呼吸ほど上手くはいきませんが、呼吸をするように、時に呼吸と合わせるようにしてプラーナのエネルギーを体に取り込みます。それは呼吸と同じで、それが本当に途切れてしまったのならば死んでしまうような種類のものですけど人はプラーナのエネルギーを持っているからこそ生きているわけで、意図的にでなくても誰しもがプラーナを取り入れて暮らしています。
ヨーガではプラーナというこのエネルギーは気と言ったり中国ではチ、あるいはルンとか色々と言い方がありますけど、これを意図的に取り入れると体がより深く活性化するように思います。
瞑想をしていない状態ですとあまりそれは感じられないのですが、瞑想をある程度をしてそれなりの静寂の状態になると気の流れが感じられるようになり、その状態で深く息を吸ったりするとプラーナが体に取り込まれているのを感じます。
これは人にもよるでしょうし場所にもよるのでしょうけど、都市とかですとなかなかプラーナは入ってこないように思いますが、かと言ってそれで死ぬわけでもないですのでそこまで心配することでもないとは思います。基本は今住んでいる場所でプラーナを取り入れるわけです。
プラーナは食べ物やヨーガのプラーナヤーマ(呼吸法)で効率的に取り入れることができて、いわゆる元気な人生を送れるようになります。それに加えて、場所に存在している気、プラーナを取り込みます。
私の場合、プラーナを取り込もうと思って深い呼吸をしても、かなりゆっくりしか入ってこないです。他の人はどうなのかわかりませんのでこれが普通なのかあまり取り込めていないのかわからないですけど、取り込むのはちょっとづつ、という感じですね。呼吸をするのと合わせて周囲のプラーナを体の各所、それは必ずしも肺ではなくて体に取り込む、という感じですけど、周囲にあるプラーナを取り込むのです。
その速度はかなりゆっくりで、秒速3cmとか5cmとか、そのくらいでしょうか。意識で集めるとちょっとギュッと動いてはちょっと止まるので、また意識を向けて更に集める、ということを繰り返します。
世の中には、時々、聖者がプラーナとお供物のお裾分け(プラサーダ)だけで生きている、みたいなお話も聞きますけど、これがもっと効率的にできるようになればプラーナだけで生活できるのかもしれないですね。私はまだまだそんなことはないですけど。