辛すぎることがあるとすぐに記憶を失う

2023-05-08 記
トピック:スピリチュアル: 回想録

思えば、幼稚園の頃に虐めにあって悲しすぎて笑顔でいるしかなかった時、はたまた、小学校の時に男のくせに執拗に陰険にネチネチと女みたいに同級生からしつこく嫌がらせを受けた時、その時、割と早い段階で記憶を失っていたように思うのです。早い時にはその日の夜に寝ると同時に記憶を失っていて、前日にその同級生から虐めを受けたり、はたまた、激しく口論したりやり返したことを、割とすぐに忘れて翌日に普通に振る舞っていたように思います。

当時は、自分のことを切り替えが早いのか、あるいは、忘れっぽいだけかと思っていましたけど、これは精神を守るための防御機能だと思うのです。特に高校時代は精神崩壊してZガンダムのカミーユのようになったわけですが、それ以前でもその兆候はあって、小学校の頃から前日のことを覚えていない、物忘れが激しい、と言うことが頻繁にあったように思うのです。ただ、学校の勉強では教科書を丸暗記とかしていましたので記憶力それ自体はそこまで悪くなかったように思うのですが、辛いことはすぐに忘れていました。

時には、先日喧嘩した友人に以前のように気軽に話しかけて、自分は昨日のことを全然あるいは微かにしか覚えていなくて、友人はまだ怒っている・・・ と言うこともありました。実のところ、その友人は友人というほどでもなくただの同級生なわけですけど、良かった時の記憶だけが残っていて、悪かった記憶はどんどんと忘れてしまうのです。執拗に虐めを受けて、それは辛かったわけですけれども、私がすぐに忘れるものですから同級生や近所の同級生などの苛めっ子はニヤニヤして私をカモにしてネチネチと、男のくせに女のように気持ち悪く虐めてきていたのです。世の中にあそこまで気持ちの悪い男がいるのかと思うくらい信じられないほど気持ち悪いのです。

ですが、もはや、私を虐めてきた人の顔はうっすらとは覚えていますけど顔はほとんど出てこなくて、名前は早急に忘れてしまって、「そんな人いたかなぁ?」と思うくらいです。これは、人間の防御機能だと思うのです。

こと、私を虐めていた人に関しては、ほんとどうでも良いことらしく、記憶からバッサリ消えてしまっています。記憶からここまですっかり消えていて、トラウマにもならず、フラッシュバックも起こらず、思い出そうと思っても思い出せないのです。覚えている価値のあることは今でも覚えていますし、治すべきこと、あるいは、何かキーとなる出来事に対してはふと思い出したり、はたまた、トラウマとなってフラッシュバックが浮かび上がってきていたわけですけど、私を虐めてきた人の記憶はほとんど残っていないのです。もう幼少期の友人との繋がりは少ないので確認はしていないのですけど、タイムラインが書き変わってそれらの辛い過去は苛めっ子もろとも消えてしまったのでは・・・ と思えるくらい全く記憶に残っていないのです。いくら思い出そうとしても思い出せないので、きっと、虐めというのは思い出す必要もないほどくだらなくて意味のない、記憶している価値もないことなのだと思います。

だからと言って、私が執拗に虐めを受けていたことは事実なわけですが、人の防御機能により、顔も名前もその発言もすっかり記憶からさっぱりと消えてしまっているのです。となれば、高校時代にカミーユのような精神崩壊になる以前であっても小学校の頃からその兆候はあったと言えるのです。