霊の集会があって、国の行末はそこで話し合われた上で自薦あるいは他薦で国王あるいは首相が転生して国を収めてきました。
民主主義になってもそれは同じで、基本的にはとある霊の集団が基本的には今も国を治めています。
その集団にもいくつかあって、中国を統治している霊の集団だとかフランスからイタリア周辺までを管理している集団、イスラム圏、などいくつかあります。
それぞれのやり方はあるにせよ、地上で争っているのとは異なり、霊の集団同士は互いに人材の交流も頻繁にあったりしてかなり仲が良いです。お互いがお互いを尊重しあって、例えばローマで皇帝をした人が中国の皇帝になったりしています。
ですから、民主主義なんて幻想で、建前がそういう形にしているだけです。
国民の興味は「食う、寝る、遊ぶ」ですから、統治なんて興味がないでしょう?
統治と言っても、国を治める基本はここで、人々が楽しく幸せに暮らすための方策を考えているわけです。統治というのは苦労が多くて、自分のためだと思っていたらやっていられないことが多いわけですが、それでも人々の幸せのために統治する人が必要なわけです。
国のトップやそれを輩出した霊の集団の真意はそこにあったとしても、権力の周囲には自分の利益のために近付いてくる権力・金銭の亡者がうようよしていますから、それらの人のことをまともに聞いていたらまともな統治ができないわけです。
霊の集団や皇帝が平和を望んでいてもその取り巻きたちが愚かで自分のことしか考えないと中国のとある皇帝のように取り巻きから何も知らされないままいきなり反乱が起きて国が潰れてしまうことすらあります。
民主主義なんて本当に真面目に実行していたら国がいくつも簡単に潰れてしまうわけです。
民主主義が生まれたのはフランス革命からで、それは霊の集団の真意ではありませんでした。いわゆるアクシデントで生まれたのが民主主義で、基本はとある霊の集団が今も国を治めているわけです。
普通の人がいくら考えたところで「食う、寝る、遊ぶ」以上の政策ができますか? 民主主義は衆愚政治になる、とよく言われますが、それは正しいです。民主主義という形であったとしてもトップはそれなりの人が今もついています。
ただ、霊の集団がいくら考えたとしても地上の人々との考えとはちょっとズレていることが多い気がします。政治家たちがズレているというよりは、霊の集団がズレていることもそれなりにあるような気が致します。政治家のエゴでズレる場合も多々ありますけどそれは当たり前で、それと合わせて、霊の集団がちょっとズレている場合もあるわけです。
平凡な政治家を操作してうまく政策を実行させるのも霊の集団の役目だったりします。ですから、普通な政治家であったとしても役目として霊の集団にその後に選ばれることがあればその時は非凡な才能を発揮したりもするわけです。