また一段、静寂が深まって、静寂とは言っても心の中の声が消えるわけではなくて、静寂の空間としての質が深まったということです。座っている場所は同じですから三次元的には同じ場所ではありますが、瞑想を続けているうちに、ふと、「ふっ」とザワザワが落ち着いて静寂が深まるのです。
これは、今までも段階的に起きてきて、今回また、眉間の奥に集中して、そこの詰まりを取るために硬いところをゴリゴリとマッサージするように瞑想の意識の力でグリグリと動かしていたところ、また、不意に静寂が深まったわけです。
静寂と一言で言っても、それは段階的なものですので、以前より遥かに静寂が進んでいます。一方、日常生活を送る上で少しずつザワザワが増えていきますので、それを瞑想でまた静寂を深めてあげるわけです。
これは文字通り心のザワザワで、文字通り、波のように感じられます。
その上で、その波が、文字通り、静まるのです。
瞑想で意識を集中していると、ふと、ある時、ふっ、と、その波が静まります。それはすぐに起こる場合もありますし、そうでもない時もあります。
慣れると心の思考とは無関係にこの波の静まりが起こりますが、慣れないうちは無心がこの状態に導きます。無心の方がこの状態になりやすいですが、必ずしも無心でないといけないわけではなく、心の波は文字通り波であってザワザワ感ですから、その波だけが静まれば良いわけですが、それでも、無心の方がやりやすいわけです。