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懸空寺

2015-04-23 記載
トピック:中国大同

次は懸空寺(けんくうじ、シュエンコンスー)に向かう。

駐車場手前で渋滞になり、車は運転手に任せて、ちょっと歩いてお寺まで向かった。



お寺の姿が見えてきたが・・・・  なんだか微妙。



そもそも規模がちっちゃいし、左右に見て左半分くらいは岩の上にある建物で、奥行きを考えると奥半分は岩で支えているので、柱で支えているのは手前側ちょっとだけ。

なので、面積からいうと3/4は岩の上で、1/4が柱で支えていることになる。 これって凄いの?



お金払って入る価値があるのだろうか? 結果、あれだけの入場料(124元、約2430円)の価値は全くなかった。 ここよりも立派で広さも10倍以上ある雲崗石窟でも120元(約2350円)なのに、ここの入場料は一体なに? これだけのお金を取っておきながら管理状態も悪いし。 修繕してないんじゃないの? 塗装はハゲハゲだし。 木はひび割れていてもほおってあるし。 木だけで組んでいるように見せかけて、要所要所は鉄で止めてあるし。 遺跡の本来の姿を守る気があるのか疑問。 これだけの高さがあれば管理に費用がかかるのかもしれないが、管理しているようには見えない。 単に看板だけかけてお客からお金をせしめている拝金主義に思えた。 本来ならば30元(約590円)くらいの価値しかない。





ということで、ここはお勧めしない。
写真とネタだけが表に出ていて、本当の姿が世の中に出ていない。
マーケティングおよび宣伝をうまくやることで、人をおびき寄せてお金をせしめているのだろう。

昔はなかったダムができて水しぶきが凄かった。
昔は単なる川だったみたいだが、ダムができると周囲の湿度が上がって保存状態に問題が出ないのかな?

もう駄目になってきているから、稼げる時に稼いでいるのかもしれない。

いろいろガタがきているし、人の制限もしていないので団体が押しかけると、あの細い柱の上にあれだけの人数がぎゅうぎゅう詰めに乗って本当にいつまで持ちこたえるのだろう、とこちらが心配になる。 いつかは崩れるのではないか。


この遺跡よりも、この裏山にある北岳恒山に行って頂上まで登った方がよっぽど良い。
それは次のエントリにて。



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