日本と海外とで違う作業分担

2017-08-30
トピック: IT業界

 日本での役割分担海外での役割分担
名目実質名目/実質
ビジネス設計コンサルタント 100%

コンサルタント 50%
システムエンジニア 50%

コンサルタント
システム設計システムエンジニア 100%システムエンジニア70%
プログラマ 30%

プログラマ

分野ごとのエキスパートがそれぞれ存在

基本設計システムエンジニア 100%システムエンジニア50%
プログラマ 50%
詳細設計システムエンジニア 100%システムエンジニア 30%
プログラマ 70%
実装プログラマ (一般的なプログラマが何でもこなす)

上記のようないびつな状況を日本人は「当たり前」と思っていますから、まさにガラパゴス状態です。
海外のエンジニアがこのような状況を見たら「頭がおかしい」と思っても不思議ではないです。

日本人は「システムを作ることが不得意」と言われていることがまさにそのまま顕在化するのです。
この状況で世間でよく言われているブラックな現象が次々に起こるのはすぐに想像できるでしょう。

思うに、コンピュータ黎明期にIT産業に入った一部のエンジニアやプログラマが優秀すぎるので素人顧客の要求に何とか答えられてしまっていたから今までこのようないびつな状況が長続きしてきたのでしょう。海外ならば相手にされないような顧客が相手にされる日本のIT産業は長い間甘やかされてきたとも言えるのかもしれません。

考えようによっては、日本のエンジニアはとてつもなくコストパフォーマンスが高いとも言えるわけです。
実際のところ、昨今の円安によって、多少なりとも安く見えるインドやベトナムの開発会社を作るよりも阿吽の呼吸で作業してくれる日本のITエンジニアの方が開発がしやすいし、トータルで考えると安いという噂を聞くことが多くなりました。

円安に加えて、海外の物価はここ10年間で2倍以上に上がっていますので、実質の日本人の単価は1/2〜1/4に下落しているため、特にアメリカから見ると日本人は「安い」人材になりつつあるのです。

よって、上記のような状況は日本国内であればマイナスでしかありませんが、日本のIT開発会社が海外から仕事を取る、という働き方も今後は当たり前になってくるかもしれないと考えています。

その場合、日本の素人顧客の訳のわからない話やブラックな要求に応えるよりかは、遥かに健全な仕事ができる可能性がある訳です。海外は人材の優秀さに幅がありますのでアホなクライアントも山ほどいますが、海外でのIT系は基本的に優秀な人材が担当していますので日本のような変な素人顧客はそもそも相手にしなければ良い訳ですので。



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