インドのオフショア開発? インド人は使いようです。

2017-06-24
トピック: IT業界

インド人に「自由に」と言うと本当に自由に実行します。日本人のように空気を読んで相手の望むように行動することはあり得ません。よって、全ては前もって指示することが肝心です。
日本ではシステムエンジニアやプログラマが顧客のことまで考えて作ることが多いと思われます。対外的にはシステムエンジニアが全てを設計していると言っていても実際にはプログラマが考えていることが多く、日本の場合はプログラマがとても優秀であると感じます。一般的にプログラマと言うとコーダのことを指すのですが、実際には仕様から実装まで幅広く口を出すプログラマもそれなりにいます。それが日本の現状です。日本においてはプログラマと言う言葉と実態の間に差異があるのですが、アメリカでプログラマと言うと設計から実装まで幅広く行うハッカーのことを指しますので、アメリカの方が実態に即しているかもしれませんね。
インドのオフショア開発をする場合、プログラマと言うと単なるコーダを指します。インドでシステムエンジニアという立場は曖昧で、設計からコーダまで幅広く指します。どちらにせよインドでは仕様を考えたり顧客重視という概念が薄いので、言われたことを自分なりに解釈して、自分が納得したものを作り始めます。あるいは、理解できなければお伺いを立てて、回答があるまで作業を中断します。自分の解釈で作るよりお伺いを立てる方がマシではありますが、どちらにせよ、基本的な立場は指示待ちです。
これは良い悪いの問題ではなく、国民性にもよるものです。
ですから、インドの国民性を考えて、インドに即したやり方をする必要があります。
逆に、インドに日本の国民性を理解してもらうという方法でもいいとは思いますが、インドは人材の流動性が高いために苦労して教育しても一瞬のうちに退社してしまうリスクを考えますと、インドはインドのままで良しとして日本側がインドに合わせる方が合理的でしょう。
であれば、インドに即したやり方をするのであれば、ある程度まで仕様や実装のフレームワークをお膳立てするなどして方向性を定めることをしなければプロジェクトは崩壊に向かいます。
そのコストを考えますと、プロジェクトごとにフレームワークを用意していたら見合いません。プロジェクト共通の考え方や実装のフレームワークを用意してあげて、それに即して作ってもらうのであればインドは手足として動いてくれることでしょう。
一方、インドに考えてもらおうと思うのであれば、おそらく日本人よりもコストはかかります。日本でも話題になるようなインドの優秀な人材は英語圏の企業に属していることがほとんどで、そこでの給与は日本と比べ物にならないほど多いのが普通です。
ですから、コスト重視でインドを使うのであればフレームワークを使った定型作業が基本になります。
インドの優秀な人材を使うのも良いですが、おそらく日本人からしてみたらインド人のプライドが強くて使い辛いと感じることが多いでしょう。しかも商習慣が違いますから日本のことはわからないことがほとんどです。
日本のことを考えるのであれば日本人が日本で考えるのが基本になり、一方、世界を軸足に全世界サービスを考えるのであれば高給のインド人を使うのもありかもしれません。そのような会社は一部で、ほとんどの場合インドにはコスト削減のために進出すると仮定すればあらかじめフレームワークを用意してそれに沿ってやってもらうのが基本になると思えます。
昔は圧倒的コスト優位性があったオフショア開発ですが、今は日本の賃金が停滞している一方で海外のコストがどんどんと高くなってきています。為替レートだけでなく、物価が世界的に高騰している一方で日本の物価はそのままなので、品質まで考えたら相対的に日本人のエンジニアが安い、という状況も普通にあり得るようになってきました。
ですので、コスト削減のために闇雲にインド、というだけの安易な方法では失敗します。日本人の適正及びインド人の適正を見極めて適材適所に仕事を出す必要があります。
それと、日本人だからといってふっかけてくるインド人に対してどのように対処するのかも重要です。



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