体の震えとプラナヤーマ(呼吸法)

2020-05-05 記
トピック:スピリチュアル: 呼吸

シヴァ・サンヒターの中にプラナヤーマで段階に達した「しるし」が記されています。

・汗
・震え
・蛙のように飛び跳ねる
・空中歩行
・睡眠時間が短くなる
・排泄の減少
・無病、無憂
「続ヨーガ根本経典(佐保田 鶴治著)より

この中で、特に「汗」と「震え」はヨーガの先生にとって生徒たちのプラナヤーマの進捗を図るための重要な「しるし」として認識されていると思います。おそらくこの2つは特に有名なのではないかと。

その先の「蛙のように飛び跳ねる」は先日のダルドリーシッディっぽい感じのことでしょうし、その先の空中歩行はただの比喩なのか本気なのかはちょっとわかりませんけど睡眠時間は私の場合クンダリーニ覚醒後に短くなっており、その他も昔に比べればそうだと言えます。

プラナヤーマをすると身体中のエネルギー(ヨーガでいうプラーナ)が動きますから、それによって汗が出たり、エネルギーが詰まっていたりすると震えが出ます。

特に、息留めの「クンバカ」をすると体にエネルギー的な詰まりがある場合に震えが出ます。ですから、エネルギー的な詰まりを取るにはクンバカは有効なわけです。

蛙のように飛び跳ねる、というのは、私が思うにはおそらく震えと同じようなものだと思います。特に詰まりが硬い場合に電気ショックみたいに飛び跳ねるのかな、と私は思っています。

私の場合は飛び跳ねるほどの電気ショックはたまにあるくらいで、エネルギー的な詰まりがあっても大抵は震えるくらいです。

汗は最初のうちは出ましたけど、最近は出ませんね。

流派によっては汗はエネルギーが溜まっているので洗い流さない、としていますが、それはこのシヴァ・サンヒターの記述に基づいていると思います。

個人的には汗かいたらすぐに軽くシャワー浴びてしまいますけどね。不衛生の方が嫌です。