相応の、（普通の意味での）頭の良さがそれなりに必要だと思います。そうでなければ、安易に納得してしまって変な団体を凄いように思ってしまうわけです。

例えば、とある団体の人は多少は術は使えたりもします。例えば他人の心をそれなりに読むことができたり（自称）サードアイが開いていると自称している人もいたりします。とは言いましても、この種のお話の場合、勘が少し良い程度のお話だったりします。

実のところ、SPY×FAMILYのアーニャのように、心が読めても頭がなければそれほど使い物にならないです。

と言いますか、一般人でも、特に女性で、他人の心が読める、なんて人は割と多い確率でいますので、ぜんぜん珍しくないです。心が読めるくらいで珍しいとか凄いとか思っている人は世間知らずなのか、あるいは、自分がそういう感じでもなかったので他人のそういうところに気付かなかった、はたまた、心が読める仲間ではないので通じ合えなかったということなのかもしれないなぁ、とも思いますが、どうでしょうか。私の周囲だけが特殊だったのでしょうか？

読めると言っても、その奥にある本質を見抜ける人はあまりいません。ほとんど見たことがないです。 それは、読めるだけでなく、更に奥にある根本を見抜いて他人を理解する力も必要ですが、そういう人は希です。 そういうことができる人は、おそらくは生まれながらにそういう人で、学校や団体で学んだというよりは、そういう人の居場所としてスピリチュアル団体が機能している場合もあると思います。ですから、学んだところでどれだけ伸びるかは生まれながらの素養が大きいように思います。

実のところ、本当に頭の良い人とも言える、ネイティブでサイキックな人は割と東大のような優秀な大学に通っています。と言いますのも、幅広い分野からきちんと書けたり覚えていたりしてきちんと回答できるというのはある程度のサイキック（当人はそうは思っていないことも多いですが）だったりするわけです。東大のIQの高い人は他人の感情や心の思考、その奥までかなり的確に読み取ります。

ですから、スピリチュアルどうこう言って遊んで楽しんでいる一般人の人より、スピリチュアルのことなんて興味のない高学歴の人の方が遙かにスピリチュアル、というのは普通にあり得ます。これは割と、不都合な真実です。高学歴な人には割と隠れサイキックの割合が高いように思います。同じ人数を学校ごとにピックアップすると、高学歴な人のグループにサイキックが多いように思います。これは統計を取ったわけではなく個人的な仮説ではありますが、統計を取ってみたいお話でもあります。

と言いますのも、スピリチュアル団体によっては参加者の自己肯定感を高めるために「普通の勉強なんて無駄」「一般の社会の仕事も無駄」と教えて、自分たちの団体のスピリチュアルな仕事だけが崇高で、一般の仕事は「下界の仕事」と言って蔑んでいたりもするようです。これは無知もいいところで、団体の幹部が参加者を都合良く操るための、ただの口実だったりするわけです。実際は、あまりサイキックではない凡人の人たちがネイティブなサイキックな人が含まれている高学歴な人を馬鹿にしている、という、実に滑稽な状況になっていたりもするのです。ですから、実態を言い表しているというよりは、ただの口実なわけです。その口実でしかないお話を本気にして、勉強もそこそこに、思い通りに動く駒として使われているだけだったりもするのです。こういう罠も、普通の学校の勉強がそこそこできれば避けられるお話であるのに、地頭が良くない人がスピリチュアルをやっても変な団体に騙されてしまうことになるわけです。