改めてスワディスタナ(セイクラル・チャクラ)を活性化させる

2023-10-15 記
トピック:スピリチュアル: 瞑想録

通説では仙骨や性腺に相当し、サンスクリットではスワディスタナ、西洋の呼び方ではセイクラル・チャクラとも呼ばれています。男性では前立腺、女性では子宮に相当するとも言われています。そして、クンダリーニはムーラダーラに眠るとも、スワディスタナに眠るとも言われていて、流派によって見解が違う状況のように思われます。

クンダリーニの居所については別の解釈もあって、元々クンダリーニはスワディスタナにいたが、やがて降下してムーラダーラに住むようになった、ということも言われていたりします。スワディスタナの意味は「自分自身の住居」という意味で、誰の住居かというとクンダリーニ自身の住居という意味とのことです。(「密教ヨーガ」 P171より)

通説とは別に、一部の説明では、ムーラダーラが男性性のエネルギー、スワディスタナが女性性のエネルギーを司っていて、その両方のエネルギーのバランスが整うとクンダリーニが覚醒すると言われていたりもします。通説とは異なりますが、こちらの方がしっくりきます。

私の場合、昔からスワディスタナが弱かったのです。これは無意識のチャクラとも言われていて、更には、全てのカルマが眠っているとも言われていて、むしろ弱いのは幸いで、ヨーガの流派によっては、最初にスワディスタナを目覚めさせてしまうとカルマが出てきてしまうので先にアジナを目覚めさせることでカルマに翻弄されずに済む、と教えているところもあります。

ただ、説明を読むと、おそらく昔は私はスワディスタナが動いていて、その後、スワディスタナを閉じた、意図的に動かすのを辞めた、という雰囲気があります。

スワディスタナが目覚めたころから、些細な物音に敏感になり、行中にちょっとした音がしても、まるで雷が鳴ったように聞こえ、体がビクッと動いたりします。感情も振幅が大きくなり、容易に高ぶったりします。スワディスタナの目覚めは、神経過敏の状態を心身につくりだすのです(「密教ヨーガ] P197より)

私が子供の頃は特に物音に敏感で、ちょっと驚かされるとビクッとしてものすごい大声を立てて驚いていたりしました。それが周囲のいじめっ子には面白かったらしく、執拗に虐めを受けているうちに微細な感覚が壊れていき、スワディスタナの感覚が(壊れて)動かなくなってしまったように思うのです。

このスワディスタナを目覚めさせる一般的なヨーガの行法はシッダアーサナで座り、足のかかとでスワディスタナ付近を刺激します。更には、ケチャリムドラをして、バジュロリという手法でスワディスタナを何度も伸縮させます。(「密教ヨーガ」P108-109)

今回、改めてスワディスタナの弱さを感じた本日において、久々にこのバジュロリを行ったところ、今までしばらくその部分を動かしていなかったせいもあって、足の付け根のあたりがいきなりほぐれました。言うほどしっかりとはバジュロリができていないのですが、とりあえず動かしてみただけでもかなりの効果がありました。

そのようにバジュロリをしつつ本日、観察してみたところ、スワディスタナのあたりが冷え切っていて、やはりあまり動いていないようです。私の場合、マニプラから上はそれなりに活性化しているものの、スワディスタナやムーラダーラが弱くて、ムーラダーラは多少は動いているにせよ弱くて、スワディスタナは冷え切っている感じです。このあたりが弱いと生命力の低下にも結びつきますので、少し意識して解放していきたいと思います。

実のところ、ガイドなどからのインスピレーションによると、パートナーがいれば近くにいるだけで自分の性とは逆の部分も活性化されて、夜の生活を積極的に行えば更に活性化される、とのことでした。ムーラダーラとスワディスタナのうち自分の性の方はパートナーがいることにより対極軸として強化され、自分の性とは逆の方はパートナーの性のエネルギーにより活性化されるとのことです。そして最終的には両方の性を自分の中で50%:50%でバランスを取ることでクンダリーニが(その次元で)動く、とのことです。

ただ、実際のパートナーは必須ではなくて、自分でエネルギーを意識してバランスを取りながら活性化させることもできる、とのことです。最初、まだしっかりとエネルギーが動いていない状態ではパートナーの性が助けになって、タントラの手法は誤解も生じているけれども、実のところ、性的な体の濃厚接触は必要ではなくて、タントラはあくまでもエネルギー的なお話だと言うことのようです。

もしパートナーがいればこの辺りのステップの助けになるが、いなくても自分でエネルギーのバランスを取ることでどちらのチャクラも活性化させることができ、一旦両方とも活性化してしまえばあとは問題ない、と言うことのようです。

この辺り、とても誤解があって、西洋で紹介されたタントラの手法は性的な関係と密接な紹介の仕方をされていますが、実際、タントラとはエネルギーのお話であり、タントラ自身は性的な濃厚接触のことではないようなのです。全てをわかった上で濃厚接触、と言うのも理屈としては一応は成り立つのですが、普通の場合は効果がない単なる濃厚接触でエネルギーを消費するだけの結果になるか、時にはスピリチュアルを失って堕落しますので性的な濃厚接触は勧められない、と言うことのようなのです。濃厚接触をすると相手のオーラと多分に交換が発生して、良い面のオーラの交換もされますが、それと当時に、相手のカルマや悩み、不調、問題をも共有することになりますので、パートナーとして長く一緒にいる覚悟がなければ濃厚接触は勧められないわけです。性的タントラとか言って無闇に濃厚接触をしてもオーラが乱れて混乱する場合がほとんどだと言えます。

そのように、安全な長期のパートナーがいて運命共同体になっているのであればこの種の活性化に役立つようです。ますが、そうではない場合、一人でこれら、男性性(ムーラダーラ)と女性性(スワディスタナ)を活性化させるのが良いようです。多少の修行をしていてベースのあるパートナーがいるのであれば、という条件下においてはパートナーがいた方がこの段階は簡単、と言うお話は、あるにはあるようですが、そのように適切なパートナーは普通は見つけられません(往々にして、それに相応しいパートナーだという傲慢さに基づいて失敗する)。

一人で超えられないものでもありませんし、世の中には怪しい人が多くて、怪しい偽のグルが性的な快感のために女を囲う、みたいな気持ち悪いお話もあったりしますので、基本的には、一人でやるのが良いように思われます。そういえば以前、お問合せをいただいて、とある人から「気持ち悪い人とS.Xしなければ成長できない、スピリチュアルな成長はない、と脅されている。どうすればいいか」と聞かれたことがありますけど、そんな偽覚者のことは無視で、着信拒否して連絡を断つのが良いわけです。そういう、怪しい、偽覚者は大勢います。判断力がないとこの辺りの区別がつかなくて、強制と操作によりマインドコントロールされて、指示に従って偽グルに抱かれなければスピリチュアルな成長はないかのように脅されてしまうわけエス。そのようなことを言っているのは怪しいカルト宗教ですから、無視して離れるのが良いと思います。

タントラとはエネルギーのお話ですから濃厚接触は必要ではなくて、近くにいるだけでもエネルギー交換には割と十分なわけですけど、濃厚接触を迫るというのは怪しいわけです。

そんな煩わしいことに関わるよりも、ただ、シッダアーサナとケチャリムドラ、そして、バジュロリを行えば十分と思いますし、安全なわけです。

男からすれば特に危険はなくて普通に女性と仲良くするくらいでよくて、女性にしても、濃厚接触を迫ってくる偽グルというのはカルトで怪しさ満点ですから気をつけた方が良いわけですけど、普通に親しくする分には問題ないように思われます。

あるいは、この辺り、霊としての異性でも良いようで、私の場合は基本的に5人くらい私の近くに(いわゆる)過去生の妻がついていて見守ったり色々と意見をしたり井戸端会議をしてくれたりしますけど、そのエネルギーをもらうのでも良いわけです。ただ、この場合、近くにいるだけだと影響を受けるエネルギーというのは弱かったりしますので、明示的に、そのあたりに影響を与えてほしい、とお願いをすれば近付いて強化してくれたりします。これもまた、スワディスタナの強化の助けになります。

私の場合、スワディスタナが弱いために、活性化する時にゾワゾワとした不思議な、ちょっとした不快感も混じった感じになります。一部の霊能力者の近くに行くとこのような感覚になることもあります。これはそもそもスワディスタナが「水」の属性であるためと、無意識のチャクラであるため、そして、そもそも私のスワディスタナが弱いのでこのような反応になっているのだと(今は)解釈しています。