とある食用豚さんの呪いと成仏


ある時、食用で飼育されて殺されて食べられてしまう豚さんはどんな気持ちなのかなあ... と思っていたら夢だったか瞑想中だったか、豚さんの姿をかなり前に見たことを思い出しました。

なんで今更思い出したのかな... と思ったのですが、少しメモ的に書いておくことにします。

豚さんは、よく知られているように綺麗好きです。飼育小屋ではストレスが高くて、最終的に捕まえられて屠殺されて食べられてしまいます。

夢だったか瞑想中でしたか、とある豚さんの魂を眺めていたら、やはり飼育小屋ではストレスのある黒いオーラを発していて、屠殺された時は屠殺人を凄く恨んで黒いオーラのままあの世に旅立ったわけですが、恨みの気持ちと、自分の体がどうなってしまうのだろう... という疑問があったのでその豚さんは成仏できなくて、地上を漂っていたようです。その豚さんは、自分を食べてしまう人を呪ってやろうとまで思っていたようです。動物と言っても、そのくらいのことは考えるようです。

豚さんは屠殺人をまず強く呪い、次に、肉屋さんを少し呪い、更には、自分を食べようとする人を呪おうとしました。

ある日、豚さんの魂が肉屋の空中に漂って呪いの準備をしつつ、自分を買おうとしている人を待っていました。

すると、やがて、家族連れがやって来ました。

その家族は、豚さんの呪う気持ちとは裏腹に、とても嬉しそうに喜びながら談笑して自分の肉を選んで買っていました。これから家に帰って楽しく食べるようです。

それを見た豚さんは、恨みの気持ちが若干弱まりました。恨みの気持ちは完全には解けないものの、こんなに喜んで自分を食べてくれるなら、まあ、いいか... という気持ちになって成仏できたのです。

これは、全ての豚さんの魂がこのように成仏できるとは思いませんが、私がたまたま見たのがこのような豚さんの魂でした。おそらくは成仏できなくて人間に恨みを持っている豚さんの魂も地上に多く漂っていることと思いますが、そのような未浄化の豚さんがどの程度いるかまではわかりません。この状況から察するに、苦しんで死んだ豚さんのお肉には多少なりとも呪いの念が染み込んでいると思われますので、あまり食べない方がいい気が致します。