品質が良くなるフレームワークを考えるのではなく、出来るか出来ないかで思考が止まる

2015-05-17
トピック: インド・オフショア開発

如何に品質が良くなるかやり方を考えて議論していると、
インド人は「こうすればできるじゃないか」と言って安易な方法を取ろうとするのが常。

議論のポイントが合っていない。
こちらからすれば出来るなんてのは当たり前のことで、品質およびメンテナンスの容易さまで考えるのが常識なのに。

インド人にしてみたら、「こんな簡単なことをいちいち考え抜く日本人たちは頭が悪い。俺たち最高」と思っているようだ。

そして出来上がってみれば品質がボロボロでデグレード(出戻り)しまくり。

いろいろ指摘しているのに、インド人マネージャおよびリーダーは自信300%なのでインド人たちのやり方が最高だと思い込んでいて、話を聞こうとしない。

それもこれも、前のトピックで書いたように、「インド人に対して諦めた過去の赴任者」「インド人に興味のない日本のマネージャ」「インド人の仕事にうんざりして、とりあえず褒めておけばインド人が満足」と思い込んで褒めまくった日本の発注部署がインド人を勘違いさせ、結果として、周囲の人の言うことを聞かなくなってしまった。

前にも書いたように、このような状況に加えて、インドを出世のネタにして「インドの優秀な部隊を作りました」と事実無根の評価をでっちあげて自分は逃げ出した過去の元日本人社長が状況を更に最悪にした。

元社長がそんなだから、インド人マネージャも冗長して「君、インドに来たらインドのやり方に合わせないと、君のようなやり方ではうまくいかない」とか言い出す始末。 おいおい、お前何様のつもりだよ。 お前みたいな、状況が把握できていないインド人マネージャーは普通のまともな企業ならばクビなんだよ。 品質が悪い原因はお前にも一員がある。 現場を見ずに偉そうに机に座っているだけの役立たずマネージャがいるから現場が勘違いして「これでいい」と思い込む。 結果として、最終的にはそのマネージャーとの仲は険悪になったが、なるべくしてなった、という感じだ。

私が関わったプロジェクトではプロジェクトリーダーがそれなりに状況をきちんと見る人だったのでプロジェクトリーダーの方から指摘してもらえたので助かったが。 インド人マネージャは今まで凄くうまく行っていると思い込んでいたのにプロジェクトリーダーからぼろくそに指摘されて落ち込んでいた。 なんだかなあ。

結果として、プロジェクトがいくつか引き上げになって、インドの仕事が減った。

インド人たちは状況が分かっていないから、「なんで優秀な俺たちに仕事が来ないんだ」とか、とぼけたことを言っている。 何言ってるんだか。 お前たち、自分たちがどれだけ駄目かを分かっていないから仕事が来ないというのに。

現場はある程度「俺たちは実はあまり優秀じゃないかも」と気づき始めているのに、マネージャたちが全然分かっていない。

マネージャーの判断基準は従業員の自信の強さを見て判断しているようにも思える。
現場を見れば誰が優秀か判断が付くのに、自信がある人を昇給させているように思える。

よく言われるのは、インド人マネージャーが現場を把握していない、という日本からの見解だ。
それはその通りだな、と現地にいてそう思う。

たった100人くらいしかいない会社で何階層も役職を作って、上に立ったインド人マネージャーは部屋にいて出てこない。 他のマネージャーを呼びつけて偉そうな話をするだけのインド人マネージャーは日本から「あいつは、状況を理解していない」と思われていて、それは正しい。 たった100人くらいの会社で現場をきちんと見なくてどうするんだ、と思わざるを得ないが、彼らはそういう意見は無視する。 報告を待っていればいい、と思っているらしい。

前には、部下の報告を鵜呑みにし、インド側プロジェクト運営がうまく行っていて日本のスペックの悪口を叩くという、「よくある光景」を見た。 他のトピックで書いたように、スペックの通り作るだけでいい単価ではとっくにないし、この単価ではもっと上流工程をしないと「役立たず」とみなされるというのに、昔ながらの1/10単価だった時代の仕事のやり方を続けていては信頼を失うし仕事も来なくなるというものだ。

更には、とってつけたメールを取り出してきて特定の個人を攻撃して「あいつが悪い」と言い出す始末。 付き合っていられない。 コンテキストを無視して特定の文を取り上げて自分の都合の良いように解釈し、自分たちは全面的に正しくて相手が全面的に悪い、と主張するインド人の「良くある姿」がそこにはあった。

一旦リセットが必要なのだと思う。
「最初にいた」というだけの理由でマネージャーになった人材が幅を効かせているのでこんな訳の分からない状況に拍車が掛かったように思える。

会社が小さい時に取って、その時から「最初が肝心」ということできちんと育ててもらった人ならばともかく、インド人風の仕事のやり方でそのまま過ごしてしまったら、手を付けられなくなったということだ。

とは言っても、会社が小さいうちから全てうまく人材を育てられるわけもなく、結局、会社が小さい時に取った人材は、多少会社が大きくなったら役立たずになることが多いのかもしれない、と思う。 可哀想なことではあるが。

一方、指摘できたのにもかかわらず指摘しなかった、
インドをネタにして出世をもくろんだ元社長が一番の戦犯という見方もあるが。