1億年以上前からあったとも言われる世界最古レベルのタマン・ネガラ国立公園に行ってみることにしました。
ここは、「水曜どうでしょう」でロケが行われた場所でもある。
クアラルンプールからの移動手段として、ツアー会社の往復トランスファーを利用。
途中まで3時間シャトルで行き、その後また3時間ボートで移動するようだ。
なかなかの長い行程になる。
朝8時に集合し、シャトルで出発する。
クアラルンプール市内は綺麗だが、それに劣らず高速道路も綺麗。
高速道路のパーキングエリアも相当に綺麗だ。
そして3時間。
川に到着。
国立公園に入る手続き(国立公園に入るための入場料およびカメラ代金が必要だ)を済ませ、食事も済ませてからボートに乗り込む。
川は、あまり波が立っておらず、かなり平坦だ。
そのせいか、ボートもかなり小型で水までかなり近い。手を伸ばせばすぐに届いてしまうくらい。
「水曜どうでしょう」で見たイメージでは、もっとしょぼいボートかと思っていましたが、案外普通。
そしてようやくタマン・ネガラに到着。
船着き場で降り、ホテルへと向かう。
心配していた携帯電話の電波も通じる。
私が購入した Digi と、もう1つどこかの電波が届いていた。
3G通信にも問題ない。
後日、時々不通になることもあったが、遊歩道でもそこそこ通じるので通常使用には問題がなかった。
ジャングル奥に行くツアーには参加していないのでわからない。
さて、
ここでは大きなホテルは2つあり、他はゲストハウスだ。
ムティアラ(Mutiara)というのが一番大きくて、普通はここに泊まればいいだろう。
恋人同士や、家族連れであればMustだろう。
私はとりあえず泊まれればいいので、その半額の Xcape Resortというところにしました。
Resortと名前はついているが、サービスや部屋は値段相応。
いろいろと気になることはあるけれども、値段を考えれば「まあ、こんなものか」という感じ。
であれば、普通はムティアラ(Mutiara)の1択だろう。
私が調べた時は、ムティアラは1泊1万ちょっと。
Xcape Resortは1泊5000円くらいだった。
自然公園の中にあるのはムティアラ(Mutiara)だけだ。
Xcape Resortは自然公園を隔てた川の逆側、いわゆる「村の中」にあるので、立地面でもムティアラ(Mutiara)の圧勝だ。
そして翌日、ハイキングに出かけた。
このタマン・ネガラの1つの目玉が、このキャノピーウォーク。
木と木を結んで繋げられた橋を渡ってゆくのだ。
意外と揺れる。
楽しいし、かなり長かった。
これは満足。
ふとカメレオン(かな?)発見。
鳥もよく見る。
上に伸びている木々の上を、猿が移動してきて、その移動に従って葉っぱが落ちてくるものだから「わさわさわさわ」音が移動してきて、まるで森が近づいてくるかのような錯覚を覚えた。
これは新鮮だ。
そして翌日再度散歩に出かける。
今回のルートは先日よりもマイナールートらしく、道にたくさん葉っぱが落ちている。
川では、現地の子供たちが泳いで遊んでいた。
しばらく道なりを進んでいき、整備された道が終わったところで引き返してきた。
こんな感じで道が途切れていた。
この先には、なんとなく道らしきものがあるようだが、ちょっと間違ったら本気で迷ってしまうかもしれないので1人で行くのはやめておいた。
そして、2日目のハイキング終了した。
3日目もハイキングに出かけた。
天気を心配していたが、運がいいだけなのか、私が来ている間は天気に問題はない。
だいたい、朝はちょっと曇っていて涼しいくらいで、昼になったら晴れて暑くなる、という繰り返しだ。
初日にも見かけたが、この鳥が多くいる。
それとも、遊歩道のすぐそこが巣になっているのだろうか。
今日は、2度目のキャノピーウォークへ。
初日はわくわく感だけで切り抜けたが、冷静になってみると結構どきどきする。
初日は前に人がいたが今回前後に誰もいなくて一人だ。
足下が揺れるのだが、一人だけのリズムによってテンポが決まるため、一定のリズムで歩いてしまうと
振幅が拡大されてしまい、そうなると揺れが大きくなってしまってかなり怖かった。
何人も乗っていればリズムがそれぞれ違うから、ここまで横揺れが大きくならないと予想され、そうであれば、ここまで怖くはないかもしれない。 きっと初日はそんな感じだったのだろう。
ブランコに乗っていて、揺れを大きくするためにリズムを取るようなことを無意識にしてしまっていたようだ。 数十メートルの木の上で横にブラブラ揺れたらさすがに怖い。
最初はそんな感じで揺れが大きくなってしまってびっくりしたが、最期には慣れてきて、揺れを大きくしないようなリズムで進むことができた。
そして、その後、先日は行かなかったTERESEK HILLに向かう。
スタート地点が左下、キャノピーウォークが右下、目的地が右上だ。
よって半時計回りでスタート地点に戻ってくるつもりだ。
少し進むと、整備された道が終わったので迷うと困るなあ、と思ってどうしようか考えていたら、白人の軽装な人たちが次々に先に進んでゆくので、私もそれに続いた。
最初はちょっとした登りで、上からは展望がある。
ここからは普通の登山道。
とは言っても、よく整備されている。
人も多く通るのだろう。
足下も踏み固められている。
そして少し進むとHILLに到着。
でも、看板にはBUKIT TERISEKと書かれてある。
表記名は統一した方がいいと思うんだけどなあ。
そして急な道を下る。
所々整備された登山道もあったが、ちょっと古びていて、足下が抜けそうなところもあった。
私は危険な目に遭わなかったが、ちょっと危ない。
通り道が寸断されていたと思ったら、大きな大きな木が倒れていたので迂回。
屋久杉クラスの木がうじゃうじゃしている。
さすがは古いジャングルだ。
そしてホテルに帰る。
最期の最期、遊歩道が見えた瞬間に足下油断して足をちょっとひねった。
帰るまでは平気で、ホテルで靴を脱いだら痛んできた。
でも、その後夜になった頃に回復してきた。 危ない危ない。