高次の存在は「光そのもの」であり、文字通りそれは光のみ、それだけ、ということです。愛だけ、と言っても構いません。それは善悪を超えていますし、人の勝手な意識とは関係のないほどの高次の次元で動いています。
ですから、それは、人間の身勝手な命令には従いません。それは、ごく、当然のことです。高次の存在からしたら、そのような、人間の悩みや相談や欲望など、それが人間からすれば善と思えるような要求であったとしても、高次の存在というのはそのような善悪すらも超越しています。ですから、人間の身勝手な命令に従わないというのは、ごくごく、当然過ぎることであるわけですが、意外にこのあたりのことがよく分かっていない人がそれなりにいて、傲慢にも「神に命令する」「神からの命令を受ける」などと自称している方がいらっゃいます。ご本人がそう思うのですから私が否定することもなく、好きにされれば良いと思うのですが、その種の人がぼちぼちいるわけです。
神と言っても色々いて、人格神、そして、人格を超えたところ、ほんの少しだけ人格が残っている高次の存在、そして、人格が消えて無くなってしまったほどの高次の存在、そして、元々自然が由来の高次の存在がいます。
このうち、人の悩みを聞いたり叶えたりしてくれるのは神様のうちでも一番下の人格神で、その上になると人の悩みがそもそもよく分からないお方(存在)たちばかりなのです。ですから、神様に向かって「命令」したとしても従わないのは当然であるわけですけど、この辺りのことが、意外と理解されていなかったりするわけです。
人格神には色々あって、いわゆる善と悪、良い神様と悪い神様がいて、人間の欲望を兼ねてくれるのはどちらかというと悪魔に近い存在たちです。そもそも「命令」という関係であること自体が次元が低いお話で、そのように、強制や命令に従って生きている(少しだけ)高次の存在というのは、一応は神様であっても、そんなに良くない神様で、そのような神様にお願いしても見返りを要求されたり、要求しないまでも、何も神様にメリットがなければそのうち怒りによって人間の側にしっぺ返しがきます。そのように、低次の神様に頼ってもあまりいいことはないわけです。
世の中には、法術とか魔術とかさまざまな手法を使って神や天使を行使すると謳っている手法が色々とありますけど、ほとんど全てが低次の神様あるいは悪魔に近い存在と契約をして見返りを伴ってエネルギーやら何やらを交換してるのが実情です。色々と世間には団体や流派があって、見返りなど不要と言っている団体もありますけど、見えないところで何かを奪われているわけです。例えば、世の中のためとか言って様々な術に奉仕させておいて、それは実は・・・ というお話は世の中に山ほどあるわけです。
神様の方が人間より何倍も何十倍も賢くて、その本心というもずる賢い存在は隠していたりしますから、なまじそのような術の世界に踏み入れて、本人は力やパワーを得ていい気持ちになっていたりもしますけど、そうこうしているうちに、大切なものが奪われていたりするわけです。
どこまでいっても、頭の良さ、というのは何をするにしても大切で、頭が良くないといくら力があっても賢い存在にいいように動かされてしまうわけです。術ができるようになったとしても、それを教えてくれる存在の目的は何なのでしょうか。術を行使することによる神様のメリットは何なのでしょうか。そこまで考えないと、いいように使われてしまうわけです。
一つの典型例として、神様で言えば、神様というのは存在を意識してもらうことでエネルギーが増大しますので、自分のエネルギーを増やして強い存在になる、というのが主目的としてあり得ます。意識されなくなった神様というのは存在として小さくなりエネルギーが消滅の方向に向かいますので、拝んでもらうとエネルギーが増えるわけです。そうして、その一部のエネルギーを新参者に還元することでやる気を起こさせますけど、術を使って自分のため世の中のために奉仕していると思ってはいても、実は神様のために奉仕させられているわけです。ある程度は世の中のためになっていますので嘘はついていませんけど、神様の目的は少し違うところにあったりするわけです。
宇宙人が助けてくれる場合は、宇宙人といっても色々で派閥がありますから、地球に影響力を高めるために地球人に援助をして、地球を管理する会議における発言権を増やす、という泥臭い理由があったりします。これは宇宙人も多様ですから色々ですけど、このような理由もあったりします。
地球の側は割とお花畑で、呑気に世界平和だとか奉仕だとかいっていますけど、神様にしても宇宙人にしても割と自己の利益のために動いている面が多くて、地球人はそれに乗せられているという面もあるわけです。
ですから、そのような、利益や見返りを基本にした関係ではなく、本当に高次の存在を求めれば良いのです。自分がやがてはそのような高次な存在にまで高められるように、そして、助けを求めるにしてもそのような高次の存在に繋がるわけです。それは、文字通りワンネスということであり、光それのみであり、自他の区別がないところです。もちろん善悪もありません。こういうと多くの人にとっては夢まぼろしかのように思われるかもしれませんけど、人間は神の分身でもありますから、皆、そのようなところまで登ることができるわけです。