チャプルテペック公園/城/動物園

2008-12-30 記載
トピックメキシコ

朝、6時半に目が覚めるが、体調がことのほか悪い。夕べとほとんど変わっていない感じだ。 いつもは一晩寝ればある程度は回復するのですが、今日は回復していない。 鏡を見て自分の顔をのぞき込むと、目が充血していて、肌の張りも悪い。 頭がぼおっとしていて、喉も痛い。

ひとまず7時半まで更に寝た後、身支度を少しした後に朝食を食べに行く。ビュッフェ形式で70ペソ。ガイドブックには朝食込と書いてあったが私のプランには朝食は含まれていないので別途出す必要がある。 内容はというと、まあ、いたって普通。 あまり食欲がないのでパンとハムを少し食べ、ジュースや牛乳を飲んで早々に部屋に戻る。

そして、国立人類学博物館に出かけようとしたが、朝食を食べたのにも関わらず未だ頭がぼおっとし、喉も痛い。 思考力が下がっていて、"ホテルから出る"という指令を足に出さないため、ぼおっと部屋のベッドに腰掛けている私。 これは重傷だと思い、急遽、もう少し眠ることにしました。 海外に来て何もせずに部屋に寝ているなんてこれが初めてだ。 とはいえ、今回の旅行の目的はほとんど果たせているので、今日ここで倒れても全く問題ない。

動かない頭で、国立人類学博物館は明日行けばよいと思い、そのままベッドで眠りにつく。

そして約3時間後、12時近くになったら一度目が覚めた。頭のぼおっとした感じは少し収まっており、喉の調子も少しだけ良くなった。目の充血も少しだけ収まっている。 咳は少し出るものの、これならぎりぎり動けるかな・・・と思い、外に出かけることにする。

国立人類学博物館は明日行くこととし、今日はその近くにあるチャプルテペック城や動物園に行くことにする。

ホテルを出て、道をチャプルテペック公園方面に歩き出す。頭が働いていないのでメトロやタクシーを使うという頭も働かない。地図で見た感じ、ホテルから近いだろうと思った印象に従い、道を歩いて行く。





そして、途中でふと見つけたレストランで食事を取る。 食事を取って休んでいると、ようやく休まってきた。 なんとかなりそうだ。


そして再度、歩き出す。


そしてチャプルテペック公園に入る。

ふと見ると、セグウェイに乗った警官が!


ポーズまで取ってくれた。(笑)


その入り口には、英雄少年記念塔がある。これは、1847年に終結したアメリカとの国境紛争においてメキシコシティで最後まで抵抗して戦った16~17歳の士官候補生を称えるもののようだ。彼らは今日「英雄的な少年たち」と呼ばれているようだ。


そしてその横を抜け、チャプルテペック城に向かう。


途中、荷物置場のロッカーが設置されてあり、そこにバッグは置いてゆく必要があるようだ。 ロッカー料は10ペソ。5ペソを2枚入れるタイプだ。 私は10ペソの両替を係員に頼んだついでにロッカーの鍵かけまでしてもらったが、最初失敗して、5ペソ戻ってこなくなった。係員はポケットから5ペソ取り出してそれを入れることにより鍵はかかったが、なんとまあ、そういうこともあるのだなと思った。よくあることなのだろうか。

そんなこんなで荷物を置いて身軽な体となり、チャプルテペック城に登って行く。




中は国立歴史博物館として公開されていて、遺跡や著名人の美術品および絵画が数多く飾られていた。

絵画は、たとえばメキシコ独立の戦いであったり、革命時の描画がされていた。 ただ、説明文がほとんどスペイン語で、英語の説明が書かれていなかったのでほとんど理解は進まない。

ここは旧大統領邸だったようで、メキシコ革命勃発時にディアス大統領が公邸として使用していたとのこと。























そしてチャプルテペック城を出る。

公園まで戻ってきたが、それにしてもくたくただ。


さすがに病んでいる体にはきつい。


その後、動物園にだけ行ってから帰ろうと思い、同じ公園内にある動物園に向かう。





今日、ここはどうやら無料開放しているようで、入場料30ペソを払うことなく中に入ることができた。 このように離れた土地の動物園はその国の特色が出て面白い。

特に、プーマやレオパルド(?)等のチータ(?)系が目を引いた。 動物が生き生きとしていて格好良い。















そしてぐるぐる回っていると、閉館30分前ということで係員が通路を閉鎖し始めた。 ううむ。 なかなか気が早いな。 仕方がないが、ほとんど見られたのでよしとする。 アナコンダは見られなかったが・・・。

そして、人混みの中を出口まで移動し、メトロでホテル最寄りの駅まで移動します。

メトロはスリの被害が多発しているとのことだったので気を付けていたのだが、幸いか、何事も起こらなかった。

友人は、大勢が両側から わわわわわーーー と押し掛けてきて、ドーンとぶつかった後に再度わわわわわーー と離れていき、その際に、前後ろ横の4つのポケットに分散して入れておいた小銭を全て取られたと言っていた。 だから、もしかしてそういうことがあるかな・・・ と思ったが、何事もなかった。

年末だからか時間帯のせいか、車両内がそれなりに混んでいたのでそのような派手な手段を取る余裕もなかったのかもしれない。後は、壁を後ろにしてスリを未然に防止していたのが良かったのかもしれない。

ホームへと繋がる通路も、車両内も、そこにいる人も、ちょっと暗くてどんよりした雰囲気なので、きっと低所得層の利用が多いのだな・・・ という気もした。 いい服着た人もいたが、外で見るより、遙かに貧困者の割合が多かった。

たった十数分移動するだけなのに、神経は随分と疲れてしまった。 1回乗り換え、ホテル最寄りの駅に到着。

そして、ホテル・センチュリーまで徒歩で移動。

ようやくホテルに戻ってきて、落ち着くことができた。 これが5つ星ホテルだからいいものを、安宿であるならば帰ってきてからもどんよりした気分で過ごさなくてはならず、旅行気分も飛んでしまう。 やはりホテルは重要だ。 この年になったら安宿は次第に受け付けなくなってきてしまった。 田舎では仕方がないが、都会ではいいホテルに泊まりたい。 よくある"安宿に泊まって現地の人と交流を"とか言うのも、安宿に泊まっているような低階級の人には興味がないし。どうせコミュニケーションするなら上流階級だが、それには自分もいいホテルに泊まっていい服着ないと。 今回は5つ星とは言え少し古いホテルに滞在しているが、できればマリオットやフォーシーズンズ或いはシェラトンに泊まれるくらいの経済力をゆくゆくは付けていきたいものだと思う。

ホテルに帰ってみて、部屋で自分の額に手を当ててみるとぽっと暖かい。 やばい・・・。 まだ夕食を食べていないが、9時頃まで3時間ほど一休みすることにする。

そして、ふと目が覚めた2時間半後。 急に目が冴えた。 額はまだ少しだけ熱っぽいが、それでもかなり熱は引いたようだ。 ふう。よかった。 少しだけ元気が出てきたので、ホテルのレストランに夕食を食べに行く。 しかし、そこはビュッフェが開いており、注文が出来るか聞いてみたが、Noという。ステーキを指さしたからだろうか・・・。

まあ、それならそれと、先日行ったお店に再度行ってみることにする。 先日はビーフシチューが出てきたが、今度こそはステーキを食べたい。

ということで、フォンダ・エルレフヒオ(Fonda el Refuglo)に行く。今日は今まで飲んだことのないソル(Sol)というビールを頼む。しかし、どうやらコロナの方が口に合っているらしい。今回はメニューからではなく、ガイドブックの写真を見せて注文したのでステーキが来る筈・・・ と思ったら、先日と同じビーフシチューが出てきた。(苦笑) やられた。 今日は先日と違ってトルティーヤではなくご飯を頼んだところ、チャーハンのようなものが出てきた。ふむ。 これで全て合わせて220ペソ+15%チップで253ペソ(クレジットカード払い)。約2000円か。

そして店を出た後セブンイレブンに寄り、100%リンゴジュースを何本か買う。風邪の時にはリンゴジュースと決めているのだ。


そしてホテルに戻る。 今日は大変な日だった・・・。 明日も大変になりそうだ。

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