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テオティワカン(Teotihuacan)

2008-12-29
トピック: メキシコ

メキシコシティからテオティワカン(Teotihuacan)へ

朝、起きてみるとやはり頭がぼおっとしている。 どうやら風邪および高山病にはかかっていないようだ。さすがに標高2000mちょっとで高山病になってしまうのは体が弱すぎるし、もっと高いペルーのクスコやチベットも断念しなくてはならなくなってしまう。 今回は、そのペルーの秘薬であるマカの錠剤をいくつか持ってきており、それを飲んでいたがために体力的にもったということもあるかもしれない。

(注:この時は体調に問題はないと思っていましたが、後で思い起こすと軽い高山病だったのかもしれない)

まあ、ともかく、用心するに越したことはないが、それでも、まだ頭がぼおっとしていることには変わりがない。 さて、どうしようか・・・ と思い、ガイドブックを眺めてみる。 今日の天気が一番の心配で、もし曇りならば先に国立人類博物館に行こうかとも考えた。

しかし、ふとかけていたテレビのテロップに、メキシコは晴れ、との表示が出た。 外はまだ薄暗く、天気はまだよくわからない。 それと、ふと気付くと国立人類博物館は月曜日休館なので、もう仕方なく今日はテオティワカン(Teotihuacan)に行くこととなった。

もう1泊延長しようかな・・・ と思ったが、何時に戻るかわからないし、早い時間に戻ってきたらタスコに移動してもいいな・・・ と思っていた。

そしてチェックアウトを済ませ、北ターミナルへと向かう。


やはり、夕べと比べ朝は危険な雰囲気がほとんどない。

いちおう背後には気を付け、ターミナルへは無事到着。

北ターミナルに入り、チケット売場を探す。

ガイドブックにはADOが出しているとあったのでADOチケット売場に行ってみたが、いわく、7番ゲートのところで買うという。うーむ・・・ と思って行ってみると、7番ゲートのところにはいくつもチケットブースがあってどれかわからない。 聞いてみると、向こうだ、向こうだ、と次々に回され、やがては7番じゃなくて8番だ、と言ってきた。

そして8番に行ってみると、ようやくチケット売場を発見した。約10分後の8時発で31ペソとのこと。安い。 往復と入場料を含めても100ペソちょっと(1000円前後)にしかならない。 現地ツアーを申し込んだ場合、日本語ガイドでUS65$、英語ガイドでUS30$のような値段とガイドブックに書いてあるので、この差額がガイド料金ということになる。 まあ、この値段なら英語ガイドのツアーにしても良かったかな・・・ と思ったが、ゆっくり回りたかったし、ガイドなしでも問題ないと判断した。

そしてバスは走り出す。

街中は、物売りの少年をたくさん見た・・・。

こんなに若くしてもう働いているとは、複雑な心境である。


ただ、この道はおそらくマシな方なのだろう。 十数年前に行ったことのある人の話では、車を止めると子供が回りを覆い尽くしたと言っていたから。


そしてバスは高速道路のようなところに入り、順調に走ってゆく。




そしてバスは約1時間走り、テオティワカン入り口で停車した。

降りる場所に多少不安があったが、運転手も、或いは、周囲の乗客も、私が目立つ旅行者だからか、ここだ、ここだ、と言ってきてくれた。 それに、前方を見ていると、遠くにピラミッドらしきものが見えるのでそれとはっきりわかる。

おそらく、途中で降りようとしても運転手に止められる雰囲気もあったので、そうそう間違えることはない場所だと思った。

テオティワカン(Teotihuacan)

そして入場口でチケットを買い、中に入る。

中は、想像以上に広い。

広いとは聞いていたし、大きいとも聞いていた。

写真で見ても広そうだと思っていましたが、来てみると、やはり大きかった。 この"大きさ"はやはり実際に来てみないと分かりづらい。

まだ9時なので人も少ない。 ツアー客もまだ来ていないようだ。 いい感じである。

ガイドブックを見ると、バス停が南北2つあるように書いてあるが、バスは南西にあるバス停に停車したようだ。 中に入るとまず正面にケツァルコアトルの神殿(Teplo de Quezalcoati)があったが、太陽の方角的に逆光となっているので、ここは帰りがけに見ることとし、まずは太陽のピラミッドおよび月のピラミッド方面に、死者の道を歩き出した。

それにしても広い。 北ターミナルで朝食を食べようと思っていましたが結局食べなかったのでぺこぺこである。 ゆっくり歩きながら、少しずつ月のピラミッドおよび太陽のピラミッドに近づいて行く。











太陽のピラミッドに近づいたとき、さてどうしようかと思ったが、まず地図にある La Gruta というレストランで食事をしようと思った。太陽のピラミッドの南を抜け、レストランに向かう。


それにしても、敷地が広いので、ちょっと移動するだけでくたくたである。 疲れているから食事したいのに、食事をするために更にくたくたになってしまう。(苦笑)

そして太陽のピラミッドの南を抜け、駐車場の方に出ようとすると、そこにシティオ博物館があることに気が付いた。 ここに来なかったらきっと気付かずに入らなかっただろうな・・・ という場所だ。 食事後に立ち寄ることにする。

そして駐車場に一旦出て、レストランの方に向かう。

レストランはどこだ・・・ と思ったが、ふと見つけた看板に500mという表示が。

おいおい。 更に500mも歩かせるのか・・・

と思ったが、実際はそれほどなく、せいぜい100mだった。


海外のこういう看板は、500mと書いてあったら実際には1kmというのがざらにあったため、今回もきっとそういうおちだろうと思っていたのだが、逆に短いなどというのはとても珍しい。

そして近づいてみると、なにやら洞窟の中に席があるのが見える・・・。



もちろん外にも席があるが、洞窟の中のレストランはちょっと新鮮だ。

もしかして、ひんやりとしていて気持ちが良いのだろうか?

入り口まで来たが、どうやら門が十分に開いていない・・・。 そこにいるスタッフに聞いてみると、11時に開くという。 うーむ。まだ1時間以上もある。

仕方がないので戻ことにする。その途中、ふと見ると駐車場に入る手前にある屋台で誰かが何かを食べている姿が見える。

ここで食べるか・・・ と腹を決め、何があるのか聞いてみる。 すると、焼き肉のようなものもできるらしい。カルネ・アサダ・アラ・ケンピケーナとガイドブックにはある。

それを頼み、あまり期待せずに待っていると、案外きちんとした食事が出来てきた。 お皿やスプーンの衛生は少し心配だが、食事の盛りつけから見ても、案外ちゃんとしている屋台のように感じられた。

そしてそれを食べ、ようやく少し体力を回復させる。 そして再度中に入る。

まず、先ほど見つけたシティオ博物館に行ってみる。

この中では遺跡の歴史や、遺跡のミニチュアが飾られたりしていた。

ミニチュアがある。



外が明るすぎて写真がうまく写らないほどだ。





死者のコーナーは不気味ですが、生死感と文化とは密接に関係しているので重要だ。 そして各種の彫像を見て、外に出る。

ようやく、太陽のピラミッドだ。 ここに登ることにする。 高さ65mでこの遺跡最大。 この中には、覆い被さるようにもう1つピラミッドが眠っているらしい。







太陽のピラミッドからは、月のピラミッドをとてもよく眺めることができる。 いい景色だ。

月のピラミッドだけでなく、ケツァルコアトルの神殿の方角も遙か遠くまで眺めることができる。

今まで通ってきた道もずっと見える。



そして、太陽のピラミッドでゆっくりした後、月のピラミッドへと向かう。 狙い通り、時間を十分にかけたおかげで太陽の日が昇ってきた。 これで、月のピラミッドから太陽のピラミッドを見たときに影だけでなく多少は光がかかっている面を月のピラミッドから眺めることができる。



月のピラミッドに行く途中、死者の道の横にジャガーの絵が壁に描かれていた。



そして、月のピラミッドに登る時刻をなるべく遅らせるため、まず最初に月の広場横にあるケツァルパパロトルの宮殿に行ってみることにした。

と、いうのも、今はこちら側から見たときに太陽のピラミッドが太陽の影になっており、もう少し待った方が良いと思ったからだ。


ケツァルパパロトルの宮殿は、壁にケツァルパパロトルが掘られており、その目や飾りに黒い石(ヒスイ????黒曜石?)が使われている。後で気付いたが、どうやら私はジャガーの宮殿へ行き損ねたらしい。残念。




そこを出て、いよいよ月のピラミッドに登る。

ガイドブックにはここが一番景色の良いところと書いてあったが、どうやら、現在は中段までしか登ることができず、最上位から見ることができないようだ。

登ることができない階段。


登坂禁止になっている。

月のピラミッドから太陽のピラミッドを見る。


上から見れないにせよ、これでも十分よい景色である。


ここでゆっくりした後、少しずつ戻り始める。

ゆっくりしている間、明日からの予定を考えていた。 既に12時は過ぎていて、当初考えていたタスコ行きは慌ただしいような気がしてきた。ガイドブックには3時間と書いてあったが、今までの移動において予定時間を遅れることがほとんどである。となると、タスコ滞在も慌ただしいものになるであろうし、ガイドブックを見ると、国立人類学博物館だけでなくその他にも見所はあるようなので、明日は国立人類学博物館を見て、明後日はその他、町中を少しぶらついていくつかポイントを巡るようにしようと思った。 明後日の夜は大晦日なので、こちらではニューイヤーのカウントダウンも行われるであろうから、それに参加してから帰るようにしたい。

31日の昼間に仮眠を取って、31日の夕方からずっと起きていてカウントダウンに参加し、3時ごろに空港に移動し、早朝便に乗って帰国する予定だ。

そのためにも、少なくとも明日と明後日のホテルは同じところとしたくて、更には、ちょっと良いところにしたいと思った。 問題は今日のホテルをどうするかだが・・・。 とりあえず、明日と明後日のホテルを予約することを最優先で考え、特に決まらなければ昨日と同じホテルに再度泊まろうと思う。

そんなこんな考えつつ、少しずつ元来た道を戻る。

それにしても広い。 帰るにも一苦労だ。

道端にはお土産屋が多くある。

中にはしつこい人もいて、かなり高い値段を執拗に言ってくる人もいた。


おみやげ物屋の5倍近い値段で売りつけようとする人は押し売りに近かったがついにあきらめたようだ。 あたかも親切を装って同じくらいの高値で売ろうとする人もいた。

まあ、それであっても、アジアの悪質な詐欺師より落ち着いていて紳士的なので悪い印象は残らなかった。


そして、朝見なかったケツァルコアトルの神殿に行く。 思惑通り、今の時間であれば光がこちらに当たっている。 いい感じだ。







アステカの神々は太陽と月を作ったが、作った瞬間、二人の神が死んでしまい、太陽と月が止まったままだった。そしてそれを動かすために神或いは人間の生け贄がいる・・・。 というのがここの信仰のようだ。 二人の神が太陽と月を作るために使った場所が太陽のピラミッド、月のピラミッドだったのだとか。

そして、長かったテオティワカン滞在もこれで終わり。 メキシコシティに帰ることにする。

乗ったところと同じところまで出る。 駐車場を越え、チケット売場を越える。 そして、どこで待とうかと思ったが、案内所のおばさんに"赤い看板のところだ"と教えてもらい、そこで待つ。

案外来るのが早く、5分も待たないうちにバスが来た。乗り込み、行きと同じ31ペソを払う。 フロントパネルにはメキシコシティ・セントロと表示があったので北ターミナルではなくセントロ或いはソカロ付近に向かうのかな・・・ と思い乗っていたら、1時間後、行きで乗車した北ターミナルに到着した。 ふむ。 そういうものか。 或いは、その後また行くのか何なのか。 客はみな降りようとして、運転手も終点ぽい挙動をしていたので私も降りた。 セントロの土地勘もないのでここで降りたほうが安全だ。

メキシコシティ・センチュリー ソナロッサ ホテル 宿泊

無事北ターミナルに戻ってきたので、ここでホテル予約カウンターがないか見渡してみる。 中級以上のホテルは直接行くよりもホテルカウンターで予約した方がお得であるし、いくつものホテルを見比べることができるからだ。

そしていくつか探してもらい、日本のガイドブックには書いていないホテルや、NHメキシコシティ、ホテル・センチュリー、などなど500~1400ペソ前後でいくつか探してもらった。 私はもともと明日と明後日の2泊のつもりだったが、いろいろ探してもらううちに、もういいやと思って3泊頼むことにした。 それも、5つ星のNHメキシコシティが1400弱だったのでそこにした。まあ、最後の3泊くらいいいだろう・・・。 と思って電話してもらうと、満室だと言う。 ううむ。 それではということで、その前にある同じく5つ星のホテル・センチュリーが850ペソほどだったのでそこにしてもらう。ガイドブックによると、部屋は広くない設備は新しく、規模は大きくないけれども5つ星ということだった。 税金付でこの値段ということなので、多少の割引もしてあるようだ。 更には、上の方の部屋をリクエストしたところ、19階が空いているが、詳しくはカウンターで再度言って欲しいとのこと。 景色も良さそうなので満足だ。

探そうと思えば200~300ペソの部屋がいくらでも探せるここメキシコシティだが、やはり立地や設備、サービスを考えると値段を出す価値はあるように思う。それに、長期滞在するわけでもないのだから、短期滞在で少し値段が違っても大差ない。 出国日の前日は多少いいホテルで安心して過ごしたいということもある。

そして、前払いで決済し、その後、タクシーのチケットを購入してからホテルへと向かう。

タクシーは危険だというが、ターミナルでチケットを購入して乗るものまで怖がっていたら何も出来ない。 それに、チケットを買った後に近くにいた係員に聞いてみたら、乗り場まで案内してくれた上に、乗ったタクシーの番号をチケットの半券に書き写してくれた。 何かあった際はこの番号を言うことにより取り締まる、ということのようだ。 なるほど。 ここまでしてくれてチップが10ペソ。 そしてタクシーはホテルへと向かう。

混雑した車道を抜け、ホテルにやがてたどり着く。 予想はしていたが、それほど新しい訳ではなさそうだ。でも、しっかりとした作りだということはわかる。 チェックインし、ようやく部屋でくつろぐ。 シャワーを浴び、疲れを取る。 今日は本当にふらふらだ。 やはり高地で歩き回ったせいだろうか。

ベッドは清潔。


年代を感じるものの、部屋は大理石風で豪華である。

窓から見える景色。


やはり高層ホテルは良い。


そして、まだまともに昼食を食べていないので、すぐ近くにあるフォンダ・エルレフヒオというレストランに行く。 ステーキを頼んだつもりが違うものが出てきたが・・・ まあ、いいか・・・。 ここでもコロナ・ビールを楽しむ。



そして少しだけ周囲を散歩する。


新年のカウントダウン・ライブらしきステージを用意しているものも見えた。 これを見てから帰国だ。 なかなか楽しみだ。


そんな中、あたりが急に暗くなってきた。
さっきまで十分明るかったのに・・・。

暗くなると危ないので、ホテルに戻ることにする。

ホテルからの眺め。

高層階からの夜の景色は良いものだ。


そして、いよいよ明日は国立人類学博物館である。


エルタヒン(El Tajin)、ボラドーレス(Voladores)(同テーマ&時系列の前記事)
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トピック: メキシコ