タイムラインの作り方

2021-09-05 記
トピック:スピリチュアル: 歴史

タイムラインは波紋のようにとある一点から広がって作られてゆきます。新しい波紋が広がる前に存在していた世界のタイムラインは新しい波紋で一部がかき消されますが形は残り、新しい波紋の上に乗った影のようなものになります。

先日、パラレルワールドのタイムラインは順番に作られるというお話をしましたけど、その考え方が基本になっています。

SFで言うとパラレルワールドを時間軸で分けて考えるとタイムライン、と言うことになりますけど、実際のところ、タイムラインには順番があって、パラレルワールドももちろん複数存在してるわけですけれども、基本的には後で作られたタイムラインが残るわけです。

それは、波紋のように広がりますので、波紋を作った震源地の動きが大きければそれだけ大きな波になり、小さければ変化もそれなり、と言うことになります。

水の上の波のように、前の波形の形はある程度は残ります。新しい波によって昔の波がほとんどなくなってしまうこともあれば、小さな波の上に昔の波の形がまだ見える場合もあります。

そのように、この世界というのは神様の手のひらにある箱庭みたいなもので、箱庭が水で覆われている、あるいは、水槽のようなものだと思っても構いません。水槽の水に波紋が広がるようにタイムラインはどんどんと作られていき、基本的には新しく作られた時間軸が残ることになります。

神様の視点からすれば過去も未来も同じですので、人間からすると過去と思われる時間を起点にして新しい波、すなわちタイムラインを作り出すこともあるわけです。

比喩をそのまま見てしまうとタイムラインとは上書きすることしかできないのか、と思ってしまうかもしれませんけどこれは比喩でしかありませんので、実際のところ、波が起きる前にも戻ることができて、と言いますか波が起こる前も神様からしたら過去も未来も同じですから単にその状態から分岐してみる、というだけのお話です。よって、上書きするだけでなく、波が起きていない状態からまた新たな波を起こしてタイムラインを作る、と言うことも行うわけです。

瞑想をしてそれなりに上達していくと、波の波形の上に乗っている、過去のタイムラインに存在していたかつての歴史を覗き見ることができるようになります。それはタイムライン上に既に存在しているものの既に他の波の影響を受けてしまった波形のことで、タイムラインの順番からすると昔に起こった出来事を見ることができるわけです。

過去だけでなく、波が起きる瞬間を見ることで未来を見通すこともできるようになります。未来を見る方法はそれだけでなく、未来の時間軸にいる意識体(自分の将来とか)からそこからすると過去に対して意識を飛ばすことで過去の時点で未来のことを見れたりしますけど、この場合、実際に未来を見ているわけではなくて既に存在している(発生済の、順番的には前の)タイムラインの、しかしながら一応は今の時間軸で言うと未来に相当する姿を見ているわけです。この2つの未来を見る方法は実は全然違っていて、波を見ることでそこに含まれている未来を見ることはまだ今回のタイムラインで実現していない未来の雛形を見るようなもので、それはアストラルな想念とかイメージとか雛形を見ることにつながります。一方、既に存在しているタイムラインから過去のポイントに対して意識を飛ばすと言うのは既に存在している時間軸を見る、あるいは向こう側から情報を送ってもらう、と言うことをしているわけです。この辺りは詳しく説明してもよくわからない気も致しますのでひとまずはこのくらいにしておきますけど、未来を見るのはタイムラインにまだ顕現していないアストラルの想念あるいは雛形を見る方法と、前のタイムラインで既に実現済の現実を垣間見る、という2つの方法があるわけで、後者は実際のところ未来を見ているというよりは過去を見ているのとそうは変わらないわけです。後者の場合、過去を覗き見る場合と未来を覗き見る場合とで大差ないわけです。

タイムラインを作るときは、意識が重要になってきます。どのような未来を創造するか? それだけで新しいタイムラインが作られます。実は簡単なことですけど、これには良いも悪いもありませんから好きな世界を創造できるわけです。とは言いましても他人(と言っても実は自分自身のようなものですけど)も同様に未来を作ってきますので自分が好きにできるわけではなく、自分がどうにかしようと思っても他人の思いで再度上書きされてしまう(新しいタイムラインに切り替えされてしまう)ということも普通に起こります。

ですから、タイムラインを作れるとは言っても実際のところ今生きている普通の社会生活とそうは変わらなくて、自分ができることはできるし、無理難題というのはしようと思っても現実化しない、あるいは現実化しようと思っても他の大きな力で打ち消されてしまう、みたいな感じになるわけです。

大きくタイムラインを変えることができるのはやはり神様の力を得た人くらいで、そうなるともはや人の力というよりは集合意識のようになりますから、人がタイムラインを作るというよりは地域あるいは国などの単位で未来を作っていく、という方が断然多いわけです。