せきを切ったかのように喉に流れ込む頭のエネルギー

2020-03-03 記載
トピック:スピリチュアル: 瞑想録

本日の瞑想中、急に喉に上から下へと流れてくる強いエネルギーを感じ、一体何事かと思いました。観察してみると、エネルギーが頭の上の方から喉を通じて胸の方に流れ込んできて、お腹や下半身の方までじんわりと浸透して行っているではありませんか。その中でも、最も喉に強い感覚がありました。

今までエネルギーが下から上に移動するようなことがあっても、上のエネルギーが下に浸透するなんてことは初めてでびっくりしました。以前に何度か体験したような強烈なクンダリーニ経験とはまた違い、確かなエネルギーの流れではあるのですがじんわりとしたゆっくりとしたエネルギーの流れです。

最初は喉のヴィシュッダチャクラに何かが起こったのかと思ったのですが、どうやらそうではなさそうです。観察してみると、頭の上半分の中の方が、何かが崩れたような、崩壊したようになっていました。まるで、そこにあった岩が幾つかに割れて崩壊したかのようです。その頭の上半分の崩壊と共に、崩壊した割れ目からエネルギーが頭の上から下へと滲み出ているように感じられました。そうして、喉から体の方までエネルギーが降り始めたのでしょう。完全にエネルギーが通るようになったわけではなさそうですが、今までそこにほとんど通っていなかったエネルギーが通り始めたように思います。

これが頭頂より上の方から来ているエネルギーかどうかは分かりません。頭頂の髪の毛がザワザワとした感覚はありますが、頭頂より上には感覚がありませんのでそこから来ているエネルギーなのかもしれませんが、感覚的には、エネルギーは頭の上半分、眉間あたりに忽然と現れてそこから下へと流入しているように感じられます。

今日の瞑想では目を瞑ったまま意識を集中(サマタ)して思考を止めつつ、周囲の観察をしてヴィパッサナー状態を断続的に保っていました。

最近はだるまさんのようなオーラの状態で、眉間など頭の上だけ感覚がなくて、両手で頭の上を支えているようなオーラの感覚がしていました。

それはまるで、中東やアフリカのテレビ番組で見るような、頭の上に水をくむ「かめ」を持った人が両手を頭にあげている姿のようで、瞑想中は両手は膝にのせるか前で組むかしてあぐらをかいているのですが、肉体の手はそのようにしていても、オーラの手で頭の上に手のひら2つを水を組むかあるいは「かめ」を両手で支えるような形にして頭を支えているような感覚がしておりました。

感覚としてはそんな不思議な感じでしたが、ポイントは、頭の上に感覚がない、と言う点と、オーラで頭の上を支えようとしている点です。

ここ数日は食生活と意識および仕事などから来るエネルギー的な若干の詰まりと意識の不調が少しあり、そのエネルギー的な解消もしたいと思って瞑想しておりましたが、具体的にそのための瞑想をしたわけではなく、普通の瞑想をしておけば問題ないと言う判断でした。

今回の現象はもっと根本的なところでエネルギー的な変化が起きたような気が致します。

もしかしたらこれがヨーガで言うところの「ルドラ・グランティ」なのかもしれません。グランティとは体に3つあるエネルギーのブロック・結節で、ルドラ・グランティは頭のアジナ・チャクラの中にあります。今回は一気にそれが解放されたと言うことではなさそうですが、少なくとも、ブロックが解除され始める兆しを感じ取った感じです。じわりじわりとエネルギーが通ってきているのを感じます。

これがルドラ・グランティなのだとすればアジナ・チャクラが活性化される前兆なのかもしれません。まあ、まだ喜ぶのには早いですが。

ひとまずの変化としては意識がよりクリアになって最近のエネルギー的な不調がかなり解消されたと言うことと、ヴィパッサナーのスローモーションの識別力が瞑想前に比べると若干高まったことくらいです。

ですので、今回の出来事が直接的にそのまま大きな変化を意味しているわけでもなさそうですが、前兆としてはなかなかに大きなもののような気が致します。

このあたり、表現で誤解があるかもしれません。この変化が起こる前は十分に元気だと思っていたのですが、変化してみると意外に違う、という感じです。

その数日後に行った瞑想では、空気の圧力のようなものが後頭部のあたりから数分かけて徐々に眉間にまで移動し、眉間に圧力のようなものが集まりました。特に力を入れているわけではありませんが、その圧力のところを意識していたのは確かです。圧力がどこに移動するのか観察していただけで自動的に眉間にまで移動しました。

この動きは、遥か前に「小周天」というものを試していた時に背筋に沿って圧力が移動したのと似ていますし、他の日に瞑想していた時にマニプラあたりからアナハタあるいはヴィシュッダのあたりまで圧力が移動した時の感覚に似ています。

その時の感覚と照らし合わせると、おそらくはまだ開通していないエネルギーのルート、ヨーガ的に言えばナディの開通が徐々になされてきていると解釈できます。

以前は背筋の皮膚の表面だったりもうちょっと体の中の背骨のあたりがその対象だったわけで、その後しばらくしてクンダリーニが動き出したりしたわけですけれども、おそらくは今回も同様で、後頭部から眉間にかけてのルートがまだ開いていなくて少しづつ開通し始めているのだと解釈できます。

眉間にまで移動した後は圧力がその眉間に集まり、その幾分かは分散して喉の方にまで降りていっているような感じです。ですから、最初の時にせきを切ったかのように喉にエネルギーが流れ込んだのはこのルートだったのかなと思います。クンダリーニは下から上に上がるということになっておりますが、今回のエネルギーは逆で、上から下に向かうエネルギーです。クンダリーニの上昇エネルギーは常にありますので、質の違うエネルギーが上から下、下から上とそれぞれあって、各所で混ざり合う感じです。波が上から下に伝わる感じがしています。

ヨーガの概要ではクンダリーニは真っ直ぐ頭上まで上がるということになっておりますが、ヨーガの流派たとえばクリヤヨーガあるいはスピリチュアルの流派によっては眉間から後頭部は主要なエネルギールート(ナディ)があることになっております。例えば「フラワー・オブ・ライフ 第2巻(ドランヴァロ・メルキゼデク著)」によると眉間のあたりはこのようになっています。

同書では「半歩」として壁が描かれておりますがヨーガ的には「グランティ」と呼ばれる主要なエネルギーのブロックでここはルドラ・グランティに相当します。

今回の頭の中での「岩の崩壊」がルドラ・グランティの解放だとしたら、ようやく私の中でこの部分のナディ(エネルギー・ルート)が開通し出したということだと解釈できます。

これにより、眉間の集中が新たな感覚に変わりました。眉間にその「圧力」のようなものが集まり、今までのように「眉間の周囲で支えているが眉間そのものはさほど感覚がなく、時々ざわつく程度」のような感覚から、「眉間そのものが圧力のようなものを保持する」感覚に変わりました。

圧力が定期的に後頭部から時間をかけて眉間にまで移動し、眉間に圧力が溜まってゆく感じです。

以前のと比較してみますと、おそらくは「圧力」と感じている間はまだ十分に開いていない初期の状態かと思われます。十分に開いたら圧力と言うよりはそのあたりが常にエネルギーに満ちた感じになるのかなと。

今後、これを更に観察していきたいと思います。


追記(2021/1/12):どうやらこれはまだそうではなかった模様。グランティは必ずしも3つではなくてヴィシュッダとアナハタの間にあったブロック(主要ではないグランティ)が外れた、と考えるのが妥当のようです。