ジャイナ教の聖地:シュラヴァナベルゴラ(Shravanabelagola)

2013-10-28 記載
トピックインド観光

週末、バンガロールからHassan周辺のBelur,Halebidへ行ったのだが、その途中にあるジャイナ教の聖地シュラヴァナベルゴラ(Shravanabelagola)に立ち寄った。




四角い池の南北にそれぞれ岩山があるのだが、南の方が大きく、その上にはゴマテーシュワラ(Gomateshvara)の像がある。ジャイナ教徒の無所有の信仰を表現したものらしく、その像は裸。男性のあそこまで見えているし、立ったまま何年も瞑想をしたらツタが絡んだとのことでその模様まであった。

この岩山は150mほどあるのだが、寺院なので裸足あるいは靴下で登らないとならない。インド人は素足で登るし、外国人も割と素足で登っていたが、昼間に岩が焼けると厳しかったかもしれない。



まだ早朝だったので参拝者/観光客も少なく、岩も焼けていなかったのでさほど辛くはなかった。




手元にあるロンリープラネットのSHORT ESCAPES from Bengaluruの写真を見ると、この像の周囲には何もないような写真になっているが、今回行ってみたら像の周辺は遺跡のようなもので囲まれていたので、周囲の遺跡は最近作ったものなのかもしれない。



なかなか眺めが良かった。

像も立派だったが、ちょっと好みに合わないかな・・・。

ここは、南インドにしては客引きが激しく、お土産物を買うように言ってくる人がそれなりにいた。ちょっとお土産物屋を覗いてみたが、値段が高めなので買わなかった。

眺めも良かったし、像は好みに合わないとしてもそれ自体はまあまあだったのだが、そんな”何も所有しない”というジャイナ教の聖地において物欲の塊のようなお土産物屋に付きまとわれるというギャップも面白いものだった。

熱心なジャイナ教徒は服を着ないということだが、そういう人は1人も見なかった。インド人口の0.4%がジャイナ教徒ということなのでこの日いなかったとしても仕方が無いのかもしれないが、ここは聖地の筈だしな・・・。 ちょっと調べてみると、ジャイナ教徒はお金持ちが多いらしい。 何も所有しないという教えなのに金持ちなんだ・・・。 インドって凄い国だな。 インド観光局の宣伝文句「インクレディブル・インディア」(意訳:ものすごいよ、インド!)の言葉そのまんまですね。







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