天使に自由意志はない?

2020-01-06 記
トピック:スピリチュアル: 天使

スピリチュアルのお話を聞いたり読んだりしていますと、天使には自由意志はなくて人間には自由意志があるので人間の方が上位だ、みたいなお話を聞くことがあります。

ですが、私が幽体離脱して色々見たことや思い出したことを当てはめてみますと、天使にはしっかりと自由意志があります。

・・・これは一体、どういうことでしょう?

まず1つ考えられますのは、天使のいる次元と人間の存在している次元が異なるということです。

人間のいる世界は、ヨーガや古代ベーダの考えではマーヤとか言われていて幻想のような夢のようなものだと言います。その解釈は色々とあるのですが、スピリチュアル的にはこの三次元の世界は1つのタイムライン上の現実にしか過ぎなくて、同時に他のタイムラインも同時に存在しており、それは並行宇宙という意味合いのものですが、三次元世界は、それよりも上の世界からみたら確かに幻想のようなものなのです。

しかし、人間からしてみたらこの三次元世界は確かな現実なわけです。

天使は次元を超えて存在しており、時折三次元世界に介入... と言いますか、とある時のとあるタイムラインに意識を合わせて観察や介入・接触をしてくることがあります。

人間からしてみたら、この1つのタイムライン上の三次元世界においていわゆる「自由意志」を行使しているわけですが、天使は更に上の視点を持っておりますので、人間がどのような、自称「自由意志」を行使したところで、天使の視点からすればタイムライン上の小さな出来事に過ぎず、違ったタイムラインも存在しますので、それを自由意志と呼ぶかどうかすらよくわからないようなものになっています。

人間の選択・自由意志によってタイムラインが作られるわけですが、タイムラインの分かれ目において天使の視点に基づいて介入が行われることがあります。それは天使がタイムラインの先読みをするということですが、先読みをした上で、人間に別のタイムラインの方向を示すのです。

そうして新しいタイムラインが作られることもあれば、人間がそれに気付かずに、あるいは、人間の意思によって元のタイムラインが固守されることもあります。天使からすればどちらもタイムラインの1つに過ぎませんが、新しいことを学びたいと思っている天使はタイムラインに介入して新たなタイムラインを作ることに熱心なわけです。

三次元的な人間の自由意志というものは確実に存在しておりますが、それよりも上の階層で天使の意思が存在しているわけです。

これは、天使が介入している場合のお話で、誰しもが天使と共にいるかどうかはよく分かりません。

このように、天使は割と積極的に三次元の人間界に関与していますので、天使に自由意志がないというのはよく分かりません。

他に考えられますのは、童話で出てくるような植物や鉱物の精霊のことを天使と呼んでいる可能性です。いわゆる妖精ですね。

確かに天使の姿と妖精の姿はよく似ていることもありますので、植物や鉱物の精霊のことでしたら、自由意志はそんなにないかもしれませんが、とても遅いだけで一応は意思があるとは思います。

他の可能性としましては、宇宙創造のお話まで遡りまして、私自身が確かめたわけではないのですが、宇宙創造神話をチャネリングした本を読みますと天使にはもともと自由意志がなかった、なんてことが書いてあります。例えば「時を超える聖伝説(ボブ・フィックス著)」にはそのようなことが書いてありますね。宇宙創造の時のお話しでしたらそういうことも歴史的にあったのかもしれませんけど、今現在、地球に関与している天使たちにはしっかりとした、しかしながら次元の異なる意思が存在していると思います。

次元が異なるだけで、割と人間と近いものがあると思います。個人の自由意志を尊重するところもそうですし、感情面もそうですし、性格にしても割と人間に近いものがあって、情のようなものもあります。

ですから、天使に自由意志はない、というようなお話を度々聞くのですが、それはどういうことか私にはよく分かりません。

一つ推測しますと、おそらくは宇宙創造の時点では多くの天使に自由意志はなく、自由意志を持った天使が現れて、それから天使に自由意志が備わったのかなと。その上で、天使は実は地球の人類の雛形でもあるので、高次元で天使が存在していて、その分霊として地上に人間が転生されたと考えるとスッキリします。地球上には天使系の人類も多くいますが他の系統もいるようですので、他の系統のことはよく分かりませんけど。