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ちゃんとタマスな沈み込むような瞑想に熟練する
タマスな瞑想から始まってサットヴァな瞑想へ
2019-11-20
トピック
スピリチュアル
先日
チベットのゾクチェンの瞑想を引用しましたけど、「テクチュウ(突破する)」と「トゥカル(跳躍する)」のそれぞれのステップは
先日
引用したヨーガや古神道の瞑想法とも繋がっているような気がしてきました。
チベットでは「テクチュウ(突破する)」で清々しい清浄なる空(くう)に至り、「トゥカル(跳躍する)」でそれを超えると言います。
一方、ヨーガではまず最初に「集中」から始まってタマス(惰質、暗性)的な瞑想から入ってゆきます。
ヨーガでは割とタマスが悪いことのようなイメージで語られることが多いような気が致しますが、ゾクチェンの瞑想と結びつけるとそれもまた一つのステップのように読み解けます。
ゾクチェンではまず最初に「テクチュウ(突破する)」から入り、それ以前の雑念の多い状態に比べるとかなり平穏で清々しい状態に達します。
ヨーガでもまず最初に「集中」から入り、雑念を抑えて無の状態の瞑想にまずは達します。
先日
引用しましたように、ヨーガではこの最初の無の瞑想はタマス優位の瞑想だと解釈することができます。
割とヨーガでは否定的に語られることが多いタマスですが、瞑想の最初の段階では必ず(おそらく、必ずだと思われる)、このタマスの瞑想にまず辿り着きます。
タマスの瞑想であったとしても、元の雑念の多い状態に比べればかなり心は落ち着いており、それはそれは清々しいものです。ですから、タマスの瞑想であっても恥じることはなく、それは一つの到達点であると思うわけです。
このタマスの瞑想は、おそらくチベットのゾクチェンでは「テクチュウ(突破する)」で到達する清々しい境地であると思われます。
と、言いますのも、本屋でゾクチェン関係の書籍を探っていましたところ、「テクチュウ(突破する)」は確かに素晴らしい境地に導くけれども、「トゥカル(跳躍する)」で超えた先の境地はもっと清々しくて素晴らしい境地である、というようなことが書かれてあったからです。更には、ゾクチェンの完成にはもういくつかステップがあるようでした。
であれば、この「トゥカル(跳躍する)」とは、ラジャス(激質、動性)のことであると推測できます。
もしこの推測が正しいとすれば、ヨーガにせよゾクチェンにせよ、最初はタマスの瞑想から始まる、ということなのだと思います。
ヨーガで悪者扱いされがちなタマスですが、瞑想においてはきっとそれが最初のステップなのだと思います。
集中して雑念を減らし、タマスの瞑想に入って「無」の清々しい境地に至る。ゾクチェンの「テクチュウ(突破する)」、「集中」の瞑想。ある種のサマーディ。
感情や感覚を奮い立たせて「軽い振動」を与え、タマスからラジャスの瞑想に至る。ゾクチェンの「トゥカル(跳躍する)」、古神道の振魂(という私の解釈)。ある種のサマーディ。
更に浄化を進め、ラジャスからサットヴァ(純質、善性)な境地に至る。ゾクチェンの上の段階。古神道の鎮魂(という私の解釈)。ある種のサマーディ。
サットヴァすらなくなる境地がある筈。ゾクチェンの更に上の段階。古神道にも該当がある筈。ある種のサマーディ。悟り?
サマーディには多くの種類があってそれぞれどれが該当するのか確認するのが困難ですが、「魂の科学(スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ著)」には3つのグナそれぞれにまつわるサマーディが解説と共に記されています。
こうして見ますと、タマスの瞑想も悪いことはないんだな、ということが今更ながらよくわかります。
ただ、「魂の科学」によりますとタマスの瞑想に至ったらその先に進まなければ成長はないようですので、タマスの瞑想でサマーディに入って何時間、何日間も思考が停止した状態で瞑想を続けられたとしてもそれが新たな知恵を生み出すことはなく、ラジャスやサットヴァな瞑想(あるいはサマーディ)によらなくては更なる精神的な成長をすることは難しいようです。それを教えてくれるのがグルの役割の1つでもあるようです。
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