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バナラシ

2010-12-26
トピック: インド観光

12月26日

早朝、バラナシのジャンクション駅に辿り着いた。詳しい案内がなかったがGPSで位置を知ることが出来たので安心して待つことが出来た。到着10分ほど前に車掌が知らせてくれたのだがその時まで寝ていたら間に合っていたか微妙だった筈なのでよかった。とは言っても到着時間を1時間ほど遅れていたのでいつでも降りれる準備を整えているべきではあるのだが。



ホームは汚いには汚いのだが、コルカタと違って人が少なくすっきりしたホームだった。と、そんな時、すぐに客引きが現れた。最初は無視していようと思ったがガンガー(川沿い)までオートリクシャーで50ルピーとのことで、確認すると、合計50ルピーで2人であっても個別50ルピーではない、とのことだったので同じ部屋だった彼と一緒にガンガーまで一緒に行くことにする。


運転は、コルカタより強引な気がした。道には牛が自由に歩いており、人間に対してはクラクションを鳴らすが牛に対してはクラクションを鳴らさないようだ。なんとなく川の方に向かっていることはわかったが具体的にどこにいるのか不明だったので度々GPSで確認する。運転手が色々質問をしてくるが、ホテルはどこかと聞いてきたので「まだ決まっていない」ととりあえず答えた。答えたら面倒なことになりそうなので。雑談をしつつ、やがて「彼女はいるか?」「インド人の彼女はいるか? 俺は4人の彼女がいる。3時間ごと1人の相手をするんだ」と言い出してから話が変な方向に向かい始めた。やがて「どうだ? 一人いらないか?」と言い出した。 おいおい、いきなり売春婦の斡旋かよ? 「インド人の彼女はいらない」というと「とてもスレンダーで可愛いぞ。どうして拒否するんだ?」と言ってきたが、こちらが乗ってこないのでそれ以上話をやめた。 そんなこんなでもう少しで川だと思った瞬間、いきなり路地に入った。 おいおい、実力行使か? 勘弁してくれ・・・ と思っていたら、何やら裏路地にあるホテル前で止まった。 名前はどこかで聞いたことあるな・・・ ということは、単なるホテル紹介だったのかな? それとも実は売春宿とか? 中に入らなかったので分からなかったが、たしか300台のルピーを提示された気がする。 元々興味ないので大通りまでとりあえず出ることに。そしてGPSで場所を確認し、私はガンガーを北上、彼はどうやらすぐ近くに目当てのゲストハウスがあるようなのでそこで分かれる。

ガンガーまでの道はGPSを見つつスムーズに行くことができた。今回、GPSが予想以上に役立っている。



ガンガー沿いをずっと北上するが、予想通りボートの客引きが多くいた。昨夜に同室だったインド人が言うには向こう岸まで往復50ルピーとのことで、たまに50ルピーと言ってくる人もいれば300ルピーと言ってきた人もいた。50ルピーでも、向こう岸まで行ったら「帰りにはもう50ルピーが必要」と言う可能性が高いのであるが(そういう旅行記は多く見た)。

そして中心地区まで歩き、更に北上。火葬場を見たりしてから再度引き返してきた。


夕方になり、向こう岸までは行かないが南北往復するボートが40ルピーとのことなので乗ってみた。最初は50ルピーと言われたが詳しく聞くと、南まで行って10ルピー、帰ってきて10ルピー、北に行くと10ルピー、戻ってくるのに10ルピー、合計40ルピーとのことなので乗った。もちろんそれ以上要求されたが、もう慣れっこみたいなものである。行動が予想通り過ぎるし、態度が自然すぎてまったく気にならない。インド人らしき人も同じように要求されていたので、片道10ルピーくらいがおそらく適正なのだろう。

夜は何かのセレモニーがやっていて見学した。



12月27日

朝、5時に起きて支度をし、日の出とそこで祈る人たちを見に行った。


そこで何かよくわからない装飾品のようなものを買った。最初全部で1000ルピーと言ってきたが、「必要ない。いらない。1つだけなら1USドル(約42ルピー)で買う」と言っていたら24個全部セットが100ルピー(約190円)まで下がった。どうやら小分けでは売りたくないようだ。その人が言うには、売店によっては2000ルピーで売るとのこと。学生の私を助けてくれというが本当かわからないので相手にしなかったが、100ルピー(約190円)なら確かにそのくらいの価値かもしれないと思って買ってあげた。改めてよく見てみると、それなりによく出来ている気もする。


ネタが多すぎて書ききれないくらいなのであるが、定番の客引きがとても多い。

片っ端から断るのだが、しっかりと断るとある一定以上は追いかけて来ないのでコルカタのニューマーケットにいたような、断っても断っても付いてくるようなのはいない。マーケット地区の学生バイトが布と紅茶を売ろうとずっと追いかけてきたが、それにしてもコルカタのニューマーケットのようにうざったくはない。今のところの話であるが、インドは、聞いていたよりずっと旅行しやすい。むしろ昔行ったエジプトの方が「目が血走った」タクシー運転手とか下品な客引きとかがいて面倒だった。


火葬場を見ていると、周囲の説明を勝手に始めるおじいさん(というかヨボヨボの骸骨寸前の乞食、と言った方が正しい)が横に張り付き、「分かってる。知ってる」と適当にあしらっていると「もうすぐ死ぬ老人のところに案内しようか」と聞いてきた。これはガイドブックで見た、寄付の詐欺(?)か? と思ったら案の定その通りで、「薪を買うのにはお金がかかる木によって値段が違うが、どれそれの木は1kg600ルピーだ。寄付してくれ」と言い出した。「もうすぐ死ぬ老人」を見学するような悪趣味はないので断り、薪の寄付も断った。


向こう岸までのボートは往復100ルピーくらいまでなら簡単に下がる感じだった。電車で教えてくれたインド人が言うには1時間50ルピーとのことだが、ガイドブックによると80~100ルピーとのことなので外国人価格としてはそんなものなのだろう。乗る気はあまりないのであるが気分次第では乗ってみたいと思う。



12月28日

今日は、少し離れたところの旅行代理店前から郊外のモスク等の見学に行く。特に値切りはしなかったが6時間オートリクシャを貸し切って500ルピー(約950円)。いちいち値段交渉する手間もないし見学中もずっと待っていてくれるし、見学場所にオートリクシャがいるとは限らないし、場所近くまで順番に行ってくれるので説明する必要がないので貸し切ることにした。概算だとそれぞれをうまく交渉した合計と同じくらいだが固定料金ということと旅行代理店経由なので下手なことはしないだろうということで安心料も含まれていると考える。日本の感覚で値段だけを見たら6時間の乗り物と運転手で1000円以下なのだから激安には違いないがインド的にはこのくらいが普通なのだろう。

最初はドゥルガー寺院(Durga Mandir)

次はサンカト・モーチャン寺院(Tuisi Manas Mandir)

次はバラーナス・ヒンドゥー大学内にあるヴィシュワナート寺院(Vishwanath Temple)。たしか駐車料金が別途10ルピー。

そして橋を渡り、ラームナガル城(Ramnagar Fort, 城塞博物館)に行った。

次は、少し郊外のサールナート(Sarnath)に行く。ここは仏陀が始めて説法したところとのこと。

まずチベット僧院を見て、次はムールガンダクティー寺院(Mulgandha Kuti Vlhar)に行く。

このムールガンダクティー寺院の駐車場に止まった時、胡散臭いガイドが話しかけてきて中を案内するという。料金は「自由に決めてくれ」と最初言ったのにも関わらずすぐに「1時間200ルピー」と言い出したので「いらない。ガイドブックがある」と断ったらすぐに100ルピーに下がった。本当にガイドをしてくれるのであればそれでもよいので了解したが、これがいい加減なガイドで、外から「あれは○○だ。誰それが何年に建てた」という、ガイドブックの最初に書かれてあるようなことしか言わない。多少はガイドブックに書かれていないことを言っていたが、量および質的にガイドとは到底言えないレベルのもの。内部の壁画について解説してもらいたかったのだが、ガイドは外で待っているだけ。役立たずのガイドだったので最後に100ルピーではなく50ルピーを渡した。きょとんとしていたので、私は次のように説明をした。「貴方のガイドは私の期待に答えられなかった。Your guide was not meet my expectation. 貴方は内部の説明をしなかった。You din't explain inside.」すると、「OK」と納得した。インド人はしっかり説明すると分かってくれる気がする。



帰ってきて、夜は昨夜と同様にプージャを見学。




12月29日

電車の出発時刻までまだ時間があるので、まだ乗っていないボートに乗ろうと思った。まずはインド人料金の50ルピーで交渉したが、私が一人なので向こうが可愛そうな顔をしたので100ルピーで行ってもらうことにした。とは言っても、出発間際に漕ぎ手が交代したので胡散臭い感じである。この胡散臭さもインドでは普通なので全く気にならないところが不思議だ。

少し漕ぎ出したところで鳩の餌を他のボートが売りに来た。値段を聞くと50ルピー(1つか2つかはわからないが)と言ってきて2つ私の目の前にぽんと置いたので、私は「ひとつ5ルピー、2つで10ルピー」と言ったら向こうはOKと言った。ふむ。やはり、相場が分からないときは5分の1くらいが相応なのだな。鳩に対して餌を投げると多く寄ってきた。



そして対岸に渡り、少し散策をする。

何やら漕ぎ手は随分と深刻な趣で自分の身の上話を始め、自分は携帯電話を日本人に買ってもらったがとても古くて写真がついてないので写真付の携帯電話を買ってくれと言い出した。こんなのに買ってあげた人がいるらしく、「とおる君」は1年間分の学費を出してくれて古い携帯電話をくれたという。そんなお人よしが実在するのか嘘なのか分からないが、癖になっているらしく、私にしつこくタカってくる。

勉強するためにノートと鉛筆を買ってくれというのなら分かるが携帯電話を買ってあげてもどうしようもないので最後まではぐらかした。「岸に着いたらボスが全部売り上げを取ってしまう。川の上でいくらかくれ」と言ってきたがはぐらかした。最初からタイマーを動かしておいたのだが1時間8分で少し1時間をオーバーしていたので最初のレートである1時間100ルピーに少し上乗せとチップをつけて150ルピーを渡そうとするが気に食わないらしい。こういうふてぶてしいところがインド人が嫌われる所以なのだが本人は気づいてないらしい。とは言っても、ここインドではこのふてぶてしさが実に自然にふてぶてしいので、「またか」と思うくらいで全く気にならないのであるが。予想通りの展開だからこそまったく気にならない。150ルピーでそのまま「ありがとう」と受け取っておけばお互い幸せなのに欲を出しすぎである。150ルピーで受け取ろうとしないので、100ルピーと10ルピー2枚、合計120ルピーにして渡そうとするが、向こうは「減ったぞ」と不満顔である。これで150ルピーを受け取るだろう・・・ と思ったが、案の定、不満そうに150ルピーを受け取った。同じようなインド人も前にいたのでおそらくこの方法は有効なのだろう。インド人対策パターンにこれを取り入れると良いかも知れない。


偶然2回うまく行った対策パターン:
1.元の料金に少しだけチップ上乗せで払おうとする
2.不満そうに「もっとくれ」とインド人が主張する
3.内容を説明する。元の料金に、これだけチップだ、と。
4.不満は収まらず「もっと必要だ」とインド人がしつこく要求する
5.頃合を見つつ3と4を繰り返す
6.もういいや、という表情をする
  (実際にちょっと疲れてきたくらいのタイミングがベストか?)
7.元々の料金はこれなのだから、チップなしで元の料金だけ受け取れ、
  と言いつつ元々の料金だけを渡そうとする。
8.インド人が仕方ない、それだけでよい、と1の料金(元の料金+チップ)を受け取る。

ボートの上で他のボートが近づいてきて商売を始めた。ネックレスを売りつけようとするが、どうやら値段はあってないようなものらしく、以下のパターンに従うらしい。

最初は安く言う。これは50ルピー(約100円)、と。そして、こちらが「これはどうだ?」と言ったものは値段を2倍程度に提示する。どうやらどちらも同じような値段で売っても利益は出るようだ。同じようなネックレスが50ルピーと100ルピーとで言ってきたので、私は混在を無視して2つで100ルピーと言ったら、向こうが「これが50ルピー、こっちが100ルピーだから150ルピーだ」と言ってきたので「ディスカウントしろ」と対応する。それでも折れそうだったが、どうやら更に付け加えて利幅を増やしたいらしく6色セットで350ルピーとか他の種類のものが200ルピーとか言ってきたが、だんだん面倒になってきて、別のものを織り交ぜて6個セットで500ルピー(約950円)で買った。交渉のやり方次第でもうちょっと安くできた感じなのでちょっと失敗だったが、まあ、よいとする。相手の表情を見る限りそれほど利益は出ていないようなのでそこそこの値段だったのだろう。たぶん、最初の1個が利益ほとんど出ない料金で、セレクトした品物の上乗せ分が利益になるのだろう。


ボートを降りた後、日本食レストランで昼食を食べ、川沿いを散策する。

そして時間が来たのでホテルに戻り、駅に向かうことにした。

列車は既に止まっており、中に乗り込むとどうやら部屋には私一人のようだ。

布のシートで、いい部屋のように感じる。


夕べから喉の調子が悪く、頭も少しぼおっとしており少し熱っぽいのでこのように落ち着ける部屋は本当に助かる。鏡を見ると目も充血していたが、体をウェットティッシュで拭いて着替えをしたら気分が落ち着いてきた。 どうやら何とかなりそうだ。

そんな時、夕食は何にするか聞かれたが、どうやら私のために何か作ってくれるようだ。さすがは一等車である。インド人向け料理は100ルピーとのことだが、私の希望通りにチキンとライス、そしてオレンジジュースで200ルピーとのことだった。辛くないようにも頼んだ。



食事を済ませると、3人くらいの先ほどのインド人が部屋に入ってきた。何用かと思ったら、どうやらホテルの紹介らしい。「HOTEL ISABEL PALACE」という新しくできたホテルでガイドブックには載っていないということで400ルピーだそうだ。判断できなかったのでスマートフォンを使ってGoogle検索してみたが確かに出てこない。とりあえずそこでOKということにしてその日は寝ることにした。






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