夜行列車でチェンマイへ
朝起きたところ、まだ荒野を走っていた。 | |
広々としたところを走ったり、ドブ川の横を走ったり、ジャングルの中を走ったりと、電車はゆっくりと進んで行く。 | |
こうしたところを、寝転びながら眺めることが出来るのがなんと贅沢なことか。 下の席が高いのも納得で、100バーツをケチって上段にしていたらこんなゆったりとした景色を眺めることはできなかった。 |
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そして、やがて、あと30分でチェンマイに着くというところで車掌が片付けに来た。席を元に戻すためだ。 そうして、寝台車があっという間に座席に戻り、すぐに、チェンマイに辿り付いた。
チェンマイ周辺をツーリング
チェンマイに着いたが、噂通り、ある程度はこぢんまりとした町だ。 でも、巨大都市だけあって客引きもうるさい。 しばらく通りを歩いた後、流しのトラック改造タクシーと交渉し、「ターペー門」まで20バーツで言ってもらう。
ここがターペー門。 そして、ここの横にあるモントリホテル(MONTRI HOTEL)に泊まることに。禁煙室が760バーツ。喫煙室だともう100バーツほど安かった。 普通、逆だと思うのだが・・・。 |
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右上に少し見えるのがモントリホテル |
それと同時に、ホテルの目の前にあるトレッキングツアー店で明日からのツアー予約をする。2泊3日で1600バーツ。どうやらこれは標準的な値段のようだ。 更に、チェンマイからバンコクまでの航空券の予約も行う。 1800バーツ。これはタイ航空ではなくOne-Two-Goというところのものであるようだ。カオサン通りの信用出来なさそうなお店で1600バーツと言っていたので、このくらいの値段が妥当のようだ。
そして、町へ。
すぐ歩いたところの銀行で、念のためあと5000円分両替をしておく。これでプラス約1500バーツ。十分足りると思う。
そして、そのすぐ近くでバイクを貸しているのを発見。 バイクを借り、当初から予定していた、107号→1096号→108号の100kmコースを行ってみることに。 |
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それにしても、やはりバイクは快適だ。 | |
これには自由がある。 ・・・と思っていましたが、倦怠期なのか何なのか、すぐに面白くなくなった。 おかしいな。 もっと面白いかと思っていたのに。 | |
タイでよく見かける、大きな看板。 王室に関係のあるもののようだ。 |
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確かにタイの運転は荒いが、それでも、東京に毛の生えた程度であるのでさほど苦労はない。 むしろ高速で突っ込んでくる東京の環七・環八に比べればかわいいものだ。 107号への入り口に少し迷ったが、そこに入ってからは、予定通り進む。 |
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次第に、郊外へとなってゆく。 | |
快適。 | |
予想以上によい道。 | |
タンタンタンタンと、単気筒なのか何なのか、リズムに乗ったエンジンの音を鳴らしている。 | |
ずうっとこのような景色。 | |
そして、ふと山間に入ってみると、なにやらテーマパークみたいなものが。 遠くに象が見える。 |
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流れが凄い。 | |
象に乗れるテーマパークのようだ。 途中、このようにバンジージャンプやらモンキーショーやらウォーターフォールやらいろいろあったが、どれも200バーツから、といったところで、いまいち手を出す気になれない。 結局、途中の屋台でいろいろ食べるばかりで、あまり見ることもなくずっと進んだ。 |
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標高が高くなるにつれ、景色もよくなる。 | |
峠道に入って来るにつれ、景色もよくなってきた。 | |
峠を、小さなバイクで登ってゆく。 | |
峠だ。 | |
峠からの景色。 遠くの景色は素晴らしい。 ジャングルばかりだ。 どこか日本にもよく似ている。 |
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これが、乗ってきたバイク。 | |
向こうの方まで道が続いているのが見える。 | |
走ってきた道。 | |
途中の分岐点。 ここで地図を確認して、「今どこか?」と聞いてみたら、持参したタイの地図のうち、チェンマイのすぐそこの ちょこん とした回り道を指差され、「たったこれだけしか走ってないのか・・・」と思った。 ほんと、散歩程度だ。 |
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そこからは、少し小さな道になった。 | |
山道を走ってゆく。 | |
時々車が来る。 | |
快適な道を、下ってゆく。 | |
そして、ぐるりと回り、やがては108号線へ。 そして、チェンマイへ。
町へと戻った後は、明日からのトレッキングに備えて足りないものを探しに行った。帽子が80バーツ。長袖が150バーツ。どちらも、アーミー用品店らしきところで買った。私のガイドブックにアウトドアショップがたくさんあると書いてあった場所があったのだが、そこには沢山のアーミー用品店があった・・・。
そして、蚊避けスプレーを購入。220バーツとかなり高いが、蚊だけではなく虫も寄せ付けない強力なものであるとのこと。ジャングルに行くと言ったら、これがいいと言ってくれたのだ。 微妙に高いが、安全のため購入。
大体は準備が整った。
多少のおやつを緊急食として買い、後は明日に備えることにする。