リラ修道院の墓(The Monastery Sepulchre)

2015-07-13 記載
トピック:ブルガリアソフィア

リラ修道院を抜けた先から川の方へと降りてゆくと、墓のある建物がある。
私は、修道院の本堂よりもこちらの方にパワーを感じた。
何かが「いる」感覚があり、魂がまだ生きている感覚があった。

墓場に「何か出る」という怖い感覚ではなく、まさに「生きている」、頼もしい感じ。
これが凡人の墓と聖人の墓の違いだろうか。
聖人は死後に最低2回は「奇跡」を起こすというが、これならば奇跡が起きるのもあり得ると思った。

でも、本堂の「がらーんとした」感じは一体何なんだろう。
ここにはパワーが満ちあふれているのに、本堂は、物から魂が抜け落ちたかのよう。
「物」に魂が残っていない感覚は興味深い。
本堂は、宗教的な道具が単なる道具として「物」として扱われている。
普通、物には愛着がついて、少なからず魂を感じるものだが... 世界にはいろいろと謎があるもんだな。

どうやら、ここにいる魂は混雑を嫌うようなのであまり人前には出ないのだろう。 そんな気がした。
まだ秘密がありそうだったが1日かけてソフィアから往復するだけで宿泊しないので謎解きはここまで。



そして、3時のバスでソフィアに戻る。



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