ITスタートアップを2年で終了することにしました

2018-07-11
トピック: IT業界

会社を休眠することにしました。設立から2年。形としては個人事業に戻ることになります。法人は今期(来月末)で終了です。
お世話になった方、ご心配頂いたり支援をして頂いた方、ありがとうございました。ひとまず一旦、ここで区切りにしたいと思います。
対外的に大した結果は出ていませんが、最初の1年でやりたいことは大体やり切った感じですので個人的にも十分満足です。2年目は惰性で続き、今は終了に向かっています。もし売上が上がって動き出していたら極限まで不幸になっていたかもしれませんので、おそらくこれが一番良かったのでしょう(詳しくは詳細参照)。

[詳細]

ウェブ系のソフトウェア事業的には法人格があるかどうかはそこまで重要ではないのでもともと法人格がなくても良かったかもしれませんが気持ち的にも経験的にも、あるいは受注開発などでの対外的な付き合い的には作って良かったと思います。法人にすると色々とお金がかかりますしリスクはもともと大きなものを想定していたものの、それより遥かに大きなリスクがあると実感しました。勉強になります。自己資金の小資金でお試しをして、この辺りが損害も少ないので引き際と言ったところです。株で損切りできない人はこのままズルズルと続けるのでしょうね。ある意味、とても良かったとも言えます。ここでリセットです。
資金は自己資金ですし借金もありませんので他人に迷惑をかけていないために簡単に辞めることが出来ました。これで出資者がいたり借金があったりしたら簡単には辞められなかったでしょうね。やはり起業は自己資金に限ります。おそらく、資産を全て売ってでも金返せと言われていたかもしれません。日本の場合、出資と借金の違いがよく分からない人が多いですから、出資をした筈なのにいざ損が出たら(内臓売ってでも)金返せと平然と言う人が大勢いますから。

■全ては完璧
成功も失敗も含めて全ては完璧です。喜びや悲しみも含めて全ては完璧なのだと思います。
なまじ中途半端に会社が動いていたら見た目は好調で人を雇ったりしたらなかなか辞められなくなって、よくあるように「運営資金を借りていたら雪だるま式に増えていって、連帯保証人になっていて最後には破産」になっていたことでしょう。今まで勤めていた企業のサイズに応じて企業や起業の大・中・小をそれぞれ垣間見ることが出来て興味深かったです。私の場合、使っていた人材が国内ではなくて海外なので閉じやすいというのもあるかもしれません。
成功も失敗も全てに(隠れた)理由があって完璧でしたし、これからも完璧でしょう。こうなるように見えざる手が導いていたように思います。

■やっぱりお金が大事
お金、学歴、あるいは実績がないと世の中で相手にされません。当たり前と言えば当たり前。お金なら最低1億円。世の中にインパクトを与えたいと思うのであれば10億円は必要。お金を稼ぐという目的での事業化は長期目線になる。世間を騒がせているスタートアップは数十億円つぎ込んで赤字のまま上場したりしているから生半可では勝てない。お金を効率的に増やすなら投資あるいはIPOしかないが、初期費用の捻出であれば投資しか選択肢がない。投資でお金を稼いでから実業で世の中に貢献する、というのが流れになる。アイデアがあってもお金がないと実現しません。私の場合、コスト最小で利益最大を狙ったけれどもあえなく空振り三振。それはそれでダメージが少なくチャレンジできたのでよしとします。見た目良く体制を整えていて利益でていなかったら今頃自己破産でしょう。

■融資?
銀行にお金を借りに行くと連帯保証人にさせられてしまうので銀行から借りるという選択肢はないです。ベンチャーの成功確率は1割以下なのに1回の失敗で破産なんてところに賭けるわけがない。お金を借りて社長になるのはほぼ確実に破産コースです。一時は大金を手にしていい思いをするかもしれないですが。一時の夢に溺れて多額の借金を背負うというのが失敗コースの定番です。

■投資?
成功しているところのほとんど借金/融資ではなく自己資金あるいは投資を受けています。ただ、投資を受けるにしても、日本での投資環境は非常に悪い。学歴で信用してもらうには東大やハーバードのレベルでないと雑魚扱いされます。実績で主張するのであれば有名な国際コンテスト表彰レベル、従業員数でいうと初期で10人は居ないと雑魚扱い。VCの投資を受ける場合、上記のいずれかにマッチしていないと雑魚扱いです。しかも、日本の場合はVCが異常に多くの株を要求するので、ベンチャーと言いつつも実質は単なる雇われ社長になっていることが多い。雇われ社長であるならばそもそも普通に会社に務めた方がいい。博士号を取ったような優秀な人材が起業する場合であっても「出資」と「補助金」の違いがわかっていないからVCに株の97%を渡して事業家が株保有3%とかいう冗談のような事例が多々あるため、日本のVCはそういう「安い」起業家を探すことが多いようです。日本の起業家は甘く見られています。アメリカなら起業家が多く取るのが当たり前ですが、そのような投資は日本では期待できない。日本の場合、事業家は投資家からカモとして見られている面があります。

お金を出してもいいかも、という話があったとしても、大抵は条件が悪すぎる。利回り要求だとか金利だとか。あるいは、投資と言っておきながら実は金貸しだったり。投資と融資の違いがわからないカモを探している人もいるようです。あるいは、そもそも貸す気がなくて事業のネタが欲しいだけだったり。融資だとか事業化だとかそれっぽい態度を取って一緒にやると言いつつも実際はほとんど動こうとせず、こちらにほとんど考えさせて自分は利益を受け取るだけのいわゆる「フリーライダー」もわらわらと寄ってくる。私の場合、特に最初は毅然とした態度で拒否できなかったので時間を無駄にしてしまった。初期メンバー間での創業者間契約のようなものが特に大事。口頭だとトラブルになるし、お互いに相手に対する期待が違ったりすると必ずトラブルになる。自分が貢献していると思っていても相手はそうは思っていないことも多々あります。お互いの思いと実際の貢献はまた別ですし、後のフェーズで役立つことはあるかもしれない、とか思惑が付き纏うが、ベンチャーあるいは投資としては今の目の前の現実だけを見て基本は判断する必要があります。だから、使えないと思った人材は切る態度が必要。最初から将来を見据えて付き合うのはあり得るが。やはり、人を見る目がとても重要。

■事業をやり直すのであれば
まず10億円キャッシュで用意する。これくらいないと本業で活躍できない。世の中、お金があれば解決できることが多い。
ある程度の規模になってから赤字になったら追加で億円単位でお金が必要になるので余裕資金まで想定しておく必要があります。キャッシュがないと立て直しもできない。

■2年間の収支
収支はもちろん赤字ですが、会社運営するにしては小さな数字だと思います。
作業場は自宅ですし出費もさほどないですから。

■そもそもの目的
Webサービスの立ち上げがそもそも目的で、それは単体の売上は小さいけれども積み上がるものを想定していた。この種の事業は省力で倍々に伸びてゆく可能性がある一方で、特に最初は黒字化に時間がかかることが想定されていたために短期のキャッシュのために受注開発も行うことにしたという経緯があります。今後、受注開発だけ続けると言う選択肢もあったが、受注開発はリスクが大きいのでそれであればフリーあるいは普通の従業員でも良いし、そもそもの目的であるWebサービスが上手く立ち上がらないのであれば続ける意味もあまりない。

■Webサービスの話
開発者向けWebサービスはニッチな需要を狙ったが、この種のものは移り変わりが激しいため、予想以上に小さな会社は相手にされなかった。会社のインフラとして選ばれるのはMicrosoft Azure, Amazon Web Service, Google Cloudなどが多いのは当初からわかっていて、それでも市場が大きいので少しでも取れれば良いと思っていましたが、予想以上に相手にされないし、マーケティングのコストもかけられないし私自身の知名度もないので新たなマーケット形成には至らなかった。アメリカを見てもこの種のインフラ系スタートアップは利益を上げられずにクローズしてオープンソース化したり大手に買収してもらっているところが多く、後者のような買収によるイグジットを当初は想定していたのですが、とりあえず前者になりそうだ。ある程度の知名度がある会社の中で働いていたときは一応話を聞いてもらえたりしたが、会社が新しくて自分にも知名度がないと全く相手にされない。技術的な話をして通じるのは実務者ですが、その実務者から好意的な反応をもらったとしてもこちらの会社の知名度で採用されないし、結局は大手やMicrosoftやAmazon,Googleなどが選ばれる。担当者からすれば、小さな会社を選ぶよりは大手を選んでおいたほうがリスクが少ないし、トラブルがあったときに「マイクロソフトの不都合です」「Amazonの不都合です」「Googleの不都合です」と言っておけば上司も「しょうがないか」と思ってもらえるという風土もありますね。上司は結局、その説明を更に上司にしなくてはならないので一番安全なものを選ぶ事が多いでしょう。本当に多大なメリットがありでもしない限りは。それを理解させるにはマーケティングに費用をかけて社長のレベルまで「いいね」と言ってもらえるようなマーケット作りをする事が理想ですが、そんなお金はもちろんありません。一点突破しようとしても、結局は私がターゲットにしているくらいの規模ですとエクセルやAccessだけでなく最近流行りのキントーンやセールスフォースが競合になるのでなかなか厳しいです。最終的には、自分が作るアプリのバックグラウンドでばかり使うことになりました。それはそれで自分は便利でいいのですが。普通は何人もで開発することを1人で出来ましたし。言っても他人にはあまり理解できないことではありますが。

Webサービスは開発を簡易化するものですが、開発で簡単ツールを使っていると「じゃあ安くしろ」という圧力がかかりますので、一般的には大変なことを実は簡単に行って高いお金を取るのが受注開発のセオリーになります。ですから、自分たちで用意しているWebサービスと受注開発というのは実は相性が悪いです。Amazon Web Service, Microsoft Azure, Google Cloudの場合、それ自身ではなく協力会社がそのクラウドを使って顧客に提供していたりしていますが、まともにそれをやると大した額を取れなくて破綻します。それでいてどうしてうまくやれているかというと、協力会社が受注してそのクラウドを使うと月額のキックバックがあるらしいのです。ですから、自分たちは最初顧客からあまり取らなくても将来的な月額収入が必ずあるので成長していけるわけです。自分たちで両方提供してしまうと「じゃあ安くしろ」の圧力に対して説明が難しいです。両方やる、と言うのは理想的に見えて実は相性が悪かったかもしれない、と言うお話です。

■会社の今後
休眠なので再開しようと思った時にすぐに再開できるのがメリット。とりあえず、私の目指していたようなWebサービスを開発する分には会社があってもなくても基本は関係ないので休眠で十分です。受注開発のように損害リスクのある事業があるのなら無限責任を回避するために会社を残しておくのも手ですが、それは契約で何とかなるし、ひとまず身軽になるために一旦会社を休眠します。
あまり使われていないサービスは閉鎖。オンライン英会話スクールはどうするか微妙。フィリピン側次第では個人事業で細々と継続です。

■IT関係の受給と今後
IT関係は技術の高さや品質の良さよりもコストで選ばれる時代。特に日本はそう。アメリカに行くならITは面白そうですが、日本だと単なる下請けが多いので面白くないし、受注開発は発注側がよくわかっていないので面倒な話が多い。ある程度の規模の会社であれば付き合う相手もまともで話が通じるが、小さい会社だと付き合う相手が訳のわからないところだったりするので話が進まない。アイデアだけ言って自由に作ってくれと言っておきながら次々に修正してきて、しかも変更費用払おうとしない会社がたくさんいるので1社でもそういうところと付き合ったらあっという間に会社潰します。中規模から大きくなればなるほど金払いと常識的な事項に関してまともになってゆきます。

大手であればコンサル費用は月300万で、加えて制作費は月100万円は取れるが、小さな会社が付き合う相手だとコンサル費用なんてとても払えずに、とても安い制作費だけであわよくばコンサルもしてもらって修正費用も全て含めてもらおうとしているセコイところが多いし、大抵の場合は見積もり出しただけで終わりだったり、この業界は見積もり段階で少し作業してしまうとその成果物を請求できずに勝手に流用されてタダ働きさせられることが多い。かと言って、タダ働きしないと受注できない世界なので、セコイところは多くの会社にタダ働きさせてある程度の検討が進んでから製作だけ安いところに発注しているような世界。受注開発は大変な割に儲からないので、やるならばやはりWebサービスしか選択肢はない。これはやる前からわかっていたことで、今更何かが変わったわけでもない。

単価はアメリカが月300万円なのに対して日本だと60~100万円なので経費を考えると大して高くないですし、この金額を出せるのはそれなりの規模の会社だけなので、小資金でスタートアップしようとしているところはあわよくば安く使ってもらうことばかりを考えている事を考えると、受注開発を続けるにしても面白くはない。インドのオフショア開発も宣伝してみたが反応は薄い。どうやら最近はベトナムでのオフショア開発が人気のようだ。

■起業家いろいろ
起業家にはピンからキリまでいることがわかりました。ある程度の大きな企業に勤めているとそこの従業員も付き合う相手もそこそこまともで「説明する」という基本的なことが当たり前に出来るのですが、起業家あるいは小さい会社の付き合う相手は訳がわからない説明をする人がいたり、明らかに全く分かっていないのにプライドだけ大きくて怒鳴ったり開き直ったり自分は全部分かっていると嘘ぶる愚か者がいたりして呆れ果てました。解釈が4つも5つもあってそれぞれにメリットとデメリットがあって、その人は何も具体的なことを言えないでいるのに私が纏めたら後付で「当然だろ。そう考えるのが当たり前」とか後出しジャンケンをしてくるばかりか、明らかに全然理解していないのに「自分はそんなの全部分かっているからその程度のことを纏めて御苦労様だねと」か高みの見物を嘘ぶってフリーライドしようとする人とは話しても無駄なのです。顧客なら我慢して「そうですか」とも言いますが、起業パートナーで自分から実業をせずにポジショントークをしてくる人は速攻で縁を切らないといけません。特に起業の初期メンバーで成果物のない人を信用してはいけないのです。日本の会社なら、飲み会などで相手のアイデアを引き出すことで上司がフリーライドできたのかな、と思います。特に起業家はお互いの信頼関係が大事ですから、お互いに相手の成果をきちんと覚えておいてお互いに相手を認めることができる人でないと信用されないのは、会社の中でも一般社会でもスタートアップでも同じのようです。特にスタートアップは相手に対する評価が厳しいかもしれません。速攻でお互いに切ってきますから。

アイデアだけ言えば具体的なことを自分で考えなくても何処かの誰かがいつの間にか考えて作ってくれると思っている人を相手にしても時間の無駄ですし、そもそもスタートアップの初期メンバーに含めてはいけないのです。そんなときのよくある間違いが、相手と議論してしまうことでした。自分のことがわかっていない愚か者と議論したり論しても時間の無駄になるどころか逆に激しく怨まれるのです。最初の段階で適当に相手を褒めて怨まれないようにして付き合わないようにするのがいいようです。使えない人材を切っただけなのに怨まれるのですから。本当に使える人なら縁がなかっただけと解釈して次の場所で活躍すればいいだけのことでしょう。実際にリードしていけるくらいの人材であればこんな勘違いをすることはない筈ですから、勘違いをしているということは成功体験が薄いのでしょう。
こういうのは、最初の勘が一番正しいことが多いです。その勘が間違っている可能性もあるにせよ、ある程度以上の確率で勘が正しいのであればとりあえず勘を信じるのが良いようです。

スタートアップというと派手なイメージがあって、参加しようとする人も派手なところに乗っかろうという魂胆の人が少なからずいます。スタートアップでは幅広い色々なことをしなくてはならないのですが、「参加する貴方自身が実行しなくてはならない」という基本的なことがわかっていない人が一定数います。ギャグのような実際のやり取りとして、色々検討を進めるうちに「そんな大変なこと、一体、誰がそれを行うのか?」「貴方に決まってるでしょ」ということがあります。自分で作業をするというイメージがないままにスタートアップに参加してしまう人もいるようです。そんな根本的な勘違いが一定数あります。企業に務めて大事なことは「コツコツと積み上げること」ですが、一定数の人は、スタートアップをすればコツコツ積み上げなくてもいきなりジャンプして大金持ちになれると思っているようです。むしろスタートアップの方がやる事が多くて幅広くて、大企業に務めている以上にコツコツと全てを広範囲に積み上げる必要があります。その事がわかっていない人があまりにも多い。スタートアップを傍目から見て物珍しさを楽しむのと参加して実行するのでは天と地ほど違う。物見遊山あるいはフリーライダーは最初から参加させてはいけない。そういう人に限ってプライドが高くて、始めたはいいものの大変ですぐにイラついてきたり、ちょっとだけやっただけなのに物凄く進んだかのような錯覚をしていたり、大した成果物もないのに自分は凄くできるだとか自分は貢献しているだとか自分の貢献を奪っただとかトンチンカンなことを主張してきて、最終的には怨まれる。だから、そういうトラブルメイカーは最初から参加させてはいけない。話もしてはいけない。最初の勘でまずは切り分ける。途中でわかった段階で切り捨てる。役に立っていないことがわかっていながら話に絡めさせていると、いつの間にか自分が凄く貢献したかのような勘違いをされて、それに応じた分け前がないと後で必ずトラブルあるいは密かに怨まれる。

又、元々務めていた企業での体質が抜けないのか何なのか自分で動くという意識が薄いらしく、(意図的にせよ無意識的にせよ)自分が動かずに指示だけするなどして相手に動いてもらおうとするのはスタートアップではもってのほか。指示だけして自分は動かないつもりならばお金を出して投資家になるべき。それはそれで有りですが、金も出さずに口だけちょっと出して成果を貰おうとするフリーライダーもいた。私が少し話をした限り、若い人材がやっている有望なスタートアップは皆、自分たちで全て行おうとていた。一方、年寄りが怒鳴って動かすような旧来体制、あるいはニヤニヤして都合よくタダ働きさせようとするような胡散臭い年寄りのいるところではフリーライドやタダ働きが横行していた。全く違うので見分け方は簡単だ。概ね、バブル世代より上で少人数でやっている子会社、特にワンマン系のところは旧体制でフリーライドやタダ働きさせようとしているところが多い。若いスタートアップは、良くも悪くも純粋で、自分が騙そうとすることはあまりないが、騙されやすいところもあるかもしれない。上にも書いたように議論で決着つけようとして無駄で、何となく言い包められそうになると「そうなのかなあ?」と思いそうになってしまうが、所詮は頭が騙されているだけで、本質は頭ではなく自分の直感にあるので、直感がやはり正しい。頭で「そうかなあ」と思っていても直感が「間違っている」としたら直感が正しいので、相手を議論で論破する必要はなく、ただ「判断」を下せばいいだけだ。長く付き合う相手であれば相手の意見を尊重して、直感と違ったとしてもまずは相手を受け入れるなどする必要はあるが、ビジネスの判断はこれで良い。長く付き合っても意見を変えようとしない相手は、やはり切るしかない。

マスコミのイメージだとスタートアップは優秀だとか宣伝していますが、スタートアップで優秀なのは初期メンバーと黎明期のメンバーだけで、後から入ってきた人は企業規模に応じたそれなりの人々なのです。

世の中は面白いもので、ITのことが分からなくても怒鳴って安く使い倒すことでITスタートアップしているような会社もありました。とある会社では社内にIT担当がいなくて、学生上がりのIT開発会社に発注していたのですがそのIT開発会社が倒産したから外注先を探しているとのことで話を伺ったところ、明らかに安い金額で、しかも「自分は技術はよく分からない」と言い切る有様。基本的なキーワードも知らないようです。話をするうちに、次々に要求を出して相手が倒産するまでこき使う未来が見えたので速攻で断ったのですが案の定キレられました。この会社のレビューが最低ランクだったのも容易に理解できます。あの規模のWebサービスを元々受け持っていたIT開発会社が倒産するなんて普通はあり得ないと思ったのでどうしてだろうかと疑問に思っていたのですが、どうやら常識外れの安い単価と非常識な要求を次々にこなしていて倒産したのだろうなあ、というのが垣間見ることができました。そういうスタートアップも世の中にはあるようです。やはり、最初の段階の勘を信じて切るのが重要ですね。バブル世代以上のワンマンな旧体制のスタートアップと付き合ってはいけないのです。

常識的な単価の提示に対して、「自分は技術がよく分からない」と言っている本人から「○○は幾らで作ったそうじゃないか。何でそんなにかかるんだ?」などと言われたりするギャグのような状況で笑ってはいけません。要求が違う事を説明しているのに理解していないのでしょう。同じものを作るのならばきっと同じコストで出来るでしょう。要求が違うのに同じコストや期間でないと可笑しいと言い切る分からず屋と付き合ってはいけません。顧客ならば説得するのですが、スタートアップのメンバーとして参加しておきながら理解せずに一人でトンチンカンな事を言うのであれば、速攻で切らなければなりません。

ある時、10年前に有名スタートアップが1人でWebを作ったのだから今でも1人で作れる筈で、1人作れないのは可笑しい、もっと安く作れる筈だと小馬鹿にしながら言ってきた人がいます。こういうのとは付き合ってはいけないのです。そもそも要求が違うのです。説明しても理解できなかったのでしょう。その程度の人だったのです。早いうちに薄々気付いていたのですが切るのが遅かったのが反省点です。10年前だとWebだけシンプルに作れば良かったですし決済もオンラインで即時決済ではなかったでしょう。それは特に初期バージョンではそうです。当時はPCブラウザだけの対応だけで良かったですしデザインはシンプルでも十分通じましたが、今はWebはモバイル対応が当たり前ですし、Webのモバイルは使い勝手が悪いからiOS(iPhone/iPad)のアプリとAndroid用のアプリを「ネイティブ」で作りましょう、という話をしているのに10年前のWebしかなかった時代の事を持ち出して「◯◯は1人で作ったそうじゃないか。」と人の見積もりを馬鹿にして、「どうして1人で作れないのか? 可笑しい。もっと安く作れる筈だ」と言ってくるような人とは付き合ってはいけないのです。自分が理解していない点を説明して理解してもらおうとしたら、プライドを傷つけられたらしく恨んでくる有様。本当に時間の無駄でした。iOS(iPhone/iPad)のアプリとAndroid用のアプリの対応にしても、昔は「ガワアプリ」と言ってWebブラウザを被せただけのもので良かったのですが今はネイティブにそれぞれ作り込まないとそもそもiOSだと審査が通らないですしユーザの使い勝手も悪い。そんな事を十分に説明した筈なのに上記の事を言うような決定的に勉強不足で理解力が足りなくて、おそらく人の話をきちんと理解していなくて、理解していないのに分かったと返事をしていたような、人を小馬鹿にしたような態度を取るような起業家とは付き合ってはいけないのです。今から思えば、いいように返事だけしておいて全部私に作業させようとしていたフリーライダーだったのでしょう。世の中、色々な人がいるものです。ちゃんと自分の無知を認めていさえすれば全て教えるつもりでいたのに頑固に「自分は全部わかっている」と言う態度を貫くものですから、もちろん切りました。この種の人はスタートアップを酒のつまみにするくらいのが合っています。スタートアップを酒のつまみにしたい人と実際に行う人とは天と地の違いがあるわけです。越えられない壁があります。人当たりが良くてそれっぽい事を言う人に最初は惑わされても、一緒に仕事をすれば本物かどうかすぐに分かります。でも、そのような人が悪いと言うつもりはありません。人はそれぞれ自分が行える事を行うのであって、理解の範疇を超えたものが手に負えないのは誰にでもあり得る事です。それの限界を認める事が出来るかどうかも人の器であり、認める事が出来ないからと言って、誰からも咎められるものではありません。好きに生きれば良いのです。私の知らないところで。一応年上だしリスペクトしていたら次第に勘違いしてきたので、そう言う頭の悪い人とは相性が良くありません。多少のことは目を瞑って(密かに)相手を教育するつもりでいたのですが、実際のところ相手の教育が進む前に勘違いの方に進んでしまったのです。私はよくこうして相手を勘違いさせてしまう事が多いのですが、どうしたらいいものか。そもそも頭が良ければそんな勘違いもしない筈なのですが。過去の偉大なスタートアップは立ち上げ時から何年も積み上げてきて、立ち上がるまでは1人で作ってきたというのは理解できます。時間をかければそれは十分可能でしょう。しかし、我々は上記のような多彩なアプリを1ヶ月かそこらで作ろうとしているわけですから、1人では到底無理です。考えればすぐにわかることです。見積もりに期間という概念もなければ要求の幅という概念もなくて「1人」という言葉だけを取り上げて他人を貶めるような人は速攻切ってしまって良いのです。こういう人は、業界で「シーンスター(Scensesters)」と言うのかもしれません。シーンスターを起業家に含めてはいけないですね。絶対に。

■IT技術職いろいろ
技術職自体はやってもいいのですが、この業界は疲れる人が多くてエネルギーヴァンパイアや成果泥棒や技術泥棒だらけですし、アメリカと違って日本人技術者の単価は安いので費用対効果は最悪です。続ける意味ないです。趣味では多少続けても良いのですが。

AI技術者になるべく勉強すると言う選択肢もあるにはあります。日本でも最近はAIの高度人材は市場で需要があるが、結果が見えにくい職業で、結果を出せるAIはかなり難しいのでブームが過ぎたら高コストのAI人材はお荷物と見なされるでしょう。本格的なAIができるまで10年間頑張るか? と言われると、それは微妙です。
日本のIT受給でいうと、どんどんと海外発注が増える筈なのでそこに入り込むという選択肢もなくはないが、そもそもITに関する個人的な興味が薄れてきています。
IT関係で目新しいことは当分出てこないでしょう。ITでの勝者はほぼ確定しつつありますし。業界再編くらいはあるかもしれないですが、IT革命ほどの大きな流れは当分来ない。

■IT業界とその他の業界の違い
IT技術は見えにくいので「見積もり」がし辛い状況にあります。建築などではほぼ正確な見積もりが出せますがITは正確に出せないので「要求変更による追加請求」が発生することがありますが、契約書に見直し条項があったとしても、請求する方もされる方もとてつもないストレスになります。人によっては後出しの詐欺だと思うことも少なくないでしょうが、固まっている業界ではないのですから仕方のない面もあります。一品物を作ろうとしているのに依頼主が既製品のつもりだったということなんて珍しくありません。そもそも、小さな会社の付き合う相手ですと要求が曖昧であることが多く、であれば見積もりも正確にすることは不可能です。例えば、オープンソースを入れて終わりにしたいだけなのに一品物の請求をされたという発注主と、相当にカスタムしないと要求を満たせないから請求する業者との認識のズレはそうそう埋まりそうにありません。久々にこの世界を垣間見て、やはり受注開発は素人相手にしてはいけないのだと思い知りました。発注主が「ITはよくわからない」と言っていたら受注は見送ることです。必ずトラブルになります。上にも書きましたように、どこそこはこれで出来たというではないか、などという金額が一人歩きして、それは「簡単なのになんでそんなにかかる」なんて話にすぐに結びつきます。素人さんを相手にしてはいけないのです。建築業界はある程度のコンセンサスがあって幾らくらいが妥当か基準があります。IT業界はどんどんと変わりますし、要求も変化しています。建築業界は要求はそうそう変わりません。IT業界だとWebのPC向けのシンプルなHTMLを1つ作ってサーバも1つで良かった時代はとうの昔に終わっていて、HTMLならPC/スマホ/タブレット対応は当たり前ですしデザインも凝らないといけないですし、そもそもスマホとタブレット向けにはネイティブなアプリを別途作る時代なのに過去の偉大なスタートアップが15年前に1人で作っていたから1人で作れるはずだとか本気で言い出して私の見積もりはおかしいと言い出すような世間知らずの素人を相手にしてはいけないのです。傍目に見て話を受け流す分には世間話で害はないですが、仕事で関わってはダメです。IT業界がどんどんと移り変わっていることすら認識していないような素人さんがITに参入してくる時代ですから、ここは厳しく関わりを切らないと自分が不幸になります。 きっと、子供の頃から今まで、相手を厳しく切るということが苦手だった私にそのような壁を作って相手を切る訓練をさせてくれたのでしょうね。 そうでなければ搾取されてしうだけでしょうから。 そのような成果泥棒やエネルギーバンパイヤと縁を切るために起業した筈なのに起業してまでそのような成果泥棒やエネルギーバンパイヤあるいは相手をコントロールしようとするような人と関わるなんてことになったらコントのような可笑しな状況になってしまいます。 上にも書きましたように、自分では凄くできると思っていたりしますと厄介で、本当に使えないのに自分は最高とか思っていたりすると関係を切るときに苦労します。 本当に面倒くさいです。 上に書いたように簡単に恨まれます。 そのくらいなら、ある程度の安定した企業で細々と搾取されていた方がマシということになってしまう。 IT革命の余韻が続いており、未だに「あわよくば私も一攫千金」という訳の分からない人が大勢いますのでなかなか大変ではありますが、ある意味、面白い世界とも言えなくもないです。私はもう十分で、お腹いっぱいという感じですが。 こういうのは諸刃の剣で、恨まれる人のことを考えてしまうと自分も同化してしまうので、綺麗さっぱり切るしかないのです。そして、関与して汚れてしまった部分は祓うしかないのです。戦おうとすれば巻き込まれるのです。汚れは祓って清めるしかないというのは神道的な考え方ですが、ここではそれが正解のように思えます。

■人生のサイクル
子供の頃から始まったコンピュータやその他諸々、人生のサイクルがちょうど1周した、という印象です。ここが分かれ目。もう辞めても良いです。
もし、なまじ会社が中途半端に動いていたら辞めるに辞められなかったので、やはり私の人生は完璧です。

■私生活の今後
本業ではほとんど儲けがないし、投資もここ2ヶ月で大きな損益が出たので資産的には全てが2年前に戻ったような感じです。
いろいろ経験できたので良いとしますが、もし奥さんがいたら「実家に帰らせて頂きます」と言われてしまう状況かもしれないです。

今後のことはあまり見えていませんが、成功も失敗も含めて全ては完璧ですので何とかなるでしょう。
夏休みはヴィパッサナー瞑想してきた後、ベトナムに2週間ほどヨガしに行きます。冬には1~2ヶ月インドに行くかもしれません。来年2月にKumbh Melaという聖者のお祭りがあるので見学したいのです。
来年春以降のことはわかりませんが、何かやりたいことが出てきたら普通に就職、あるいはそれまでの投資の結果如何によっては他の選択肢もあるかもしれません。
大学院に行って学び直すというのも手ですが、勉強なんてすっかり忘れてしまったのでやり直しも大変ですし授業についていくだけで一苦労かと思うとなかなか重い腰が上がりません。大学院案内を見ても、コンピュータ系の学科はもはや興味がないし、MBA等を取り直してもどれだけ有効に使えるかどうかもわかりません。興味があるとすればインド哲学とかですけど、そうなると私が苦手な文系の科目を受験勉強し直さなければならないので、それはそれでとても大変です。
今後のことはこれから数ヶ月かけて考えます。


[追記]

サイドビジネス時代も含めると約10年間運営してきたオンライン英会話スクールを閉鎖することにしました。

主な理由はフィリピン現地でメインの某スタッフ兼先生がニュージーランドに移住することになったからで、新たなスタッフとか事務局とか運営とか送金とかスタッフの信頼性とか競合とか先生教育とか先生募集とかいろいろ勘案した結果、クローズすることにしました。運営コストはほとんどかからないので継続してきたのですが、再立ち上げでフィリピン行ったりするとコストが利益に見合わないかな、と。10年前は小さなベンチャーが乱立していましたが今は淘汰されてきていますしね。そろそろ潮時です。

思えば10年前、リーマンショックの時に勤めていた会社が「一時帰休」とかいう謎な仕組みで1週間に2日ほど休みになって(会社はその分、国から補償金もらって)週休4日になったのでその空き時間を使って英会話スクールをサイドビジネスで立ち上げたのが最初でした。いやあ、懐かしいです。あの時は本業はそっちのけでめちゃくちゃ楽しんでいました。新規事業ってのはこうじゃないとね。思いのままにやってましたよ。フィリピンにも何度か行って、セブ島行ったり、ミンダナオ島の僻地にも行きましたっけ。現地マネージャーとのトラブルも懐かしい思い出です。いろいろありましたねえ。本業も新規事業でしたがあまり興味がなくて努力30%でなんとなくこなし、興味のほとんどは英会話スクールの時期でした。同じ新規事業でもやり方も考え方も全く違いましたね。本業よりもサイドビジネス万歳と思っていましたね。この時期はアフィリエイトの仕組みも始まったばかりで毎月ポイントが沢山入ってきて良かった時代です。今はアフィリエイト全然だめ。

思えば、私なんてWeb黎明期の2000年時代からデータベースとかWebとかずっと作ってきていたのに本業の会社ではあんまりそのこと言わなかったから、Web分野はほとんどサイドビジネスでやっていましたね。あの頃はまだまだウェブの黎明期でしたし色々と新しい仕組みを試したりしましたね。最初はシンプルなWeb1.0でしたがやがて動的な仕組み(jQuery)が出てきてそれに切り替えたり、Webのブラウザだけで動くホワイトボードを作って先生と生徒が同じ画面を見て教材を背景に線引きマークできるようにしたり、AndroidやiPhoneのスマホアプリも作りましたっけ。Webだけでリアルタイムで動く(flashなどのプラグインの不要な)ホワイトボードは当時は画期的で、凄く面白かったのです。今でこそ当たり前ですけどね。今でこそPayPalなんてのも当たり前ですけど出てきた当時は凄いと思ってオンライン支払い後にすぐにWebシステムに反映・連携できる仕組みを作って、支払いを自動化できるようになったのを実感して面白がっていました。1人で作っていましたので時間はかかりますけど、そんなに急ぐものでもないですし言うほど時間はかからないので楽しみながら作っていました。こういうやりたい放題なところが新規事業の良いところです。もっと儲かれば良かったのですけどね、最近は大手がシェア伸ばしすぎというかデフレ経済で100円ショップ状態なので儲けが少ないのです。日本人ってデフレ経済しかできないのだろうか? と思ってしまいます。Appleみたいにプレミア付けてどんどん値上げすればいいのに、デフレ経済していたら事業の発展もないと思うんですけど。80円で仕入れて100円で売る商売していたら大変でスタッフが疲弊するだけでは。案の定、フィリピンの英会話で上場した某会社の決算を見ると散々な結果で、あんな価格とサービスしていたら発展もないのがよく分かります。上場ゴールで本人たちはいいんでしょうけど、業界のコスト構造を潰して上場ゴールしてもらったら業界全体が迷惑です。上場ゴールで独占してくれればまだ良かったのですが、中途半端なシェアで絶対勝者がいないので潰しあいの持久戦になっており、微妙です。

それでも、スタッフがニュージーランド在住ならネイティブ料金取って再立ち上げする手もありますけどね。でも、とりあえずは閉鎖ですっきりします。フィリピン人先生のスクールはもう厳しそうですが、しばらく経って大手が独占したら料金上げてくる筈なので全体的に単価が上がったらまたチャンスあるかもしれないですけど。まあ、それは今後のお話。割と区切れ目としては良いタイミングっぽいです。


今だから話せるびっくり昔話。

最初のマネージャーは女性でしたが、私が度々フィリピンに行っていると、何故か周囲の先生たちはそのマネージャーと私がカップルになればいいじゃん、みたいな扱いをし始めました。とある時には事務所にマネージャーの両親が手伝いに来たりしました。両親も心配だったのでしょうか。マネージャーの両親は落ち着いていて普通なのですが、マネージャー自身は元遊び人ぽくて、いろいろ噂を勘案すると、昔はセブ島で外国人をはべらかしていたこともあるっぽくて、カップルはあり得ないと思っていました。周囲の先生の私とマネージャーへの扱いが段々と変わり、なんだか変だなー と思いつつもスルーしていたのですが、ある時セブ島に行って様子を見ようとすると、他の先生が「2人で近くの島に遊びに行ってきたら?」とか言って煽る一方でマネージャーはというとどこか苛ついているのとベッドインに誘うような感じが混雑していたのですが、非常に違和感があるのです。これは裏があるな・・・と思って急に予定変更してその後、マネージャーとは会わないようにして帰国しました。本当に私が好きで私の行動に苛つくのとは全然違って、私が思い通りに動かないから苛ついているのがミエミエでした。こんな違和感ありありのハニートラップにかかるような私ではありませんよ。

会わないようにしたら、元々お金とか方針とかで行き違いがあったのがマネージャーの中で爆発したらしくて、私のことを「それでも男か」と言って、私を抱けとでもいいたそうな感じでヒステリーになっていました。

最後には、「次来たときは私の安全は保証しない」とか怖いことを言い出しました。フィリピンで恨みを買った外国人は5,000円くらいで雇える殺し屋(ヒットマン)に狙われて銃などで命を落とすことがよくあるそうです。現地在住の日本人が言うには、そんな値段だから、殺し屋が来たら倍の価格で依頼主を殺してくれ、と殺し屋を買収できたりするらしいです。フィリピンは何でもありですね。そんな脅しも受けたので人気のないところには絶対行かないようにして無視して帰国。心の中ではこのマネージャーは区切りのいいところでクビだと判断した上での帰国です。殺しの脅しを受けてまで雇い続けたりはしませんよ。もちろんその後、マネージャーはクビにしてスタッフ入れ替えました。いろいろあって向こうも強情になり、スクール運営に支障が出そうで悠長にできなかったので無理やりやったのですが、そのマネージャーに従う先生は授業拒否していたので新規の先生を入れてスクール継続。マネージャー入れ替えも先生入れ替えもうまく行きました。

ここまでならよくある現地マネージャーと日本の本社とのトラブルで、それほど珍しくもありませんが、驚くのはその後です。

しばらく様子見していたら1人の先生からチャットが来て「知っていますか? ○○は子供を生んだそうですよ」というのでびっくり! 他の先生に聞いたら「貴方の子供じゃないの?」「最初は貴方の子供かと思った」とかいうのですが、していないのに生まれるわけないじゃん... てことで、どうやらあのマネージャーは私の子供ってことにしたくてベッドイン誘っていたようです。やれやれ。違和感はこれだったか...

まあ、こんな女も世間にはいるので、人によってはよく聞く話かもしれません。

驚くというか笑ってしまったのはその次。

どうやらその子供は親戚の同年代の男と夜な夜な楽しんでいたらできてしまった子だというではありませんか。

はぁ〜? 最後のオチはそれかい!

「三等親離れてりゃべつにいいんじゃないの? 近親相姦でもないんでしょ?」とも思ったが、とある先生が言うには「もう彼女は幸せにはなれない」という絶望的なことを言っていますので、周囲の意見としては彼女の行動はフィリピン社会では認められないようです。

はぁ〜。日本ならひっそりとおろすのかもしれませんが、フィリピンだとそのまま産んでしまうんですね. .. 赤子を殺さない分だけマシなのかもしれませんけど。キリスト教の社会だからおろさないのかも。

フィリピンではこんなハニートラップもあるよ、というお話でした。

私はフィリピン人の恨みを買ったし脅しも受けたのでそれ以降フィリピンに行っていません。今後行くとしても厳重注意あるいは事後報告で行きますよ。それでも殺される時は殺されますから、もうフィリピンにはあまり行かないと思います。恨みを買ってしまうとフィリピンは怖いところです。そもそも私をトラップにかけようとしたのはフィリピン側なのにどうして私がここまで恨まれなきゃならないのだ。

資本は日本側でウェブもシステムも集客宣伝も日本側のコスト負担だが利益のほとんどはフィリピンによこせという強情フィリピン人は、そもそも経済とか株式がよくわかっていない感じだったので、ほんと、一部のフィリピン人なのか一部のフィリピン女性に限ってのことなのかわからんが、強情なだけで話を理解せずに、単に、自分が現地マネージャーだから全部よこせという主張は理解に苦しむことがあった。あまりに頭が良すぎると扱いが面倒だしあまりに馬鹿だと指示が面倒と思ったのでそこそこの頭の人をマネージャーにしたが、どうも人選が微妙だったっぽい。どちらかというと中央より頭悪い方に寄ってるマネージャーだったのかも。

殺されるリスクまで持って運営するのもバカバカしいので、そういう意味では英会話スクール閉鎖で良かったのかもしれないです。フィリピンとの関わり合いが薄れますからね。フィリピンに行かなければそうそう殺されないでしょう。いつか元マネージャーが金持ちになって国際殺し屋を雇ったら怖いですけど、そこまで心配してられないですし。人によっては一生恨みを持ち続ける人がいますから、油断はできないです。


事業振り返りの続き。去年のふり返りを含みます。

10年間にいろいろなことがありましたが、現地マネージャーを切るとか、恨みを持たれそうなことをする時は最悪一生恨まれる可能性を受け入れてからやります。

当時は現地マネージャーに殺人予告的な警告を受けたわけですが、さすがにそれは行き過ぎで予想外だとしても、ずっと恨んで思念波を送ってくるくらいの人はたまにいます。

切るときはもちろん「自分が絶対に正しい」という信念があるのが大前提です。ビジネス、特に新規事業の立ち上げで使えない人材を切るのは重要です。恨むのは相手の自由選択、切るのはこちらの選択です。切るときは相手を恨んだりはしませんけど、切られた方は恨みが残ることがあり、その恨みは一生続くこともあるので、切る時は一生恨まれる可能性を加味してやります。

日本の多くの会社はローカルのマネージャーの多大な要求を断るのが苦手で、勘違いしてしまったローカルのマネージャーを切るのはもっと苦手な気がします。現地で監督している本社人材に権限がないので、ローカルのマネージャーは本社のご機嫌取りしていれば安泰です。これは、本業の会社で赴任している時に実際に起こったことです。他の会社の噂を聞くこともあります。

世間一般で「現地に権限委譲」が叫ばれていても、日本の会社は勘違いのローカルマネージャーに権限を与えてしまいますから権限委譲しなかった方がよほど良い事になったりします。

私のサイドビジネスの場合は1人ですから好きなようにできました。

切ると決めたら切らなきゃダメだと思います。ローカルのマネージャーが勘違いしたら終わりですよね。本社のご機嫌取りをしている一方でやりたい放題であれば切るしかないです。まあ、多くの会社は切れないでズルズルと損失が拡大するわけです。

新規事業であれば使えない人材を切るか、そもそも関与させないのが一番です。前にも書きましたがスタートアップにはフリーライダーがわらわらと近寄ってきますからね。フリーライダーはそのうち棚からぼた餅を貰うまで次々とスタートアップを狙い続けるのでしょう。フリーライダーあるいは勘違いマネージャーは切る必要があります。まあ、このあたりは前にも長々と書きました。

切ると決めたら切る側は確信がありますが、切られる側は恨みを持つことがあり、表面上は明るく仲良く振る舞っていつつも恨みを晴らすチャンスをずっと待っていたり、根回しして蹴落とそうとしたりする性根の悪い人が少なからずいます。去年のスタートアップ立ち上げでもそういう人がいましたね。まあ、本人はうまくやっているつもりでも蹴落とそうとしているのがバレバレですけどね。私は大抵、鈍感なふりして好きなようにさせていますよ。私ってどうやら油断される方なので油断しいている人を見抜くのは簡単です。そんな人に仕返しや対処をするとカルマに巻き込まれますからね。他人を蹴落とそうとする人はそれがカルマになって自分に返ってきますから、私がわざわざ相手してあげる必要はありません。勝手に落ちてゆきますし、すぐに落ちないとしてもそれは私には関係のないことです。

蹴落とそうとしている人はヨガのヤマニヤマで「他人の悪口を言わない」ってのに反していますから本人の成長が阻害されますし、邪念のこもった贈り物をして自分の仕返しを他人に肩代わりさせようとするのもよくないです。ヤマニヤマの「他人から贈り物を貰わない」という項目のはこういう文脈で理解できると思いますよ。贈り物にはその人の念がこもっていますからカルマに巻き込まれてしまうわけです。よくわからない人から贈り物をもらったら神に捧げればよいわけです。周囲でそういう人の手駒にならないように振る舞うのも人生の処世術ですけど、手駒になってしまう人はカルマに巻き込まれているわけですから、行動は気をつけないといけないですよね。自分には関係ないカルマに巻き込まれても面倒なだけです。蹴落とそうとしている人特有のニヤついた顔は気持ち悪いし、モノに宿った念ですぐにわかりますよ。本人は「うまくしてやったり」と思ってほくそ笑んでいるのかもしれないですけどね、バレバレですけどね。その人のカルマなんだなあ、と理解して、関わらないでいるのが良いです。家のカルマとかその人のカルマとか、いろいろありますよね。ちょっと突けばどんどんカルマが出てきますから、関わらないのが良いです。仕返しして満足するような人はエゴが大きいんですよねえ。人間である以上、程度問題ではありますけど。許容範囲外ということです。


まあ、事業とかスタートアップとかしているとカルマに巻き込まれやすいですから、都度スルーするしかないですね。

フィリピンだとキリスト教ですけど、キリスト教の宗派にもいろいろあって、現地マネージャーはマイナーな宗派に入っていて考え方がよくわからないことがありました。周囲の先生もマネージャーのことを「とある時、生まれ変わったとか何とか言っていたけれども、どういうことか、よく分からない」とか言っていました。宗教的な思考(ドグマ)はよく分からないです。その人のカルマなんでしょうかねえ。セブ島で外国人の男をはべらかして、その後、その宗派で生まれ変わったらしい。よくわからない。

前のスタートアップで一緒だった人も宗教というか仏教系で、仏教系なのに他人を恨んで仕返し目論んでいるような感じで、その人には「潰してやろうか」と脅迫されたのでその後あまり話していません。一度脅迫されたら一生ものだと思うのがマイルールです。その後の態度が軟化しても脅迫は一生ものだと思うのがマイルールなのです。仏教とかヨガとかやっていてもヤマニヤマという基本ができていない人も多いんだなあ、と思いましたよ。ヨガとか仏教とかしていてもカルマは人によっては根強く働くんだなあと思って興味深く眺めていますがその人のカルマの輪からは離れていますよ。一見すると仲良く明るく振舞っていても恨みは一生消えないことがある、ということが私にはわかっていますから、一回でも脅迫してきた人とは基本的にその後一生ずっと付き合わないようにしています。これはマイルールです。マイルールを破って「まあ、大丈夫かな」と思ってしまうと私が忘れた頃に仕返しされたり罠張られたりするので、このマイルールは絶対ですね。一度でも私を恨んだ人に対しては一生ずっと決して油断しないのがマイルールです。一度でも油断したら後ろから刺されますよ。

こっちは許したつもりでも、脅した本人は私のことを「脅しに屈するカモ」とみなす可能性が高いので、そうであれば仲直りするよりも一生関わらない方が良いのです。「脅したりして申し訳無い」と誤ってきてもマイルールが適用されますから、一度でも脅してきた人は相手しません。表立っては仲直りする可能性はありますけど、マイルールが優先されます。多くの場合は恨みは一生ものと思っておいた方が安全ですしマイルールが正しいことが多いので。

そうしてネチネチと蹴落とそうとしている人のカルマに巻き込まれないのが大切ですけど、無意識的にせよ巻き込まれている周囲の人は、無意識に巻き込まれたことで苦い人生経験を積んでいるのだと思いますよ。本当に賢い人はカルマに巻き込まれないですからね。

勘違いしたマネージャーとか、恨んで根回しして蹴落とそうとしている人とかに何を言っても無駄だからこそ切るしかないわけです。本人に言っても否定するだけです。一見道徳的で振る舞いは礼儀正しくても、裏は透けて見えますからね。こういうのは議論しても無駄です。結局は本人が自分で気付くしかないわけですが、本人が気付くまではカルマの車輪を回し続けるので、カルマに巻き込まれたくなければ離れて見ているか、あるいは関係を切って無関係になるしかないです。特にクレクレ君は切るしかないですよね。言葉たくみに取り入るけれども実際の実務が使えない雰囲気ばっかりの人は何なのでしょうかねえ? スタートアップの初期メンバーじゃなくてイチ営業ならそれでいいのかもしれないですけど。

私は基本的に「与える人」であり続けたいと思っているし、だから相手に良い条件を提示するけれども、どうやら一部の関係者には私がカモに見えるらしいんですよね。そんな好条件なのはカモか世間知らずだと思うらしい。だから、私が相手からカモとか世間知らずと思われたらその人は切るわけですが、そういう人に限って長期にわたって恨んでくるんですよねえ。棚から牡丹餅がもらえそうだから近寄ってくるんですかねえ。あるいは、甘やかしたから勘違いしちゃったのかなあ? ほんとに使える人材ならネチネチした復讐に長々と気力使わずに新しい事業なり社会貢献とかに精を出せばいいのに、陰ながら復讐に燃える暇人も世の中には多くいるんですよねえ。最初からそれを見抜けない私も人生経験が足りないのか、あるいはそれも私のカルマで、多大な要求を跳ね除けることが私のカルマ解消なのかもしれないなあ、とも思ったりします。

と、いうことで、事業を少しふり返ってみました。

スタートアップの方は実例がないと分かり辛いかもしれませんけど、スタートアップのクローズ時のことは以前にとても長く書いたのでここでは書きません。

まあ、要は、切ると決めたら切る、ってことです。

ここ10年および去年の振り返りでした。

さて、今年はどうしましょうかね。



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