ここ最近、通っている整体で顔の歪みも見てもらったのですが、どうやら、後頭部の首元の付け根の部分が癒着してくっついているために頭蓋骨が少し後ろ方向にずれてしまっている、とのことでした。ひとまず1回目で多少は改善して、それ以前に比べると随分と動きが出るようになったのですが整体の先生としてはあと数回くらいでだいぶ良くなる、とのことでした。今までそのような箇所を気にしておりませんでしたので1回目でも随分と効果が出たように思います。まだ続けてみます。
思うに、瞑想で単純に意識だけで頭を緩めるには時間がかかって、私もこれ以前にも時々、頭部マッサージなどを受けたりもしたのですが最近は受けていなくて、今回はある程度まで頭が緩んできたところに改めて整体をしてもらった結果、エネルギー的にも通りやすくなったように思います。
整体だけでなく瞑想も必要で、整体だけですぐにエネルギーが通ってきたわけでもないのですが、整体をすることでエネルギー的な動きが出るための準備になったように思うのです。これはヨガも同様ではありますがヨガですとこの部分を刺激するのは直接的にはなくて頭頂でしたらヘッドスタンドとかありますけど、ヘッドスタンドの場合は後頭部の付け根を押し当てる方向ですので、引き剥がす動きというのは今までしたことがなかったように思います。頭部マッサージにおいても押す動きが基本で、引き剥がすということはなかったように思います。
この、引き剥がす、という動きは私にとってなかなか新鮮で、施術中はかなりきつい感じがしましたけど、終わってみると、どうやら今まで私はこの部分が随分と圧迫されていたために緊張がそれなりにあって肩なども凝っていたように今更ながら思うのです。そして、肩や手が凝って体に歪みが出て、そうすると、体の歪みが更に頭に伝わって更に頭が硬くなる、という悪循環だったように思います。まずは体の歪みをそれなりに取った後、次の施術で頭も少し調整して引き剥がしてもらったりして、そうすることで、頭の緊張が随分と取れました。
私の幼い頃からの人生を振り返ると、どうも、物事の原因を考えるときに、自分のメンタル面や人格あるいは心の持ちように原因があるかのようについつい考えすぎてしまったように思うのです。周囲からそのように吹き込まれて、評価されて、「自分が原因」みたいに、何か自分が悪いかのように今まで思い込まされてきただけで、そんな風に自分が悪いと思う必要はあまりなかったように今更ながら思い返したわけです。今回、頭の緊張を整体の施術で取ってみた結果、実は、ただ単に体やこの種の筋肉の緊張が原因だった面も大きいと今更ながら思うのです。その、体に原因があるものを、何やらメンタルが原因だとか精神面あるいはスピリチュアルな原因として思い違いをしたところで、結局、ほとんどの場合は不調の原因は肉体にある、ということを再認識致しました。
確かに、スピリチュアルで「すべての原因は自分」というのはその通りである一面もあるのですが、現代社会においてはその言葉は罪悪感を植え付けるための手段と化していて、他人を操るため、黙らせるため、怖がらせるため、そしてマーケティングと宣伝の文句として何かを買わせたり施術を受けさせるための手段としてそのような言葉が使われているのでした。その言葉自体は元々の意味は本当だとしても、一般人が使い出すとすぐに金儲けのための手段にしてしまいます。今回、効果のある施術をたまたま受けたのですが、他の人にも同じような効果があるかどうかはわかりません。たまたまかもしれません。状態によっても変わるかと思います。
私の場合、この部分が改善することにより、後頭部の動きが出て、特に後頭部から上につながるエネルギー・ルート、ヨーガでいうところのスシュムナが太くなり、エネルギーの通りが後頭部の特に上方で良くなったように思います。それはとても私にとって良いことでありましたが、他の人にとって同じかどうかはわからないところであります。
この施術によって皆がこうなる、とすぐに考えてしまう人もいるかもしれませんが、私はそうは思っておらず、むしろ、肉体の施術により、肉体が原因だった不調がかなり改善された、と見ています。肉体の不調とエネルギーは密接な関係があって、肉体が改善すればエネルギーが改善されますのでそのような意味においてエネルギーも結果的に通りが良くなってエネルギーの量としても増大しましたけど、直接的な原因というわけでもなく、間接的にそうなったということです。
マーケティング的にはこの種の効果を過大宣伝したくなる動きもありますし、そうする人もいらっしゃるでしょうけど、そうすることでスピリチュアルがますます怪しいものとみなされて普通の人が離れていってしまいますので、原因と結果の関係を飛び越して多段的な間接的な因果関係を結果を直接的な因果関係かのように言いたくはないわけです。とは言いましても、世の中、そういう宣伝をされる方も多いかと思います。そのような時代ですし。
まとめてみます。
・子供の頃からの不調の大部分は、肉体が原因だった。メンタルやスピリチュアルが原因と思っていた多くのものは肉体が原因だった。
・整体で後頭部の癒着や体の歪みが解消したことにより各所に動きが出た。頭の中も緩んできた。
・頭の中が緩んだことにより、瞑想で頭の中にエネルギーが通りやすくなった。
・特に後頭部から上方のサハスララ(クラウン・チャクラ)の後方部分のエネルギーの増大を検知。
まだまだ頭の中は完全に緩んだわけではないにせよ、少しづつ良くなってきてはいますので、もう続けるしかない、ということで地道に頭の中にエネルギーを通して緩める瞑想を続けています。それと加えて、頭の肉体の癒着のような整体に関することは瞑想を補うものとして時々は受けているわけです。