魂と性別とLGBT

2019-09-24 記
トピック:スピリチュアル: LGBT

魂には性別はありませんが、幽体は肉体がないだけで人間とほぼ同様ですので性別があります。

ですので、幽体のコミュニティには人間の地上界の生活と同様の男女関係があります。
女性がご飯を作ったり旦那が寛いだり。女性たちが楽しそうに歓談したり。
お金の煩わしさもありませんので、ある意味、理想的な社会とも言えます。
ただ、本来は制限はないのですが、「思い込み」で制限を作っていたりします。

性別もその制限だ・・・ とまでは言いませんが、性別というのは、ある意味、幽体にとってみれば「思い込み」みたいなものになります。

幽体の上の霊界などに行くとグループソウル(類魂)の概念があって、魂がグループソウルと一旦溶け合ってから再度分霊を作る、みたいなことになりますが、幽体の段階では基本的にそれぞれの幽体は個別の幽体としての体を保持しており、幽体同士が結合したり分霊をしたり、ということはあまりありません。意識的にあるいは無意識的に結合や分霊が行われたりもしますが、それは割合としては少ないように思います。

魂が霊界のレベルでグループソウルと溶け合う時、幽体としての記憶もある程度は保持されます。ですが、分離した時は、幽体の時の体もそれぞれの割合で分割されます。

これは、幽体のレベルでも実は結合や分霊ということは同様に行われるのですが、霊界のレベルに意識が達しないとそのような選択肢がなかなか生じないからのようです。

このあたり、理解がこんがらがるかもしれませんが、意識が幽体のレベルでは結合や分離という概念がほとんど出てきません。というのも、幽体では「分離」の意識状態だからです。幽体の意識状態で結合・分離をするのと霊界で結合・分離をした時と「現象」としては同じなのですが、幽体の意識レベルではその選択肢が出てこないということです。

一方、意識が霊界のレベルになると結合や分離が自然に行われます。

それは、例えるならば空中に浮かんでいる雲、あるいは、空中に浮かんでいる水の塊のようなものがグループソウルだとして、最初はそれと溶け合うのです。これが結合です。結合後は、個別の意識は一旦はなくなり、グループソウルの意識だけになります。その後、グループソウルとしての意思が働いて一部分を分離して分霊を作り、独立した意識体としての霊体・幽体を作り出します。

この時、元になった幽体が男か女かで男女比が一旦は固定されます。

男女比が10:0や0:10ということはあまりないように思います。8:2ですとか2:8、あるいは6:4や5:5になるかもしれません。

グループソウルが分霊を作り出すとき、「意図」が必ずあって、目的が設定されます。
その目的に即して分霊が作られますので、男女比は色々なものになります。

生まれてきた時は前世での幽体の性質を受け継ぎますので、肉体として男か女かというお話に加えて、男の比率が高いか女の比率が高いかというお話が加わります。

そして、生まれてきた目的がそこに重なります。

生まれてきた目的は色々ですが、どちらの性別がやり易いか? というお話がまずあります。その上で、現在の幽体の性質が関係してくるわけです。これは、色々なパターンが考えられます。

■幽体は男が優勢だが、女の性を学ぶために女性として生まれる場合。逆の場合も同様。
この場合、生まれてから少女時代はきっと「男っぽい女の子」でしょう。ですが、女性の性を学ぶために「私は女なんだ」と「自覚」して女性を生きるかもしれませんし、そうではないかもしれません。最近ではLGBTとか言われていますように、この場合は「私って体は女性だけど実は男だ」と開き直るかもしれません。それが良いかどうかは本人の意図次第です。本人の生まれてきた目的が性別と関係なければそれはそれでいいかもしれませんが、女性の性を学ぶ筈だったのが開き直って学ぶのを辞めてしまったら人生失敗になるわけです。生まれてきた時に決めた目的がわからなければこのあたりの良し悪しはわかりませんし、生き方は自分が決めることですから他人がどうこういう必要もないのですが、本人のスピリットは本来の目的を達成したいと思っている筈です。

例えば、生まれた時は幽体は男が優勢でも、女性として生まれて女性の性を学ぶにつれて女性の性質が優勢になってきたりします。幽体の性質は意思で変えることができるようです。

■女として生まれたかったが、女として生まれると差別があるので仕方なく男として生まれる場合。
幽体の性質としては女ですが、この地球では女として生まれると出来ないことや、あるいは性的な虐待などが原因で男性を選ぶ場合があるようです。この場合はLGBTになったりならなかったり色々のようです。

■幽体の性質が男で、男を極めたい
これは好きにしてくれればいいと思います。

■幽体の性質が女で、女性を極めたい
これも素敵なことです。女神を目指しているのでしょう。

■性別のない状態
LGBTなどにも性別がない分類がありますが、男女の性質が拮抗している場合はそのようになるかもしれません。
一方で、魂のレベルが上昇すると同様に性別がなくなってゆくように思います。

とは言いましても、肉体を持って生まれているのですから性別は必ず付きまとうように思います。それが6:4なのか4:6なのかはともかく、魂として成熟すればするほど、肉体があるのだからとりあえず肉体の性別で生きよう、というところに落ち着いてゆく気が致します。

と言いますのも、エネルギーの質は男女でやっぱり違うからです。

魂が性別を基本的には選びますので、その性で体験できることを学ぶのが基本だと思います。
ただ、上記のようにその他の様々な障害によって違う性を選んだり、あるいは、生まれた時の性と生きる目的の性が異なっていたりします。

ですから、最近のLGBTのお話はちょっと乱暴な気がしていまして、生まれた時に男が優勢な女の子がそのまま男が優勢でいいのかどうかと言ったら、それは本人の魂の目的を確認してみないと分からないわけです。人が迷いに迷って自分がLGBTだと選択して心が男の女を生きることを選んだとして、それが生まれた目的に反していなければそれは目的の障害にならない程度で自由意志の範疇になりますが、生まれてきた目的が違う性を体験して学ぶことだったのにそれを忘れて学ぶことを中止してしまったら魂の目的は達成できなくなります。最近のLGBTは、どうも、生まれてきた時の性質でその人の心の性を判断しているような気が致しますが、性の選択はそんな単純なものではないと思うのです。

そのように、異なる性を学ぶ筈だったのにLGBTになってしまった人も一定数いるように思います。これは、自分の性に対する無自覚から来るものです。周囲の人々が「君は女っぽい」とか「君は男っぽい」とか言うのも、本来の目的から目をそらせて忘れさせてしまうように思います。本質から言えば、「女っぽい? だからどうした!」と言うことです。同様に「男っぽい? だからどうした!」と言うことです。

一方で、性的虐待や仕事を極めるためなどに性を選んでLGBTになる人もいるような気が致します。これは幽体のレベルで前世から問題を抱え込んで問題を引き継いでいたりもするようですし、あらかじめ未来を予知して、未来の障害を避けるためにあえて違った性を選ぶ場合もあるようです。どのような理由で性を選択したのかはなかなか個人的なお話になりますので難しいところがあります。女性ですと社会が生き辛かったり性的虐待があったりする世の中ですので、LGBTで問題を避けるというのはありなのかもしれないとも思います。

女性で綺麗な顔立ちで楽に生きたい、と言う欲求はある程度あって、そのように容姿や性別を選ぶ人もいるようです。まあ、それは好きにすればいいと思います。

幽体のレベルでは、前世で男性あるいは女性を生きていないのであれば基本的に前世の性別の性質を引き継ぐように思います。

一方で、霊体のレベルで結合・分離をした場合は男性と女性が複雑に絡み合うので、性別がよく分からない場合も多いように思いますし、性別があったとしても6:4とか7:3とかになると思います。

基本は肉体の性別を生きるのがいいとは思いますが、この世界は複雑ですからLGBTみたいなのもありかなと思っております。ただし、魂の目的に反していない限りにおいて、です。


続き:
魂(幽体)がそのまま転生する場合と、一旦グループソウル(類魂)と一体になってから分霊を作って転生する場合がある
性別は選んで生まれてくるのが普通