故そう思ったのかは忘れてしまった。)

中を歩いて行く。

すると、遠くに銅像が見え始めた。

銅像と、自転車。

何か、有名な人のようだ。


そして、この公園はこの人を記念して作られているのだとか何とか。(記憶による)

そして、公園を離れる。

その公園を出た先で、何やら木彫りの像を道に広げて売っている人たちを発見。

ちょっと物色することに。

ちょっと荒々しい彫り方だが、特徴があってなかなか面白い。 私は、竜の像を買うことに。 値段を聞くと260バーツだという。 そして、ちょっと私が悩んでいると、いきなり160バーツに下がった。 私は100バーツでどうかと聞いたら、150バーツにしてくれと言う。 特に無理矢理値切る理由もなかったので、それで手を打った。 大体の場合半値には下がるというが、まあ、これはこれでよしとしよう。

聞いてみたら、タイの彫り物ではなく、インドネシアのものであると言う。 なるほど。 彼らもそちらから来ているとのこと。

唯一の峠

そして、Phatthalungに向けて再度走り始める。

山に登るのかな、と思っていましたが、ずっと真っ直ぐな道で特に峠らしきものが出てこない。

遠くに山が見えるので、その近くだけが峠になっているのかな、と予想する。

ようやく山が近づいてきた。


でも、道は相変わらずなだらかだ。

看板に、いくつも滝の表示がある。


さっき聞いた話の通り、このあたりには滝が多いようだ。 地図を見て確かめてみたら、これらの滝に行くとなると峠とは別方向になるようなので、この滝には行かずそのまま通過した。

そして、いよいよ峠に差し掛かる。

峠がどれだけ続くのか? と思ったら、確かに1つ1つの勾配としてはそれなりのものもあるが、日本の峠をいくつも越えている自転車乗りにとってみれば峠の数に入るか入らないかと言った程度の峠である。

峠近くで見た、建造物。


無休憩にこだわってはいないのでそれなりに休憩はして、疲れてフラフラと中央に踊り出ないように気を付けた。

峠はそれほどでもないものの、今まで2車線か3車線だったものが峠道のみ1車線となったので、横を通過する車が怖かった。

峠に、小さな仏像が飾られている。

峠に、警察が常駐している建物があった。

道は、上り下りが細かく続く形になっているので、坂を下った勢いと少しのこぎで次の坂を難なく超えられる程度であることがほとんどだった。

そして、あれよあれよという間に峠をクリアした。

SUMANO CAVE TEMPLE その1

峠を越えると、概ね下り基調の、快適な道へと出た。

快適になってからすぐに、このような、洞窟のお寺(CAVE TEMPLE)があるということなので行ってみることに。

中から、何台かの車が出てくる。


観光もOKそうな雰囲気だ。

看板。

中へと入って行く。

周囲にいくつか洞窟のようなものが見えたが、どれを見ていいのかわからず、とりあえずそこに自転車を置いて歩道を歩いてみることに。

すると、歩道の少し先に、このようなものがあった。


中には、仏像らしきものがある。

小さな仏像。

岩の下に、このようなものもある。


SUMANO CAVE TEMPLE その2

少し歩道を歩いた後、階段があったので登ってみた。


すると、このような仏像を発見。

歩道はつり橋に繋がっていた。


ゆっさ、ゆっさと歩いて行く。

つり橋を渡ってみると、その先に建物がいくつかあったので、一度戻って自転車を取ってきた。 そして、先の方まで走って行き、いくつかの建物と洞窟を見た。

これは、とある洞窟。

中に入れるようなので入ってみると、中には仏像があり、生活できるような空間までもあった。

ずっと中で暮らして修行するのかな? と思った。

周りの景色。

鐘がある。

まさか砲弾の先っぽじゃないよねえ、と思いつつ見ていた。 ここから見る限り、きちんとした鐘のようだ。

と、言うのも、貧しい国ではそのようなこともあると最近見聞きしていたので。 タイは裕福そうなのでそんなことはないかな?


ここにも、洞窟が。


中には、他の洞窟と同じように生活できるような空間があった。

それにしても、あのような真っ暗な空間で修行するとは・・・。 ひんやりとしていて、かなりきつそうだ。

僧侶の姿。(この服を着ている人は、それほど多くはなかった。)

共同生活をしている人々。

そして、ちょっとした建物に入って、このような仏像を見せてもらった。

お坊さんが前に座って、他の人に何やら行っているが、言葉が通じないのでちんぷんかんぷん。

周囲にかけてある絵が仏陀の一生を示しているということだけは説明してもらったが、言葉がうまく通じなくて苦労した。 お布施が必要だったのかな? という気もするが・・・。

ダライ・ラマらしき写真もあった。

PHUT THA KHODOM CAVE

そして、洞窟寺院から出て、再度走り始める。こぎ足も軽く、快適に飛ばす。

だが、途中、昼食を食べた後にZOO(動物園)の看板を見かけたので、「こんな田舎に動物園? お客は来るの? 採算は取れるの? 都市からのツアー客専門?」 と思いつつも、行ってみることに。

入り口にちょっと自信がなかったが、入り口のところにあったお店にいた人たちに話し掛け、英語が通じないのでジェスチャーと筆談で聞き、ようやく、この先に確かに動物園があるということを確かめた。

そして、その売店で水を購入(1リットル5バーツ。どこでもこの値段)し、再度走り始めた。


ここを曲がって6kmほどのところに、それはあるらしい。 方角的には南へと曲がる。(上の写真では、正面が私の来た方向。 後ろが、本来進む方向。 看板が微妙だったので、少し行き過ぎた後に逆側の看板を振り返り見て、Uターンしてからここの分岐点に辿り着いた。)

動物園に行く途中、PHUT THA KHODOM CAVEという洞窟があるようなので寄ってみる事に。

ここを、入って行く。


看板も、雰囲気良くタイ風に飾ってある感じだ。

入ってすぐに駐車場があり、そこから見上げると、仏像が見えた。

そして、歩道を少し歩いて行くと、いくつかこのような洞窟があった。

そして、ここの中で一番大きいと思える洞窟がこれ。

中は、かなり広かった。



地面は平らに整備されている。

奥を見ると、アンプとスピーカーらしきものが見える。


何に使うの? 踊り?

更に奥には、このような檻があった。


「静かにして下さい。」と書いてあったので、中で誰かが修行しているのかな???

今も、この暗闇の中に誰かいるのかも・・・。


そして、洞窟を出て、階段を少し登って、駐車場から見た仏像を見に行った。

駐車場から見えた仏像の後ろには、このような小さなスペースと小さな仏像があった。


このフェンスは一体?

KHAOKRAM OPEN DEER ZOO その1

PHUT THA KHODOM CAVEを出て、動物園を目指して再度走り始める。


分岐路の小さな道へ入った筈なのに、家はたくさんあるし町もあるし、このように寺院もある。

遠くまで続く木々。


段々、動物園がありそうな雰囲気に変わってきた。

道を、進んで行く。

遠くまで広がる木々、そして山々。

小川を通過する。

(もちろん、橋はあります。コンクリートの・・・。)

そして、しばらく看板がなかったので行き過ぎてしまったかな? と思った頃、このような看板が。


「KHAOKRAM OPEN DEER ZOO」

いよいよだ。

このすぐ先にある分岐路を曲がり、KHAOKRAM OPEN DEER ZOOへと行く。

分岐路を曲がったら、更に森が深くなった。 いい感じだ。

くねくねした道を、進んで行く。

あとちょっとの感じだ。

KHAOKRAM OPEN DEER ZOO その2

そして、ようやく到達!


・・・・と思ったら、空いていない? おひおひ・・・。

日本の動物園を想像していたので、これには意表を突かれた。


とりあえず、近づいて記念写真でも撮っておくか、と思う。


だが・・・・。


ふと近づいて見ると、横の方に歩きの人の為の通路があるのが見える。

2重扉になっており、手前の方が開いているので中に入ってみると、なんと、奥の扉は、鍵が開いている状態で、鍵がぶら下げてあるだけだった。

なんと空いていたので、どうしようかと思う。

が、少しだけ入ってみることに。


自由に入れるから "OPEN ZOO" ということ? とか少し思った。


ここの情報が全くないので、「虎にでも襲われたらひとたまりもないぞ・・・。」と思いつつ、周囲を警戒して進んで行く。

周囲はフェンスに囲まれており、中から逃がさず、又、中に入ってこないようになっている。

それなりに広いようで、まだまだ先がありそうではあったが、100mほどで戻ってきた。 あの入り口のフェンスはとても高く、誰かに閉められて抜け出せなくなったら大変だと思ったからだ。


だが・・・。 入り口まで戻ってきた時、現地の若いカップルが2組、合わせて4人が、2台のバイクにまたがって入り口に戻ってきた。 私はコミュニケーションを試みたが、うまく通じない。

ドアが空いていることだけは伝えたが、彼・彼女らがどうするのか、それは彼らに任せて私は立ち去ろうとした。 だが、そのうちの1人が、一緒に行きましょうと誘ってくる。 大人数ならば大丈夫か・・・ と思い、ついて行くことに。 だが、彼・彼女らの、あまりにも気楽な歩き方に、ここはとても安全な場所なのではないかと思えてきた。

動物よ来いーーー と言わんばかりに動物の真似声を叫びながら歩いて行く彼・彼女ら。

一緒に行った4人組。(カップル2組)


会話はあまり通じなかったが、とても面白い子供たちだ。

ジョークもイカしている(ような気がした。)

そして、動物がいないな・・・ と、Uターンして戻ってきた。

すると、後ろから、ずらずらと子供たちがやってくるではないか・・・・。

この時点で、確信した。 ここは安全なところだったのだ。 さっき、緊張して中に入った自分自身に対し、苦笑いをした。

そして、帰る直前、ようやく1つ動物を見た。


野ウサギである。(苦笑)
中央右に野ウサギ

小さな、小さな野ウサギが一匹・・・。
野ウサギを拡大

そして、入り口に戻り、4人組に別れをした。

入り口には、先ほど見かけた子供たちの親族と思われる男たちがさくさんいて、少し会話をした。(どこから来たのか? などなど。)


後から単語を調べてみると"DEER"は鹿だから、”鹿のいる開かれている動物園”ということだったのかな???

KHAOCRAM WATER FALL

動物園を出て、すぐに戻ろうかと思ったが、分岐路に戻ってきたところのすぐそこに滝があるようなので見に行く。

分岐路から、滝へと向かって進んで行く。

途中、川の氾濫で道が水浸しになっていたが、ちょうど下り坂の終わったところであったので、水しぶきと共に面白く通過した。

(この写真の中を突っ切ったわけではないです。念のため。)

やがては舗装路ではなくなり、更に、進んで行く。

看板がある。あとちょっとだ。

「KHAOCRAM WATER FALL」


動物園はKHAOKRAMでここはKHAOCRAM? と、後でそんな細かいことを思ったりもする。

行き止まりに自転車を止め、滝へと向かって歩き出す。


下を見ると、大勢の人たちが食べ物を食べたり、水を浴びたりしている。

大きな岩肌。


流れ落ちる水。

涼しい水の流れ。

子供たちを連れてきた母親。


さすが母はしっかりとしている、と思った。

少し水を浴びたが、少しだけ濁っているようだ。


だが、そんな濁りを気にしないほど、この水浴びは心地が良い。

そして、しばらく水を浴び、やがて、自転車に戻っていった。

パタラング(Phatthalung)

滝を出て、元の大通りまで同じ道を戻って行く。

道の周辺には人々がとてもたくさんいて、「アジアは、どんな山奥に行っても人がいる」という言葉を実感しつつ走った。

そして、大通りに戻る。

Phatthalung(パタラング)まではあとちょっとだ。

広がる草原の中を、走って行く。

そして、やがてはPhatthalung(パタラング)に到着した。


街中に入ってすぐに、このような、とても目を惹かれる建物を発見することに。

例によって王族と見られる人の肖像画と、後ろには立派な建物。

何やら書いてある。


ここには、次のようにある。

英文 機械訳
Phra Phuttha Nirarokhantarai Chaiwat Chaturathit

In wishing to observe a royal tradition in establishing directional Buddha images known as Phra Phuttha Nirarokhantarai Chaiwat Chaturathit for the auspiciousness as well as well-being and security of all subjects, His Majesty King Bhumibol Adulyadaj granted permission to the Territorial Defence Department to cast four images. They were taken to be enshrined in 4 provinces on the four cardinal points around Bangkok; namely, Lampang, Phatthalung, Saraburi and Ratchaburi. The images measure 49 inches in lap width and were cast from an alloy of brass, platinum and copper in a proportion of 3:1:1, weighing 1,400kg. in total. The general public were also allowed to smelt an alloy of gold, silver and copper for the casting. The images were conferred to be enshrined in toe four provinces on 27 December, 1968.

Phra Phuttha Nirarokhantarai Chaiwat Chaturathit

すべての科目の健康と保全と同様、吉兆のために Phra Phuttha Nirarokhantarai Chaiwat Chaturathit として知られている方向を示す釈迦像イメージを確立することにおいて、国王の伝統を観察することを望むことにおいて、彼のブミボル Adulyadaj Majesty 国王は4つのイメージを投げるために領域国防部に許可に応じた。 Lampang 、 Phatthalung 、 Saraburi と Ratchaburi 、(彼・それ)らはバンコクの周りに;すなわち4の基本的なポイントの上に4つの州に安置されるためにとられた。イメージはラップ幅で49インチの長さがあって、そして、全部で1,400 kg の重さがあって、3:1:1の割合で真ちゅう、プラチナと銅の合金から追放された。一般大衆は同じく配役のために銀の、そして銅の金の合金を溶解することを許された。イメージは1968年12月27日に足指4州に安置されるために授けられた。

どうやら、仏陀の記念碑が4つの町、Lampang、Phatthalung、Saraburi、Ratchaburiに納められたことを示すプレートのようだ。

これがその仏像・・・・ かな?


そして、Phatthalung(パタラング)の中心部へ。

Phatthalungの町を回った中では、駅前のマーケットにある屋台のうちいくつかの人が当然のごとく観光者値段(今までの価格の2倍近く)を付けてきた。 観光者値段を付けてくることは良いが、その時の対応がちょっとつっけんどんな人もいて、駅前だからかなあ? とかちょっと思った。 もしかしたら、言葉の通じない外国人だから冷たく接している感じになるのかもしれないけれども。と言うのも、昼食を食べる時、食事を持ってきた時にタイ語で”ありがとう”の”コップンカップ”を言ったら、むすっとしていたおばさんがにこっと笑ったということがあったので。 旅行者価格を付けられて、その対応に気分を害することもあるけれども、もしかしたらお互い様なのかな、とかちょっと思う。

”どの国にいようとも親切な人はいるし気の悪い人はいる”というごく当たり前の結論を出すことは可能であるが、単純には割り切れない、割り切るには更なる理解がいる、一方、割り切ることは本当に好ましいことであるのか、ということを感じるのであった。

ちなみに、旅行者価格は誰もが付けてくるわけではない。 品物によっては、旅行者価格の時とそうでない時がある。 250mlの瓶入りペプシコーラなど、5バーツの時と10バーツの時がある。 少しづつ相場もわかってきた。 わかってくると買わないことも出来るし、文句を言う事も出来る。 短期旅行者が文句言えないのも当然ということはすぐに実感。

先ほどちょっと実験で、焼き鳥の小さなものは恐らく5バーツかな、と思って、値段を聞かずに1本買ってみた。そして、10バーツを差し出してみたら、そのおやじはお金を一瞬じっと見て、何も言わずにポケットに入れ、作業を続けた。私の方を見ようともしない。 私は少し気分が悪くなった。気にしすぎかもしれないが。 値段を聞くのがルールであるとすれば、ルール違反は私の方ではある。

とは言っても、このようなケチな小銭のトラブルとは言え何度も何度も遭遇するので、多少うんざりすることは確かだ。 タイは、つまらないことで評判を落としているようにも、私には見えてしまうのだ。 少なくとも、私はタイを必要以上に他人に勧める気が起きない。 そこまでの魅力を、既にタイに感じなくなってしまっているからだ。 このあたりは、相性もあるだろう。

田舎の、良い土地柄をたくさん見てきただけあって、なんでこんなつまらない人たちの為にタイのイメージを悪くしなくてはならないのだと思うのだが。


本当は、ここに書いたこと以上に考え込んでしまったのだが、その一部を書くに留める。 思いつめるのは、昔からの私の悪い癖だからだ。



夜、7時過ぎにいきなり花火の音がし出した。ホテルの窓から眺めてみても見えない。どんな花火であるかだけでも見ようと、急遽、支度をしてホテルの外に飛び出した。 が、この時カメラを持っておらず、素晴らしい光景の写真を取り逃すことに。

花火は、そんなに遠くなさそうでした。 花火の方向に向かって、足を進める。 歩きながら、上空に広がる大きな大きな丸い花火を見た。 日本のように10連発ということはほとんどないようだ。 単発、或いは数発の花火が間隔を置いて炸裂している。

やがて、1kmかそのくらい歩いただろうか、昼間に通った記念碑の前が、明るく、更に、大きな音で何かが流れているのが見えてきた。 そこは運動場のようで、その先に王室の人だと思われる女の人の大きな大きな肖像画を背景に、歌を歌って皆はそれを聞いているではないですか。 その会場に十分近づいた頃から、花火の姿が見えなくなった。 なんとタイミングの良い・・・。

運動場を見ると、今人々がいるずっと後ろの方までゴミの散乱が見られるので、もっと早い時間にはもっともっと遥かに多くの人が集まっていたのだな、ということがわかる。 私は椅子の空席を見つけ、歌をしばらく聞くことにした。 この時聞いた歌は先日聞いた演歌風のメロディというわけではなく、曲ごとに違った種類のメロディの元に歌を歌ったりしていた。

約30分経ち、これらの歌で終わりかと思っていたら、何と、メロディと共に踊りがいきなり始まった。 周囲の人は何のことはなく見ている。 小さな女の子が妖精の姿をして出てきたり、きらきらした服を着た10歳前後の女の子たちがしとやかな手使い・腰使い・足使いで踊りを踊ったり、もう少し年の上の、15歳から18歳ほどの女の人、中には男の人も、踊りを上手に、年齢相応に踊っていた。 下手だからといってどうなるということでもなく、年齢相応、技術相応に踊っているのを、この地域の人たちが暖かく、まるで大きな家族のように見守っている、という感じだ。 舞台の上で度々ちょこまかと作業の人などが動き回っているが、それが全く不自然ではない。 皆、よく知っている仲で、楽しくやっているという感覚を覚えた。

歌を4~5曲、踊りを7~8曲ほど見ただろうか。 その踊りの、特に手つきに私は見入ってしまった。 メロディも、リズムのいいものから落ち着いたものまで、いろいろあった。

今回の旅では、これを見れただけでも来たかいがあると思った。 それほど素晴らしく、家族的な愛に満ち溢れた光景であった。 (全体としては)洗練が十分にされていないかもしれないが、感じるものが多分にある光景であった。

踊りに見とれ、そして、踊りで終わりかな・・・ と思ったら、何やら皆が後ろに下がり始めた。 舞台の前を少し空けるようだ。 何が始まるのだろう・・・ と思ったら、しばらく後に、トントコトントコというリズムの良い音楽が聞こえてきて、やがて、きらきらした鎧を纏った人が、そのリズムに合わせて足を細やかに足踏みさせながら少しガニ股、腰を少し下ろした格好で、三角形の旗を持って、まるで戦闘の先陣を切るかのごとく少しづつ歩み出てきた。

これは一体・・・ と思いつつ、見入っていた。 メロディはどこか中国風の笛が混じっており、鱗のような鎧兜、それに合わせた仮面が細やかに動いている。 足つきはしっかりしており、腰が丈夫であることが動きから見て取れる。タタータ、タルタルラー、ラ、ラ、ラ、ラ、ラ、ラ、タルラルラーーーー。そのような音楽が、ずっと続く。 何やら、後ろで言葉を喋っている人がいる。 もちろん、タイ語なので何を言っているのかわからない。 が、どこかで読んだ記憶によると、このようなものは昔の物語の再現であることがあるそうだ。 何か、古代の物語や前世紀の実話などを元にして、民族として語り継ぐ為に劇にする。そのようなシチュエーションであると考えると全て合点がいく。

面白いのはその動きとニュアンスであるのだが、一応、少しだけ説明をすると、最初に、ちょっと怖い仮面を被った1つの軍が出てきてパフォーマンスをした後に幕から引き、もう1つの、今度も仮面をしているのだけれども大将らしき人だけ仮面を被っていない軍勢が来て、パフォーマンス後に最初の軍勢が出て行った方角から入ってくる。 そして、戦いになるのだが、戦いと言っても歌舞伎のような形式的な型を見せる戦いをしばらく見せ、途中にいくつか大技のようなものを披露してその度に拍手が出たりして、剣や旗のふるまいによる戦いのシーンを見せつけてくれた。 そして、最後に仮面大将の軍勢が負けたのかな? と思われるパフォーマンスはあったのだけれども、最終的にはどちらの軍勢も大将が車(荷台のような、当時の戦闘時における車)に乗って堂々と撤退していったので、どちらが勝ったのかはっきりとわからなかった。 勝ち負け以外の結論なのかもしれない。 或いは、恩赦をしたとか。


そのような素晴らしい歌と踊りと劇を、最初は途中で抜け出す予定だったのが結局最後まで見てしまい、かなり遅くなってしまった。 私は、少なくとも12時は超えていて深夜2時近くなっているかな・・・ と思いつつ急いでホテルに帰ったが、ホテルに着いたのが10時半だった。どうやら、体内時計は日本時間でいるらしい。(2時間の時差)

ホテルは快適で、すやすやと眠りについた・・・。


注:Phatthalung(パタラング)の発音が合っているかどうか、あまり自信なし。

トピック: タイ