アストラル(感情)の一致とコーザル(カーラナ、原因、カルマ)の一致

2024-10-14公開 (2023-12-31 記)
トピック:スピリチュアル: 輪廻転生

スピリチュアル、特に神智学などで言われている分類を元にしますと、アストラル体の体は感情を司るのです。そして、カルマたる因縁や条件付けの原因となっているのはそれより1段階微細なコーザル体(カーラナ、原因体)です。

アストラル体は散漫に(肉体の体の近くに)広く拡散していて、近くにいる人(のアストラル体)に不用心に接触して融合し、どちらも「同じ感情」を共有します。その結果、何某かの条件付けが両者で共有されたり、同じ感情を持つに至ります。これはマーケティングの手法としてよく使われていて、タレントは割と「使い捨て」で「特定の条件付け」を持つように「躾」をされ、その条件付けをしたタレントがテレビ番組などに解き放たれると、大衆が「同じ感情、同じ条件付け」を持つようになり、結果、物が沢山売れたりする状況が生まれます。そのタレントは条件付けの中心でありますからなかなかその条件付けから離れることが難しく、他の役割(他の条件付け)をマーケッターから指示されることもありますけど、色々な条件付けが混ざってしまうと、やがて、時に精神的におかしくなってしまうことがあり、そうなるとタレントは捨てられます。それでも新しいタレントは次々に供給されますからそれでも問題ないわけです。

同様に、アストラル体は知人や地域的に影響力を持つ人が感情の階層で他人と同室になることで影響力を高める、ということを行なっていたります。アメ横の売り子や、掛け声や楽しい雰囲気でものを売る人がこの種類にあたります。

このように、アストラル体であったとしても他者と融合すると、部分的なアストラル体の一致が起こり、他者の感情と自分の感情が一時的に(文字通り)合一され、そして切り離される時には(自分ではあるが相手でもある)感情を持ち帰ることになります。

それは、僅かであっても、輪廻転生に影響します。

一方、スピリチュアルなレベルになりますともう少し踏み込んで、原因のカルマとしての融合があります。それがコーザル体(カーラナ、原因体)で、これになりますと感情はなくて、(行動、現象の)原因となる「種」という意味において、それはカルマであるわけです。

実際のところ、私の理解においては、このコーザル体(カーラナ)が幽体離脱した時の「体」に相当するのではないか、と思っております。実のところ、私は幽体離脱を文字通り「幽体」と最初(昔)は理解していたのですが、実際、そこで行われている現象を見てみると、それは感情(アストラル体)でもなく、かと言って、高次のハイヤーセルフ(プルシャ)だけでもないわけで、となれば、コーザル体(カーラナ)が基本となって、それに高次のハイヤーセルフ(プルシャ)が重なっているのではないかと思うのです。

この、コーザル体の一致というのはなかなか起きないわけですけど、スピリチュアルで上達すると意図的に他者とオーラと共有して、情報やカルマを交換しあえたりします。(感情としてはアストラル体ですが)スピリチュアルで意図するのは往々にしてコーザル体としてのオーラになるわけです。これはメリットもあればデメリットもあります。

・自分の情報が相手に(必ず)伝わってしまう。
・知見、能力などの一部が相手に伝わってしまう、身元がばれる。
・相手の情報が入手できる。

これは理屈を考えれば当然のことで、一部のオーラ(コーザル体)が一致したことで、その部分は、文字通り「自分と相手の融合」になるわけですから、その部分は、自分でもあるし相手でもある、しかしながら元々の自分でもなければ元々の相手のオーラでもないわけです。

これのどこが悪いのか、と思われるかもしれませんけど、こういうことをすると、知見の低い方(波動が悪い方)が(波動が高い人の)ストーカーになる可能性があります。

と言いますのも、知見というものができるには時間がかかりますから、オーラの部分的な一致で入手した知見と言いますのは(一応は)「わかる」けれども、何故そうなのかが真にはわからない、という種類のものになるからです。1からその理屈、理解にたどり着くことができないわけです。オーラの融合で入手した情報は「結果」はわかりますけど、根本のところは理解していないのです。

相手の情報が入手できたとしても、その知見は自分で生み出したものではありませんから、そのことを自覚的に行なっていて、そんなものだと思えるならば良いですが、これらの仕組みに無頓着である場合、どうにかしてその知見を手に入れるためには「他者から奪い取る」ことで結果を出そうとしてしまう人が一定数いるわけで、それ故にストーカーになったり、成果泥棒になったり、はたまた、パワハラ、モラハラでネチネチと他人を強制して操って結果を得る、という人が現れてしまうわけです。

ですから、そもそも、最初から、「他者に興味を持たない(他者とオーラを融合しない)」ことが何よりも重要なのです。

そうでなければ、時に数世代、あるいはもっと長い時間にわたってストーカーされて成果泥棒されてしまうことにもなります。

例を出しますと、私の場合、遥か昔の(グループソウルのとある分霊)の人生で私から成果泥棒をしていた人が、ノコノコと私の今回の人生の同級生になったのですけど、案の定、色々と嫌らしいことを私はされたものの、中学卒寮以降は連絡を経って、それっきりです。その後も、この種の、成果泥棒、モラハラ、というのは割と長い間私を悩ませましたけど、30年前はかなり酷くて抵抗が難しいほど縛られていましたが、その呪縛から離れて、今も少しはありますけどあしらうようになって次第に落ち着いてきて、そろそろほぼ完全に卒業しそうな雰囲気です。

そのように、アストラル体(感情)のみならず、コーザル(カーラナ、原因体)を他者と一致させてしまうと輪廻転生に激しく影響します。コーザル体の一致はアストラル体よりも影響が大きいため、安易に(往々にして成果を焦って)そういうことをしない方が良いと思われます。