ヴィシュッダを超えると優越意識が消える

2023-01-21 記
トピック:スピリチュアル: 瞑想録

ハートのアナハタでもそれなりに優越意識が消えて至福に近づいては行きますけど、それでもまだスピリチュアルな優越意識および一般的な優越意識は残っているように思います。社会的な地位や職業、持っているもの、などといった一般的な優越意識は根強くその階層には残存しているように思います。

アナハタでは一旦の愛を知ってそれなりに充実し、それなりに静寂もあって、そこそこ安定してきて、それなりのワンネスを体感します。それはそれで一般社会を生きるには割と十分と言えば十分なのですが、その階層でも、まだ、優越意識は残っているということです。

そして、喉のヴィシュッダ(スロート・チャクラ)を超えてアジナが優勢になるとほぼほぼ優越意識は消えて、サハスララに至ると優越意識はなくなるように思います。

なくなる、とは言っても、これは語弊があるかもしれなくて、強い光を当てると影が消える、という状態になりますので、一時的に波動が落ちればまた優越意識が多少は出てきます。ですから、なくなる、という表現は正しいようでいて間違ってはいるのですけど、そうは言いましても、波動階層としてサハスララのそれなりに高めの波動に焦点があっているときは優越意識のような低い波動階層のことは認知できなくなるのです。

時々耳にする「職業に貴賎なし」という言葉は、この波動階層の認識を言うように思うのです。

であれば、その波動階層に至るまでは表に出さないように気をつけるくらいしかないのかな、とも思います。

まだスピリチュアルな優越意識は良い方で、スピリチュアルな優越意識は比較的新しいものですのであったとしても体から抜けるのは早いですが、一般的な優越意識は根深いように思うのです。特に、周囲から言われて優越意識を育ててしまった場合や、あるいは逆に、周囲から罵られ続けて劣等意識を植え付けられてしまった場合などは、体からそれが抜けるのに時間がかかるように思います。

幼い頃から何十年にもわたって植え付けられてきたもの、育ててしまったものを改善してゆくには、それはそれで月日を要するものです。できることならば幼い頃から自覚的であれば苦労はしない、と言うこともできます。

どちらにせよ、気付いてから改善をして波動を上げてゆけば優越意識を克服することができるわけですが、個人的な感覚としては、問題が生じていた期間と同じくらいの期間あるいはその数倍の期間が改善に必要のように思います。これは一般的にも当てはまるかどうかはわかりません。人によっては死後もずっとトラウマを抱える場合もありますし、それよりは生きているうちに早めに改善した方が良いように思います。

問題が生じていた期間の長さと回復に要する期間の長さを比べるとすれば、意識的に改善しなくて自然に任せるのであれば回復に(問題が生じていた期間に対し)10倍の期間が必要で、意識的に改善を始めれば(問題が生じていた期間に対し)数倍の期間が必要、と言うのが個人的な感覚です。

そうして、一応の対処ができたとしても優越意識は根深く残ってしまうのが常で、表に出さないように気をつけるくらいしかできないのが普通ですが、瞑想で波動を高めてゆけば根本的にかなりのところまで克服することができます。