7pay問題: 日本のIT受注開発は構造的に破綻しています

2019-07-04
トピック: IT業界

噂では7pay側は「よくわかんない全部ベンダーのせいタダでやれ7/11までに必ずやれペナルティも払え」とか言い出したらしいです(by Twitter)。IT担当者のいない中小企業のブラック案件みたいな話がセブンイレブンであるとはびっくりです。7payは当分使わない方がいいですね。

「7pay緊急会見」で露呈した3つの大問題。なぜ脆弱なセキュリティ対策で開始したのか

セブンイレブン関連のIT開発には絶対に永久に関わらない方がいいですね。暗記。

というか、似たような素人発注が多いとITエンジニアになろうという人がどんどん減りますよ。今に始まったことではないですけど、後から次々に要求変えるなら金払うのが当然なのに今回のセブンイレブンみたいに「わかんないって言ってるだろ。タダでやれ」って怒鳴ってくるブラック発注主が日本には多すぎ。こんなんじゃIT産業廃りますよ。いや、もう廃ってると思います。聞こえてくるのは「○○円で作ったぜ」というデフレ自慢話ばかり。それって労働搾取というかやりがい搾取というかパワハラというか暴力でしょ。技術者にまでお金回ってないですし。怒鳴るか立場を利用して圧力かれば安く人が動くと思っている人多すぎ。半グレみたいな発注主もいますからね。

私はプログラムは好きですが趣味でやれば十分楽しめるので本業は引退しようかどうか悩んでいます。今回に始まったことではないですけどね。まぁ、「やってられない」ってとこです。タダでやらせようとするブラック発注主が多すぎますよ。セブンイレブンがそれで通ったらますます他が真似しますしね。

まあ、昔は日本の業界の将来も案じましたが、今は割と諦めモードというか、変える力もないですしね。今は割とどうでも良いです。IT技術者の待遇は差が激しいですが、ぶっちゃけ、最底辺のIT技術者やるくらいならコンビニバイトの方が儲かるかもしれないですね。日本の場合で待遇良い人はきちんとできる人もますけど多重請負構造の上の方でピンハネしている人も多いですからね。日本のバブル崩壊時代はハード全盛で、日本の古い会社はハード人材が立場が強いところが多いですからね。今回も「所詮ソフトだろ」って感じで開発して炎上したのかもしれないです。

噂では7payの開発は野村、NTTデータ、NEC等あたりだそうです。相当高いお金払っているでしょうねえ。高いお金払っておいて上のようにタダで直せとクレームつけるのと、中小企業がもともと激安で作らせておいてタダで直させるのとは全然違いますけど中小企業は言葉尻に乗っかかってタダで直させようとするでしょうね。中小企業でお金なくてアホみたいに激安なのに大企業と同じようにVIP対応しなきゃキレるような勘違い中小企業も多いですし。だったら最初から相手にしないですよ。そのあたり、勘を鋭くして最初に弾かないと悲惨な目にあいます。

家を建てるのに数百万円しか用意してなくて「なんでできないんだ? 対応悪いぞコラァァァァァ!!!とか工務店で怒り散らしたら絶対追い出されますよ? IT業界では、発注主がありえない金額でやらせようとしているのに半ギレになって「俺はよくわからないっていってるだろう!!!」と普通に圧力かけてメンタル壊しにくる顧客がワラワラといます。日本のベンチャーは技術力アップよりもメンタル管理の方が大変な気がします。まあ、どんどんとIT業界は廃れると思います。こんなの相手にしていられないですよ。日本だとIT技術者は給与安くて、同じ給与なら事務とか色々と選択肢がありますからね。アメリカだと高給ですけど。何なんですかね、これ? こんなんじゃIT技術者辞める人多いと思いますし、新たに参入しようとする人も少ないと思いますよ。

そのうち業界が衰退したらセブンイレブンみたいなブラック発注主は相手にされなくなりますよ。野村総研みたいなコンサルはピンハネできるからやりたがるでしょうが技術者が集まらなくなると思います。昔は技術者は行間読んで、言われていないことも考えて作りましたけど今は無駄だと言われることが多いみたいですからね。想像ですけど、技術者が指摘してもセブンイレブン側が「使い勝手が悪い」「無駄だ」と言っておきながら問題起きたら「俺は知らんって言ってるだろ。作った奴らが全部悪い」って怒鳴ってるのが想像できます。これでメンタル壊して入院するIT技術者が何人出るのでしょうね。業界的にはよくある話でもはや誰も驚かないでしょうが。まあ、IT受注開発という業界は終わってますね。既に20年前から終わってますけど未だに続けているんですからねえ。よく日本人は我慢しますよね。マゾが多いのかなあ? 人月商売だと、お金を払ってくれる限りはプロジェクト炎上した方が開発会社は儲かるから実は今回の下請け会社は大笑いしているかもしれないですね。そして技術者は鬱になる、と。そんな開発に関わらないのが一番ですよ。開発会社のマネージャーだけが大笑いして技術者が死ぬのを続けていたらもう日本のIT産業は衰退するしかないですよ。

セブンイレブンのIT開発には関わらない。暗記です。

■IT受注開発はもう終わり
私がIT請負はもう持続不可能と言うのには理由がいくつかあって、最近、民法が改正されて瑕疵責任が拡大されて責任追及が「引渡時から1年以内」から「知った時から1年以内」になったのです。今回はリリース後すぐの不具合ですけど、もし今後、リリース1年以降に問題が出たらそれこそITベンダーはその修正で大赤字になると思います。今後また同じようなセキュリティホールが出ないとも限らない・・・ というか、きっとまた出るでしょう。その度にITベンダーは無償で修正することになるでしょう。金額交渉は出来ますがかなり難しいと思います。

民法改正前ですら、大きな会社であってもたった1つのプロジェクトが炎上して大赤字を垂れ流しただけで会社全体が赤字に転落してしまうような場面をよく見てきました。もともとIT受注開発という形態は経営的に成り立たないと思いますが、多重請負構造でピンハネしたい人が大勢いるのでなくならないのだと思います。であれば、IT技術者がそんな現場に行くことを拒否するしかないのです。

ついでに言っておきますと、IT技術者ピンハネは多重請負も悪いのですが、SES(システムエンジニアサービス)と呼ばれている偽装請負での客先常駐がピンハネ構造を延命させていると思います。これ、最近はウケがいいように「コンサル」って言われていたりします。コンサルって言っても色々で、ほんとに経営を支える昔ながらのファームのコンサルもいれば、このように単に偽装請負で派遣扱いなのにコンサルって言われているただの派遣要員もいます。派遣元にしてみれば安定的にお金が落ちてくるのでピンハネし放題ですがIT技術者は現場で監督員もいなくて残業は青天井でメンタルやられて死んでも派遣元は知らんぷりというのがSESの実態です。まあ、日本は多重請負構造もそうですが、このように奴隷商売でピンハネしている会社が意外に多くて、まともな技術者はほんの一握りだと思いますよ。よくもまあ、そんな待遇でおとなしく働く奴隷がそんなにいるものだなあ・・・ と感心してしまうのですが。派遣会社は姿を偽らずに派遣ですよ、と堂々と商売しているのでマシなのですが、コンサル会社だとかIT会社だとか外見はうまく装って実際は奴隷派遣商売しているとこが沢山あるのでこの業界は終わってます。

IT技術者としてはこの2つは避けるべきです。もっといいのは、そもそも日本ではIT技術者にならないことです(笑)

もっと言うと、企業規模に限らず日本の発注主は「数字を示すことなし」に「◯◯はいくらで◯◯ヶ月で作ったのに、どうしてそんなにかかるんだ?」と、「ドヤ顔」で「小馬鹿にするように」値切ってくるキ◯ガイな発注主がワラワラといて、全然違う作業内容なのに費用とか期間だけ比べてくるアホ発注主なのにそれがあたかも当然かのようにドヤ顔で圧力かけて馬鹿にしながら無茶な要求をしてきます。こういう値切りしてくる発注主の相手するのは無駄で、規模も要求も時代も違うしやる事も違うのだから・・・と説明するだけ時間の無駄で、安く作ってもらえるまであれこれ言ってきているだけで、色々言って圧力かけて混乱させて奴隷にして「はい」と言わせようとしているだけなのです。真っ当な顧客ならやることと数字を上げて値切ったりしますけど、(この種の発注主の場合)そんな客はほとんどいません(苦笑)もはや要求とは言えない、ただの願望をつらつらと並べて「できないのはおかしい」「あそこはそれで作ったぞ」とかいう、比べても仕方がない事で比べながら他人がおかしいとコケおろして圧力かけてメンタル壊して契約させて値切りして安く作らせるような、ただの格安あるいは無料奉仕の奴隷契約を当たり前のように強要してくるキチ◯イが大勢います。「強制」「操作」「共依存」の状態にして安くこき使おうというブラック発注主が地雷のようにそこらに埋まって待ち構えているので、地雷を避けて真っ当な発注主に辿り着くのは至難の技です。というわけで、日本の「受注開発」はもはや終わってます。

企業内IT部とかならありかもしれないですけど、これまたITベンダーが「そんなことしなくても安く作れますよ」とかいう悪魔の誘惑に騙された経営部から「何でそんなに時間も費用もかかるのだ」という圧力に晒されるので、結局、ど阿呆の多い日本の会社で働くのは面倒すぎて辞めた方が良いと思います。ということで、IT技術者は全くお勧めしません。

IT部以外の幹部はITベンダーとかにいいように言われていますので、まるで日本が世界でITをリードしていて日本には優秀なITエンジニアで溢れかえっていると勘違いをしています(苦笑)テレビ番組で「日本スゴイ」みたいなアホな番組信じるのと同じメンタリティーで、もはやGAFAのような巨人は日本にはいなくて、せいぜい日本で強いのはかろうじてトヨタ(あ、IT企業じゃなかった)くらいなのに、幹部とか部長とかはITベンダーとかコンサルの営業に騙されているのがウケる。そういうのはインド人の自信満々の振る舞いにも簡単に騙される(苦笑)まあ、バブル世代が多いと思われる部長とか幹部はそういう自信満々なところに惹かれるのかもしれないですけど。日本なんてIT後進国ですよ? ほとんどの人は信じませんけど。1990年代は割とリードしていたと思いますけどね、もはやそんな古い時代ではないですよ?

まあ、私は今更あんまり他のこともできないので、「そこそこ」の楽なポジションで生きながらえるか、あるいは、やっぱ投資をもっと修行するか、それとも、出家(苦笑)みたいなのも選択肢の1つかも。意外に最後の選択肢が現実的かも? もはやITへの興味は高校時代に比べるとめちゃくちゃ少ないので。

ちょっと誤解がありそうなので補足しておきますと、割とまともな発注をしていた大企業もありますけど、そういうところは今、かなり業績が危うい。ブラックで人をこき使って安く作るようなところしか今は業績が上がらない世の中だとすれば、ホワイト発注なんてなくなってゆくと思いますよ。

まあ、どうなるのでしょうね。Freelancer.comみたいに、日本の民法の保守の範囲外で「作りっぱなし」「やりっぱなし」「保守なし」の激安ITが流行るのかもしれないですね。日本で請負しますと民法に縛られていつまでもサポートと無償対応が必要ですけど、クラウドソーシング系はそれっきりで後の保守はないですからリスクなくて安くできましね。そういう保守なしとの作成費用と普通の受注開発のコストを比べてくるアホな顧客もいますし、違いもきっとよく分かっていないのでしょうから、今後は「作業するだけ」のITが流行る気もします。「受注開発」は、特に最近の民法の改正によってもう終わりですね。気づいていない人も多いだけで、民法を盾に無償補修を要求されたらITベンダーは簡単に次々に潰れますよ。

■孫さん
タイムリーに孫さんがAI領域で似たようなこと言ってましたね。私は孫さんのキャラは好みじゃないですけど言ってることは当たっています。
「この数年で日本は発展途上国になった。結構やばい」孫社長がAI分野で指摘

日本じゃ情報学部卒業でAIとかできるはずの人が管理に回ってしまってますからね。まあ、今から思えばAIで起業しても良かったですが、ちょっと見誤ったっぽい。

ただ、日本はITリテラシーがない人が多くて「こんなもん」と言う肌感覚がないので、機械学習/AIでの成果物を見て初めて「こんなんじゃ使えない」「こんなのに金払わない」とか言う発注主がワラワラといそうなので日本でAIベンチャーをするのはリスクでしかないと思います。と言うことで、日本ではITベンチャーは育たないし潰されるのがほとんどだと思います。AIなんだから100%(大爆笑)じゃないと検収しないなんて言う顧客が普通にいそう。この部分は想像ではありますけど、日本の中小企業のITリテラシーの低さを考えるとかなりの確率で当たっていると思っています。

[追記]
■7pay終了
[東京新聞] セブンペイ、9月末で終了へ スマホ決済サービス
7pay終了早すぎ!!! 相当ダメだったのでしょう。パスワードリセットで情報消える(気がするだけ?)と言う噂もありますし。実店舗へのクレーム殺到しているとか何とか。

■専門家責任
ダイヤモンド:セブンペイは氷山の一角!ITオンチ企業が陥るデジタル戦略の落とし穴
ITベンダーには専門家責任があって顧客が「わからない」と言うのが通ってしまいます。しかも上にありますように民法が改正されていますからそれ故にそれなりの金額及び期間で開発する必要があるのですが営業や上層部はあまりよく分かっていないのか簡単に受け入れてしまいます。
できるはずもない期間と金額でやらされて、現場が徹夜して何とかしてしまったらそれが当たり前になってしまうので今回のように無茶が通って大失敗になります。

セブンペイはある程度の予算があるでしょうが、弱小の中小企業の中には呆れるほどの小資金で作らせようとしておきながら専門家責任と民法を盾に次々に変更を押し付けてくるようなクライアントもいますので、そのようなクライアントには付き合って要られません。まあ、IT技術者としては無理強いに付き合わないことですね。顧客の要望に大人しく従うように指示してくるような会社には長居しないことです。もっといいのは、そもそもIT技術者にはならないことです(苦笑)

民法と専門家責任のあたりを法的にどうにかしないとIT業界は益々先細りだと思います。

■AIでの受注開発
このあたりはAIで顕著で、AIでは完璧な結果が出るはずもありませんが、(勝手なイメージに基づいて)満足できる結果が出なければブラックなクライアントから「こんなの使えない」「こんなので金払うわけないだろ」とか言って渋々延長作業を強いられて、ITベンダー及びIT技術者は終わりなき作業に忙殺され、大赤字になります。日本でAI流行らないとかAI遅れてるとか言いますけど、こんなブラックなクライアントがうじゃうじゃいるような日本でAIなんてできるわけがないですよ。昔ながらのIT受注開発も終わってますけど、AIの受注開発なんて1発で会社が倒産するんじゃないですかね? 自社でサービスを開発する方のAIならアリだとは思いますけど。今儲かってるところはそれなりのホワイトなクライアントが豊富な資金で開発というか研究している気がしますけど、クレームの多い中小企業のクライアントなんて相手にしていられないと思います。まあ、どちらにせよ日本でIT技術者にはならない方がいいと思います。ブラックな中小クライアントに出会ったら怒鳴られてメンタル壊されて人生台無しですからね。そのくらいならコンビニでバイトでもしていた方がよっぽどマシかもしれないですよ。介護とかも人手不足ですしね。後々の補償や改修が厄介なIT開発には関わらない方が良いです。ほんと、民法のあんな改正をするなんて、IT業界を潰したいのですかね? 議員の皆さんは。世界の風潮は「作りっぱなし」「改修は新たに金を出す」が当然になってきているのに、「変だからタダで直せ」という民法は日本のIT業界を完膚なきまでに破壊し尽くすと思いますよ。50年か100年後にITが成熟したらそれでもいいと思いますけど、今は過渡期なのに、まったく的外れで最悪な民法改正をしましたよね・・・。既に成熟している建築業の考え方を黎明期のIT産業に当てはめてもうまくいかないのは当然なのに。ITのことがわからない議員が法律作るからIT後進国になるんだと思いますよ。既にやばかったですが、いよいよ日本のITは終わりですね。議員が最後の芽を潰しました。

■枯れた産業と黎明期の産業の違い
枯れた産業は最初に学んで後の数十年はそれを使うだけです。黎明期の産業ですと学んだことを使える期間は短くて次々に新しいことを学ぶ必要があります。であれば、若い人とシニアの差が少なくなるとお思いでしょうが流石に色々と経験したシニアの経験は本来生きる筈ですが、日本の産業構造は枯れた産業を前提にしていますので若者を使って終わりにします。スキルなんて見ないです。シニアは捨てられます。いわゆるIT35歳定年説です。であれば若い人も高給与で雇えばいいのですが、日本の場合は若者の給与は安いのでそうはなりません。シニアは勉強しても給与は上がりません。何となくアピールが良い人は給与が上がりますけど、実際に作れる人の給与は上がりません。そんな難しいことを考えなくても、黎明期の産業では学習コストが乗ってくるのですから給与や報酬は高くて当たり前ですが何故か日本のIT技術者の給与は上がりません。よくもまあ、コンビニのバイトよりも安い時給で深夜までメンタル壊すほど働く人がゴロゴロしていると感心してしまいます。こういうのをカモというのか奴隷と言うのかよくわかりませんけど、精神的にやられていてもはや考えることもできなくなっているのでしょう。まあ、どちらにせよ、日本でIT技術者にはならない方が良いです。そこらの総務の方がよっぽど良い給与もらっていると思いますよ。日本では成果ではなくニコニコ過ごせる人の方が評価されて給与が上がりますからね。そりゃ、技術も対面も両方良い方がいいに決まってますけど、使えないのに対面が良い方が評価が高いのであればおかしいです。まあ、そんな会社では働かなければいいだけですけど、何故か辞めることに罪悪感があったりしますからね。いやはや。日本はもう終わりです。奴隷のように従うことで評価が上がるのですからね。



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