プラティヤハーラ、ダーラナ、それぞれにプラトーが存在する

2020-09-12
トピックスピリチュアル

先日、多くの瞑想は実はプラティヤハーラだったのだとわかって目から鱗が落ちましたが、その前提に立つと、色々なことが見えてきます。

5.プラティヤハーラ(制感) 雑念から離れる。雑念に気付けるよう努力して観察する段階。一般向けのヴィパッサナー。
6.ダーラナ(集中) 集中してゾーンに入り、至福に至る。
7.ディアーナ(瞑想) 意識が安定し、穏やかな境地に至る
8.サマーディ(三昧)感覚の微細化。本来のヴィパッサナー。五感を超えた観察状態。

という分類になるわけですね。

この分類に対して世の中の瞑想手法を当てはめてみることができるわけです。

■マインドフルネス
観察と称してプラティヤハーラ(制感)を行い、葛藤から離れる。リラックスの手段。
一部の人はダーラナ(集中)のゾーンの境地に入り歓喜と共に仕事を効率的に行う。
現世利益の追求のための手段としての瞑想。

■ゴエンカ式ヴィパッサナー
本人たちはブッダの瞑想だと思っているが、実際やっているのはプラティヤハーラ。
ブッダの瞑想はサマーディのレベルで、説明も原始仏教を元にしているのでサマーディっぽい話もあるが、手法としては完全にプラティヤハーラ。
まず息の観察をしてプラティヤハーラに入る準備をする。そして、体の皮膚の観察をして本格的にプラティヤハーラに入る。
ゴエンカ式は観察瞑想のヴィパッサナー瞑想をうたっており、サマーディを超えた瞑想をしていると本人たちは思っているのでダーラナ(集中)やサマーディが徹底的にヒステリックに否定される文化。
実際はプラティヤハーラのレベルでほとんどの人はそれ以上に達しない。
ゴエンカ式をして精神的に混乱をきたしたり、怒りの沸点が下がってキレやすくなる、あるいはプライドが拡大するという効果は瞑想している人の多くがプラティヤハーラのレベルだということを示している。
実際はサマーディとヴィパッサナーは同じだが、それが理解できるようなレベルではない。

■他のヴィパッサナー
本を読む限り、ミャンマーのヴィパッサナー瞑想は本質を捉えているように思いました。
それと、テーラワーダ仏教も本質がわかっているように思いました。

同じヴィパッサナー瞑想の看板を掲げていても中身を見るとプラティヤハーラをサマーディだと勘違いをしているゴエンカ式もあれば、その一方で、本質をわかっていてプラティヤハーラ相当から始めている流派もあるのだなと思いました。

おそらくヴィパッサナー瞑想を勘違いしているのはゴエンカ式くらいで、他の流派は、プラティヤハーラ相当からのスタートだと明確にわかっていてヴィパッサナー瞑想をしているように思われます。そのように感じられます。ですからダーラナ(集中)もディヤーナ(瞑想)も否定しないのですね。ゴエンカ式だけが集中瞑想(サマタ瞑想)を下に見て自分たちのヴィパッサナー瞑想こそが悟りへと至る瞑想だと主張していますが、そのように自分たちだけが最高だと思うような思想であればスピリチュアル初心者ということですので、ゴエンカ式を信奉している人の多くはスピリチュアル初心者であるように思われます。これは悪いと言っているのではなく、この世界はいま、瞑想が足りていませんから初心者向けであっても瞑想は大切なものです。ただ、勘違いをせずに、自分たちがしているのはプラティヤハーラであると明確に自覚してほしいと思っているだけです。プラティヤハーラ相当をしていても無駄ではありませんので悲劇ではありませんが、自分たちはサマーディをしていると思っていても実際はプラティヤハーラだったりするのは喜劇のようなもので後で笑い飛ばすしかない状況です。まあ、本人たちが好きで喜劇しているのは勝手にすればいいのですけど、周りを巻き込んで他人の瞑想を貶めるのはやめていただきたいです。ゴエンカ式をしている人の、他の人の瞑想に対する評価と態度が酷すぎます。本来は瞑想を長年してきた人の指導を受けるべきなのに新たな手法にしてしまって歴史が足りないからこんなことになっているのかもしれませんね。ゴエンカ氏は古代の瞑想を数千年ぶりに発掘して復活させたと主張していましたがそれは無知というもので、実際はブッダの瞑想の手法は各種の流派で受け継がれていますからね。各種の瞑想の流派では千年以上の歴史がありノウハウも数多く蓄積されているのです。落とし穴に落ちないための知恵もそれらの流派では蓄積されていますから、新たに始めたゴエンカ式に蓄積がなくて同じような落とし穴に落ちていたとしても不思議ではありません。

■ヨガ瞑想
古典のヨガ瞑想は、時間がかかります。
プラティヤハーラにまず時間がかかり、ダーラナに至ってもそこでまたプラトーがあります。
感覚的には、ダーラナを超えてしまえばその先は早いのではないかなと思っています。