S政党の内輪揉めは現代社会の政治選挙の問題点を露呈している

2023-12-02 記
トピック:スピリチュアル: 回想録

参S党で最近起きた事務局や一部メンバーによる政党乗っ取りあるいは単なる内輪揉めかもしれないことは、現代の政治、特に選挙制度の大きな問題点を露呈したと言えます(個人的な意見です)。

・選挙に当選するまでは、何を言っても良い。
・当選してしまえば、(選挙中に言ったことに縛られる)何をしても良い。

この現代の選挙制度の原理原則はあまりにも政治の世界の常識と化していて政党の内部の組織にもその法則が貫かれているわけで、おそらく、政治家を長くやっている当人たちは当たり前すぎてこの問題に気づいていないか、あるいは、そういうものとして大衆を扇動して票を取ることに専念しているように思えます。多かれ少なかれ、この傾向があるように思えます。政治のコンサルにしても選挙に勝つための方法として様々なものが使われ、とても実現不可能なことを言って大衆をいい気にさせれば票が取れて人気者になれて、あたかも素晴らしい政党かのように見せることができるという恒例かと思います。世間知らずはあのような現実離れした政党に投票するのでしょうし、私も最初は割と騙された感じでしたが、早速、化けの皮が剥がれたと言ったところでしょうか。


ここからは少しスピリチュアルなお話にありますが、このような慣例を超えて、「約束」という形で「政策」を先に作って、政策にだけ限定された権限を与える、それに合意した人が自発的に行動する、という形になるのが理想で、そうならなければこのようなことが繰り返される、というように思います。今回のことにしても、具体的な政策の合意がなされていて、それ以外に関しては権限がない、という形であれば問題がなかった筈です。このような政治形態はおそらく世界的にも例がないので理解されにくいところですが、雛形は別のタイムラインの共栄圏にあります。

実のところ、代表K氏の状況説明動画をある程度見て、T先生の動画も見ても、一体、どちらが悪いのか、何が問題なのか、最初はよくわかりませんでした。そこで、(スピリチュアルな)インスピレーションで降りてきたのが「お互いが、お互いの理屈で動いている。どちらが悪いというわけでもない。」ということで、結局、どちらも、「やり方」の面において行き違いがあって、理解の違いおよびやり方の違いが出て、誤解や不和が生じた、ということのようです。であれば、期待だけさせておいて、結局、他の政党とそこまで変わらないということではないでしょうか。少なくともT先生の方は純粋のように思えました。K氏の方は政治家そのもので、表面だけのことなのか本心なのか良くわかりませんでした。

この世の基本は聖書にあるように「言葉」です。最初に言葉を神が発せられて、それが言葉なのか光なのかは諸説ありますけど、光のような言葉のようなもの、それは高次の波動ということですけど、それが最初にあって、世界が生まれたわけです。そして、その「言葉」とはモーゼの十戒にもありますように「(神、あるいは誰かとの)約束」なわけです。

であれば、選挙の時に「・・・をします」と言って当選したのならば、基本は、その、選挙中に言っていたこと、それは国民や有権者との「約束」なわけですが、その約束にのみ権限を制限すべきなのです。その他に緊急事対応として災害とか戦争とか外交などの突発的事項への対処をする必要はありますが、基本は、政策としては選挙の時の「約束」が重視されるべきなわけです。そして、そこで言っていないことに関しては権限がない、という状況である必要があります。

そのような世の中に変わっていけば、単なる政治のお話だけでなく、世界に平和が訪れます。

今のように、選挙をする前と後で言葉と行動とが一致していなければ世界に平和は来ません。そして、その好例が、このSS党の内輪揉めだったと言えましょう。これに限らずどの党でもどの国でも起こっていることですので不思議ではありませんが、「もしかしたら、参S党はきちんと約束を守って頑張ってくれるかもしれない」という淡い期待は粉々に打ち砕かれましたね。あそこに参画していた一部の純粋な人たちも同じ気持ちで、悔しい気持ちでしょう。

動画のコメントを見ると、参S党動画の方はほとんど応援で、T先生の方は先生に同意する意見ばかりで、見事に分裂していますね。

それは、T先生の立場からすれば、ずる賢い一部の人によって乗っ取られてしまうことで、早々にあのような活動が終わってしまった、という見方のようです。それはもしかしたら最初からそのようにすることを計画していて、周囲の人は、うまく乗せられて最初から騙されていただけだったかもしれません。そうだったのだとしたら、私も判断力が上がったと思っていましたが、そこまで見抜けずに、見誤ったということになりますが、実のところ、よくわかりません。

一方、S党K氏の弁明を見ると、何やら、T先生が一方的に変な発言をしているということになっており、全く話が噛み合っていません。


結局、T先生は純粋な立場から話をされていて表裏がありませんでしたが、K氏の方は選挙政策として上手いことを言っていかに選挙に勝つかを考えてて、そして、勝ったので具体的な政策を考える段階に至ったのだと思います。T先生は最初から最後まで政策と行動が一致していたのに対し、元々政治家だったK氏は選挙の時に聞こえの良いことを言って、勝った後に具体的な政策を決めていこうとしたわけです。これでは不和になるのも仕方がありません。

K氏の動画は以前に見たことがあって、あまりにも現代社会を批判して人気取りをして大喝采を受けていて少し違和感はありました。凄く頭の良さそうな人ですので、人々に何を言えば人気が取れるのか理解しているのでしょう。「満面の笑顔」をいつもしていて「口がうまい、達者」だと思いました。もしかしたら、これを更にうまくやったのがフランス革命のロビスピエールなどの扇動家で、ありもしない不安を煽って人々にフランス王政を討伐させたのでした。今回、参S党の問題が早期に露呈してくれて、むしろ、良かったと言えるのかもしれません。あまり大きくなってからこういうことがあるよりは、今の規模であれば日本を揺るがすということもないでしょう。

そして、初心は良くても、今の政治の仕組みではあのような形で一部の人にあっという間に乗っ取られてしまうということです。そもそも「約束」として「政策」を作った上で、その政策に権限が限定されるということであれば問題はそう起きません。

これは、今後、あの政党が良くなるかどうかとは関係ないお話で、今後、良くなるかもしれないしそうでないかもしれない。ですが、最初少し期待したように革新的な政党というよりは、結局、普通の政党だったように思います。


一般的には、こういうお話は以下の2つの基準で判断すれば良いのです。

・利益享受者が怪しい。(騒動の結果、誰が利益を得たか)
・満面の笑顔の方が怪しい。(満面の笑顔で説明している方がおかしい。怒っている方が正しい(ことが多い))
・口先が上手い人の方が怪しい。(逆もありますが、一般的に)

「誰が利益を得るか」が一番の判断基準で、更には態度からも怪しさが滲み出ていますから、いずれの点もK氏の方が断然と(一般的には)怪しいのですが、今回の件が必ずしもこれに該当するとは限りません。あくまでも一般論です。良くわからない以上、一旦は判断を保留にして、様子を見ていればそのうち本性が現れる筈です。放っておけば良いのです。私は元々党員ではありませんから、高みの見物です。そのうち答え合わせができると思います。


実のところ、この騒動それ自体にそこまで興味はありません。どちらに問題があるか、ということも実は些細なことです。それよりも、上記のような、政治の基本的な構造がこのような騒動を引き起こしていると言えると(個人的には)思います。


▪️補足

これは更に伏線になっていて、エル⚪︎⚪︎⚪︎のミッションにおける政治制度にしても「約束」を基本としています。それより遡ると、共栄圏においてその制度の雛形があったのです。

いくら良いことを言っていても、今の政治制度では、ものの数日で政党が乗っ取られて全てを奪われてしまう、ということが分かりました。根本的に、「約束」を基本とする社会、政治制度に変わらなければ地球の平和はないと言えます。

そしてそれは、国民が監視をして、「選挙の時に約束をしたこと」を守らない政党には票を入れない、ということが基本になります。現状ですとこのフィルターをかけると投票できる政党はとても限られてきますが、それでも良いのだと思います。政治家に、国民の判断基準がこれであるということを知らしめて、そして、実際、約束を破った政治家は当選できないようになれば政治家は自発的に約束を守るようになります。

政治の細かいところは国民は実際のところわかりませんが、少なくとも、約束を守らない政治家に投票しない、ということで最低限のところを守ることができるようになるように思います。

そして、ゆくゆくは、制度として、実際に、選挙の時に約束したことだけに権限を制約する、というところがゴールです。こうすることで、ようやく世界平和の基礎が出来上がるわけです。