手元の本によれば、STAGE2は神のレベルとあります。その説明には、以下のようにあります。
山岡鉄舟「頭(意識)が手に伝わらなければ、万の技術も役に立たない」「太極拳パワー(スコット・メレディス著)」P160
同書の説明によれば、ここはまだ「有」の状態で、最後の虚のレベルになると「無」になるが、それには更に途方もない時間がかかる、とのこと。
ヨーガやヴェーダンタに対応すると、神のレベルがヨーガのプルシャあるいはヴェーダンタのアートマンで、虚のレベルが(全体としての)ブラフマンに対応できると思います。
この「神のレベル」の同書の描写は、ここ最近に眉間から頭の前面を通って喉から胸・お腹までルートが通ったことにより、眉間から喉を通って体全体にエネルギーを通すという段階に似ているように思うのです。私は右腕が弱いのですが、このように、眉間から取り入れたエネルギーを喉のヴィシュッダ、そして胸のアナハタはたまた体全体、特に弱い右腕にエネルギーを通すことで体全体が活性化されるのです。この段階が、同書の表現によく似ているように思うのです。
であれば、私は、ようやく最近になって上記の表の「神のレベル」に踏み入れたということになると思います。そしてそれは、ヨーガでいうプルシャ(神霊)の段階に相当するように思いますが、それはあくまでも「個」としての存在であり、制限のある存在であり、まだ「全体」としての神、全体としてのブラフマン、上の表で言えば「虚」のレベルには達していないわけです。
単にプルシャ(神霊)がサハスララから入ってきた段階ではまだ種の状態でしかなくて、その状態ではハートの奥に収まっているというくらいで、本格的に神のレベルになるのは、こうして、頭からエネルギーが身体中に満たされるようになってからなのかなと思います。
よって、私はまだまだなのであって、ようやく、神のレベル(とは言っても、個としての存在でしかない)に足を踏み入れたにすぎない、ということになるかと思います。
表現としては一応は神ではあっても、制限された存在であるわけです。
そうは言いましても(ようやく)一応は神のレベルに足を踏み入れたかなという気は致します。