スワミ・シバナンダおよびその弟子のスワミ・ヴィシュヌ・デヴァナンダは次のように説明しています。
瞑想の助けがなければ、あなたは自己(Self)の知識を得ることができません。 その援助がなければ、あなたは神の状態に成長することはできませ ん。それがなければ、あなたが心の不調から解放され、不滅を得ることはでき ません。瞑想は、自由を得るための唯一の王道です。それは、地球から天国へ、過ちから真実へ、闇から光へ、痛みから至福へ、落ち着きのなさから平和へ、無知から知識 へと至る謎のはしごです。 死から不死まで 。
これが宗教的な最終的な目標になります。
瞑想を通して、心の遊びが目撃されます。 初期段階では、自我が絶えず自分自身を表明していることを発見する以上のことは起きません。しかし、そのゲームに慣れ親しむにつれ、満足した平和な状態を好み始めます。自我が静まった時、個人の成長と他者の奉仕のために エネルギーを建設的に利用することができます。
これが途中経過です。一般的にはこの段階を得るだけでも十分、人生を建設的に生きることができます。欧米で流行っているマインドフルネスなどもこの段階を目的にしています。ビジネスの効率を上げたりストレスの解消はこの段階で達成されます。
道は数多くありますが、真実は一つだと言われています。定期的に瞑想することによって、心はより明確になり、より純粋な動機が得ら れます。潜在意識は、より良い理解を可能にする隠された知識を解放します。 自我はゆっくりと消滅します。 最終的には潜在意識やエネルギーが解放され、知恵と平和のある生活に変わってゆきます。
最初の目的がビジネスや心の平穏であったとしても、最終的に瞑想はこれらの状態に導くことでしょう。それを求めるかどうかは各人次第ではありますが。
引用元:「Meditation and Mantra (Swami Vishnu-Devananda著)」から翻訳