ヴィパッサナー状態で生まれてくる子供とそうでない大人

2020-01-13 記
トピックスピリチュアル

全員がそうかはわかりませんが、日常生活上でのヴィパッサナー状態で生まれてくる子供がそれなりにいると思います。

ここで言うヴィパッサナー状態とは以前記載しましたようなスローモーション体験での観察状態のことですが、大人になればなるほどそう言ったヴィパッサナー状態は失われやすく、ヴィパッサナー状態に理解のある大人の元で育つ子供とそうでない子供との間に成長力の面で著しい差が生じるような気が致します。

ヴィパッサナー状態の子供は何事もスローモーションで観察して事細かに大人に報告したりその面白さを伝えてきますが、大人は往々にしてそれほどの観察力がない、あるいは、そこまで集中する子供の態度に興味がなかったりしますから、その興味が噛み合わない場合は子供のヴィパッサナー能力は次第に薄れてゆく気が致します。

環境もそうですね。ヴィパッサナーを更に育てるような静かな落ち着いた環境であれば良いのですが、騒がしい環境では次第に子供の観察力・ヴィパッサナー力は落ちてゆきます。

ヴィパッサナー力が落ちるとスローモーション体験もいつしか失われ、1秒間で数コマの認識能力に落ちてゆきます。

それは集中力の低下に繋がり、学力や思考力にも影響を与えます。

大人がヴィパッサナーの子供と接する場合、そのヴィパッサナーに理解があるのかどうか、そして、そのヴィパッサナーを育てるかどうかが子供の成長の鍵になるわけです。

ヴィパッサナーで観察した事項に対して事細かに大人が興味を示したり、子供の態度をめんどくさがることなく興味を持ち、もちろん怒鳴らず、からかうこともせず、当たり前だとスルーすることもせず、もちろん馬鹿にもせず、子供のヴィパッサナー能力を大切なものとして育てることができればその子供の能力は急激に開花することでしょう。そして、そのような子供は旧世代がかつて成し遂げなかった高い目標も簡単に達成してしまうような能力の高い大人に育つことでしょう。

過去、大人がかつての日本で育った環境では騒がしく、ヴィパッサナー能力を育てることが難しかったように思います。

しかし、時が立つにつれて環境は落ち着き、ヴィパッサナーの土壌ができてきたようにも思います。

それと時を同じくして、今までの環境では到底生活できなくて、それ故に転生を渋っていた魂たちが徐々に日本に転生してきているように思われます。その魂は今までの魂よりも数段レベルが高く、認識力も上ですので、大人は子供の能力を見極めることができないかもしれません。基本的にはヴィパッサナー能力があって、更にその上の認識がありますから、基本的には今の子供は今の大人よりも上のレベルと思った方が良い気が致します。

まあ、例外もあるでしょうし、全てがそうであるとは保証はしませんけど。

かつてあったようなくだらない子供のお遊びや習慣なども随分と変わってきたように思いますし。

こう言うのって、世間では学校のテストの成績で頭がいいとか悪いとかそう言う面で捉えられがちですけど、そう言うことじゃないんですよね。確かにヴィパッサナー力のある子供は学校の成績も良い傾向があるような気もしますがそんなこと統計で調べた人なんておそらくこの世にいない気が致しますしね。ですから、ヴィパッサナー力と学校のテストの成績との相関関係はきちんとはわかりません。ですが、頭の良いと言われている家庭においては往々にしてヴィパッサナー力が大切に扱われているような気が致します。

ですから、世間ではテストの成績が注目されがちですが、重要なのはむしろヴィパッサナー力であると思うわけです。

例えば、車で出かけたときにどの程度景色を子供が観察しているか、とか、部屋に入った時にどこまで細かく見ているか、とか、そう言うところですね。 観察していても記憶していない場合もあるでしょうし、ヴィパッサナー力と記憶力が必ずしもイコールな気はしませんけど、ヴィパッサナーで見ていた景色はそうでない景色よりも思い出しやすい気が致します。そう言う細かなところに違いが出てくるのだと思います。

一方で、ヴィパッサナー力に理解のない大人は子供のそう言う観察力を邪険に扱い、子供はヴィパッサナー力を失ってゆきます。

これからは、テストの点数どうこうよりも、落ち着きやヴィパッサナー力で人を判断する時代になってゆくといいと思うのですが。