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ホーリー・マザー「クンダリニーが目覚める前に、人は、アナーハタ音を聞きます。」

2018-10-28
トピック:スピリチュアル: ヨーガ

■クンダリーニ
クンダリーニの前段階のちょっとした経験として、2018年1月に電気ショックがムーラダーラ・チャクラ(会陰)に走って、その後アジナ・チャクラ(眉間)の眉間の肌の少し上の空中で爆発してエネルギーが抜けたことはあります。クンダリーニかどうかは微妙なところで、単に刺激が走っただけな感じです。人によっては「まどろみ型クンダリーニ」と呼ぶ場合もあるようですが。急激型だと一気に上がるらしいですが、急激型ではない感じです。(その後のクンダリーニ体験続きは下記参照)

ナーダ音とクンダリーニの関係につて、上の「沈黙の声」にも少し言及がありますが、「瞑想と霊性の生活3(スワーミー・ヤティシュワラーナンダ著)」に面白い記述があります。

ホーリー・マザー「クンダリニーが目覚める前に、人は、アナーハタ音を聞きます。」

このアナーハタ音はナーダ音のことであると解釈できます。なかなか面白いです。

この本は出版している団体の出展ブースで買ったのですが、そこで売り子をしていた何人かにこのアナーハタ音について聞きました。すると、その時点で出版準備中のプラナヤーマの本にナーダ音について少し書いてあると言っていました。そして、その他の本にも少し言及されていたと思いますが、特別これに焦点を当てた特集はなかった筈とのことでした。散らばっているのを探すしかないようですね。

例えば、「続・ヨーガ根本経典(佐保田 鶴治著)」に掲載されている古典のゲーランダ・サンヒターに記述があります。

(5章79~80) 右の耳のなかで内から発する心地よい音が聞こえるであろう。初めにコオロギの音、次にはフルートの音、それから、雷、太鼓、蜂、ドラ、さらに進むと、トランペット、湯沸かし太鼓、ムリダンガ鼓(南インドの両面太鼓)等の騒音楽器の音及び太鼓の音が聞こえてくる。
(5章81~82) そしてしまいには、かのアナーハタの音の響きが聞こえ、その音のなかに光が存在し、その光の中にマナス(こころ)が存在し、そしてこころはそのなかで消えてしまう。これがヴィシュヌ神の高御座に達した境地である。かくの如く三昧(サマーディ)に達するであろう。

てっきりナーダ音とアナハタ音(アナハタ・ナーダ)とは同一だと思っていたのですが、ゲーランダ・サンヒターでは区別して記載されています。言われてみると、分けて考える方がしっくりきます。

広義でのナーダ音は超感覚的な聖音・霊音全てを指すと思いますが、ゲーランダ・サンヒターの言うアナハタ音はアナハタ・チャクラに結びついた特別の音と光を意味しているようです。
ただ、私が最初に理解していたように、アナハタ音が広義のナーダ音の意味として使われていることも多い感じなのでコンテキスト次第ですかね。

それを踏まえると、ホーリー・マザーの発言は2つの可能性があります。
・広義のナーダ音が聞こえ出した場合の話
・ゲーランダ・サンヒターで言うところのアナーハタ音が聞こえ出した場合の話
元の文だけではどちらなのかは区別できませんが、どちらにせよ通る道のようなので、今のうちからあまり気にすることもなさそうです。そのうち謎は解けるでしょう。

私の場合、広義のナーダ音は聞こえているものの、ゲーランダ・サンヒターで言うところのアナーハタ音はおそらくまだです。聞こえている音のいずれかがそれなのかもしれませんがハート(アナハタ・チャクラ)から聞こえていると言う感覚もないですし、音の中に光は見えませんので。

「ハタ・ヨガ・プラディーピカ(Hatha Yoga Pradipika、Swami Vishnu-Devananda著)」を見ると、以下のようにあります。

(2章20番)ナディが(完全に)浄化されたら、内側の音(アナハタ)が聞こえ、完全な健康が達成されます。

これは、最初読んだ時は「聞こえてくる音は全てアナハタ音」と解釈していたのですが、その可能性ももちろんありますが、ここにわざわざ「完全に」と記載していると言うことは、ゲーランダ・サンヒターで言うところのアナハタ音を意味しているのかもしれません。完全ではない時にも聞こえてくるナーダ音があることを前提にして、完全に浄化されるとアナハタ音が聞こえる、とも読めなくもないです。そうはいっても、「浄化されたら聞こえる」と言う言い方からすればそれは深読みし過ぎかもしれませんが、元はサンスクリットなので解説者の意訳が入っている可能性もあります。



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