アジナとムーラダーラは直結している

2022-11-09 記
トピック:スピリチュアル: 瞑想録

ヨーガの教えによるとアジナ(眉間のサードアイチャクラ)とムーラダーラ(会陰のベースチャクラ)は直結していて、片方に生じた変化はもう片方に生ずると言われています。ですから、アジナに刺激を与えるとムーラダーラに反応が生じて、ムーラダーラに刺激を与えるとアジナに反応が生じる、と言われております。刺激、とは言っても物理的なものである必要はなくて、意識を当てるだけで変化が生じます。このように、これらのチャクラを目覚めさせるために対になっているもう片方に刺激を与える、ということが行われるわけです。このあたりは本山博先生の著作に詳しいです。

瞑想の基本は眉間のアジナに集中することですが、それは、まずアジナを目覚めさせることによって弟子がカルマに巻き込まれないようにするためだと言います。ムーラダーラは全てのカルマが眠っている場所とも言われており、アジナの前にムーラダーラに刺激を与えるとカルマに囚われてしまう危険性があるためです。

ただ、ここで言っているアジナの目覚めというものも段階がいくつかあるように思えて、最初の段階としてはいわゆる超能力的なアジナのお話ではなくて、意識を活性化させることで健康に過ごしましょう、というくらいに捉えておくのが良いかなと思います。

そのように、まずアジナに集中することによって少しずつ浄化を進め、ムーラダーラに眠っているカルマをひとつづつ解決してゆくわけです。

アジナはサードアイでもあり万物を見通す目の役割もあるにはありますけど最初はあまりそれは関係なくて、最初の段階としては、ただ単に、とは言いつつも大切なこととしては、カルマに巻き込まれないようにするという役割があるわけです。

ムーラダーラから行うアジナへの反応としては、座った瞑想の時にかかとを会陰に当てたり会陰に力を少し入れて伸縮させることでムーラダーラに刺激を与え、それによりアジナを目覚めさせやすくするという効果があります。効果が現れるまでは時間がかかったりしますが、ムーラダーラに刺激を与えるというのは修行の初期からその後にかけて長く使える有効な方法です。アジナに集中するだけではあまり反応がなかったりする場合、ムーラダーラに上記のような刺激を与えてあげるとアジナに反応が出ます。最初は眉間の表皮にザワザワ来るだけだったりしますが、状況によっては中の方にまでしっかりと反応が出たりします。

直結、と言うのは、どうやら体の真ん中をずっと通っているようで、ムーラダーラに刺激を与えると腰の中の方などスシュムナ付近を通って頭のアジナにまでエネルギーが上がったりします。

書籍では相互に反応、ということですけど、個人的には、割とムーラダーラからアジナへの一方向がほとんどですね。個人差があるのかもしれませんが。