(前の記事)Chittorgarh

モルディブ(3回目) マーフシ島(Maafushi)

2014-10-24 記載
トピックモルディブ

最初はリゾートのバンドスアイランド、次はサンアイランドに行ったので、今回は現地の人が多く住むマーフシ島(Maafushi)に行ってみることにしました。

リゾートホテルではなく島にあるホテルを予約。それでも約1万円はするホテルなのでさほど安いわけではない。3000円くらいのゲストハウスもあるようだが、そこまでケチるのは本位ではないのでSun Tan Beach Hotelというところを選んだ。ビーチ沿いにあってダイビングセンターにも近く、港にも近いのでマーフシの中の立地として言うことなし。

高速ボートを予約することもできるが、往復US300$もするし、せっかくローカルの島を選んだのに高速ボートで行くのも違う感じがするのでローカルの移動手段で行くことにする。

まず空港に降り立ち、リゾートホテルであればそこにあるカウンターに言えば高速ボートあるいは飛行機まで案内・・・ となるのだが、私はとりあえずATMで少し現地通貨をおろしてからマーレにボートで渡る。15分ほど乗ってUS2$あるいは現地通貨20ルフィア(約140円)。現地の移動手段になった瞬間、桁が1つくらい違うのがウケる。

時間がまだあったので博物館で時間をつぶし、タクシーで10分ほど乗ってフェリー港到着。(博物館からマーフシ行きフェリー港まで30ルフィア。約210円)

そこからマーフシまで90分の筈だったが2時間かかる。これが22ルフィア(約150円)。さほどいい船ではないが、ひとまず十分。合計で、空港から片道500円ほどでマーフシに来られる。安すぎ。

ただしリゾートホテルであれば乗り換え不要だし案内もつくので快適だが自分で移動しないといけないし船がリゾート気分ではない。そこはデメリットだが3回目だとさほど気にならない。

ホテルに到着したら、まだ新しいので綺麗だった。十分だ。



そしてダイビング。

1本目が半年振りのダイブだったが、私はオープンダイバーで18mまでしか潜れないのにいきなり30mくらいのポイントにダイブさせられて、しかも流れが強くて一生懸命フィンを動かしていたら疲れて呼吸が深くなり、(おそらく)過呼吸のミスをおかしてしまって過呼吸から回復しなくなってしまって意識がもうろうとしてきてしまったのでヤバイと思い、一旦ダイブを停止して陸上に戻る。潜り始めてからこの間、6分。 こういうところで無理をする人が事故を起こすのかなと思った。

やはり、深い海に潜るための知識が足りていないので機会があったらアドバンスコースの講習を受けたい。

それにしても、海外は18mリミットがあまり関係ないとは聞いていたが、リゾートホテルではかなり気にしていたような気がしたのに、やはりそこはショップの方針によるのだろうか。リゾートホテルでは1本目が必ずチェックダイブでハウスリーフでのダイブになったが、ここではいきなり30m潜ることになったので。

私のほかにももう1人、上に戻っていたが、私が戻ったから一緒に戻ったのか、或いは同じように調子が悪くなったのかは不明。

一旦ボートに戻って、元々の終了ポイントまでボートで移動してから再開。

今度は18mくらいまでだったが、それでも最初あまり気分はすっきりしない。時間が経つにつれて次第に慣れてきて、最後はそこそこ大丈夫になったが、やはりダイビングは怖いものだ。

前に沖縄で1年ぶりに潜った時も同じように意識がもうろうとしたけれども、その時は過呼吸というよりは無理に呼吸をゆっくりにしすぎたので酸素が足りなかった症状だったように思う。過呼吸でもだめだし呼吸が遅すぎても駄目。ダイビングは難しいな。 楽しいイメージが先行して危険性の面をあまり聞かないのは商業的には仕方がないと思うけれども、私は海育ちなのでダイバー死亡のニュースなんて聞きなれており、危険なのはわかっているつもりだったが、やはり危険だと思う。

潜ってみるとそれ以上に面白い面もあるし、スキル向上でカバーできることなので段階的にうまくなってゆくのが楽しくて続けているが、無理は禁物だ。 海育ちで浅いところでの巣潜りはよくしていたので泳ぎは大丈夫だが、体力が落ちてきているのでフィン運動ですぐに疲れやすくなっているし、呼吸法などのスキルはまだうまいとは言えないので注意が必要だ。

午前中に2本潜って、最後にちょっとだけ勘が戻ってきた。午後に潜った3本目では中性浮力の勘が少しづつ戻ってきて、息だけでふわふわと浮く感覚を思い出した。3本目にしてようやく、という感じだ。 息がゆっくりできるようになると、頭痛もおさまるし、頭のぼおっとする感覚も少なくなって意識が水中でもはっきりしてくる。 これなら明日も大丈夫そうだ。

3本目に行く途中、イルカの群れと遭遇。写真にはあまり収められなかったが、軽く見積もっても50匹はいる。ボートの周辺にも寄ってきたりジャンプしたりしたので、思わぬ事態にとても楽しめた。



追記:
翌日はマンタがプランクトンを食べに来るマンタ・ポイントへ。
見事、大きなマンタを最大同時4匹くらい見ることができました。
他の人が言うには、7匹くらいいたとのこと。

海底に足をつけて岩の方向を30分くらいじっとして見続けるのだが、岩に海流が当たって砂の中のプランクトンが舞い上がるのかな? と解釈。 マンタがゆらゆらと動いているのをずっと見ていると飽きないです。

他の人が言うには、かなりラッキーだったとのこと。
1匹の時や、見れない時もあるとか。
しかも近くまで何匹も泳いできたし。

2本目は海底に沈んでいる船(座礁船?魚の住処になるように意図的に埋めた?)のポイントへ。 中に入れるような場所ではない(中に入るのは危険)が、周囲に魚が多く集まっており楽しめた。

今日は先日と比べて調子が良い。
中性浮力だけでフィンを動かさなくても調整が利くようになってきたので、勘が戻ってきた感じだ。

3本目はマーフシ島近くの海底洞窟。 洞窟は楽しいが、ブランク後の1本目だと中性浮力のコツがつかめていなくて苦労しただろうな・・・ と思いつつ楽しんだ。
3本目では、2匹しかいないもののバラクーダを見ることができた。
あまり大きくなかったので子供かと思ったら、バラクーダにしては大きな方らしい。 もっと大きいと思っていましたが、そうでもないようだ。 沖縄ダイバーの憧れの的らしい。ふむ。

今回は、大きなマンタが一番良かった。
バラクーダは、見れるときはもっと大群が見れるようだが、2匹だけとはいえ見れたのでそれも満足。
・・・って、ふと調べてみたら、群れているのはオオカマスで、バラクーダはあまり群れないらしい。ふむ。 ガイドの人がバラクーダと説明していたのできっと正しいバラクーダを見たのだろう。 それがわかると満足度も高まる。
とはいっても、個人的には大群が好きなのでオオカマスであっても実際に遭遇したら大喜びだろうけれども。

あとは、海がめは何匹も見た。うつぼも。綺麗な小魚は多数。
イソギンチャクに隠れているクマノミは定番。いっぱいいる。

1本目で私が海上に退避している間、他の人はサメを何匹も見たらしい(そもそも、そういうポイント)。それが見れなかったのはちょっと残念だが安全第一だ。

なんとなく、ここモルディブは大物狙いのイメージが私の中で強くなってきた。

ひとまず、見たいものはとりあえず一通り見たので私の中でのモルディブ・ダイビングは一区切りかな。 次はマンタのサイクロンとか見てみるのも楽しそうだけれども、それは又の機会に。

何年も潜っているのに、1年に1回か2回しか潜りに来ないのでまだ26本目。アドバンスを取るのはいつになるやら。






(前の記事)Chittorgarh
トピックモルディブ