スピリチュアルで願望実現するのかどうか

2021-04-16 記
トピック:スピリチュアル: 瞑想録

スピリチュアルとか占いでは願望実現の方法が多様に語られています。
手法は色々とあれど、基本は運気を読んでそれを強化及び行動する、というところに尽きます。

これはどういうことかというと、以下の2つのパターンがあります。

・アストラルな想いの世界に雛形があるのでそれを強化して現実化する。
・既にパラレルワールドで実現されているのでそれをなぞる。

パラレルワールドというのは色々と誤解がありますが、ここで言っているのはパラレルワールドは基本は全て過去というお話で、時間的に今の時点から見れば未来に相当しているパラレルワールドもありますけどそれは時空を超えて戻ってからやり直している場合がありますので未来のように見えるだけで、パラレルワールドには順番がありますから、いうなればパラレルワールドは全て過去のようなものであるわけです。ここで言っているのはその応用と言いますか、そのように順番的に過去であるものの一般的な時間に沿って見るならば未来に相当しているパラレルワールドがあって、そこで実現している、といいますか、そのタイムラインにおいては既に実現した現実を今回も再現すればいいわけです。

そのように過去のタイムラインをなぞらえて同じような未来を今回のタイムラインでもなぞる場合もあれば、まだアストラルな雛形しかなくて今回のタイムラインで初めて現実化するような場合もあります。

初めて現実化するパターンにおいてスピリチュアルで願望実現と言うと、その雛形を強化するために想いの力を使い、具体的にイメージして頭の中でまず具現化し、そして現実のものとするために実際に行動が必要になります。

一方、前のパラレルワールドで既に実現したことであればいわば体験済であるわけで、それをなぞるのは難しくはないでしょう。

また、前のパラレルワールドで実現した時の経験および反省を元に、「あれは失敗だった。もっと良くしたい」と思えばそのように新たな未来が作られるわけです。

スピリチュアルとか占いはこのあたりがごっちゃになっており、願望実現の法はまだ存在していない未来を作り出す方法、スピリチュアルで未来を見抜く場合はどちらの場合もありえます。

ただ、どちらの場合にしても行動が必要なわけです。

とは言いましても、大抵のスピリチュアルや願望実現の法の目的は文字通り願望実現なことがほとんどですけど、それは結局のところ、現世で欲望を満たすことでありますので、大したことではないのです。

大きな視点で言えば、そのような願望が実現しようがしまいが人生は続きますし、大差ないと言えます。

占いとかスピリチュアルで願望実現をするのは、ある意味、趣味みたいなものなのかな、と思います。

実際にはスピリチュアルにはもう1つ道があって、「願望を克服する」というお話があります。こうなると、願望実現は不要になるわけです。願望が次なる願望を生み出すというループのラットレースから抜け出すという道ですね。

ラットレースから抜け出すとか言うと「金持ち父さん」のお話が有名で、まるでお金儲けのお話のように見えてしまうかもしれませんけど、ここで言っているのはお金とは全く関係がなくて、願望そのものを次々に追い求めるループから自由になる、ということです。生きる上でお金は必要ですのでお金を否定しているわけではありませんけど、ここで言っているのとは無関係ということです。

スピリチュアルで願望実現とかするのは現実を生きるテクニックで、趣味みたいなものですのでそれを否定する必要はないと思います。そうしてスキルを使って人生を楽に生きて、願望のループから抜け出て生きるというのも一つの選択肢だと思います。

この世界は遊園地みたいなものですから、「貧乏ってどういうことなのだろう?」「なんでみんなあんなくだらない願望のために一生懸命働いて苦しんでいるのだろう?」と興味を持って試しにそのループに入ってみるというのもまた一つの趣味です。

一方で、興味がないから願望のループの存在すらも気付かない、というのも一つの生き方です。

一言でスピリチュアルと言っても色々なレベルの違いがあるわけです。