マニプラ・チャクラの活性化の後の1〜2週間 (3/5)

2024-10-29公開 (2024-10-19 記)
トピック:スピリチュアル: 瞑想録

(続き)

そして、マニプラですと基本的にアストラル領域を扱うわけで、そういう意味では、どうやら私の場合はまだまだアストラルのサマーディが主であったように思うのです。アストラルの下層では感情の高まりやゾーンという形で現れ、アストラルの上層では平穏になるものの、そのくらいが基本的な状態のように思います。一時的にプルシャやカーラナのサマーディあるいは神霊の流入があったとはいえ、それはあくまでも流入なわけです。実のところ全ての人に最初からそれなりに高次の意職というものは備わっているわけで、プルシャ等が入ってきたからといって自覚がもっと伴わないと本当の成長とは言えないと思うのです。それが、今回のマニプラの件で基本に立ち返えるべきであると思い直させられました。

多少は瞑想やスピリチュアルが成長したかのような気になっておりましたが、自分などまだまだ途中で、客観的に見て初心者とは言いませんけど主観的には感覚的にまだまだ初心者だなあと思うような時もあります。自分の立ち位置を思い返されました。

・・・その数日後、イダとピンガラから流入する頭のエネルギーが安定してきています。両頬の表面を通って鼻の上あたりで合流するエネルギーが頭の各所に充満し、更なるエネルギー密度と共に頭の各所を緩めています。これはヨーガ的にはプラーナヤーマという呼吸法とも関連していて、呼吸法は割と一般のヨガでは見過ごされがちで体を動かす運動あるいはポーズにばかり目を取られがちですけど、呼吸や鼻はイダとピンガラと密接に結びついているため、ここを開かないと次の段階へと進めないわけです。

記録を見ると、最初にメモしたのは2021年11月の頃で、この時はまだ数日間ほど現れただけだったように思います。今から思えばこれこそが重要で、その感覚がせっかく出てきたのでありますから、そのルートをもっと通してきちんと確実に通るようなものにすればよかったわけです。同様に、今から思えば、このルートが出てきた場合には体のエネルギーもより活性化して充実したものになり、体調面でも整っていたと思うのです。

スピリチュアルをしてもヨーガ等をしない場合、あるいは呼吸法もしっかりとしない場合は、この部分が開かないと思うのです。そうなると次のレベルにも達することができないわけです。開くためにはそれなりの修行が必要、という、当たり前のお話に落ち着くわけです。

修行せずともキラキラ・スピリチュアルによってなんとなくその気にさせられる、ということの罪悪があって、修行せずとも宇宙に繋がるだとか銀河だとか、言葉の上で上達したかのような錯覚に陥ってしまう点にあると思うのです。最近よく耳にする「それって地球のことでしょう。こちらの教えは宇宙と銀河だから」とかいう地に足のついていないお話は、結局自分の内ではなく外側に何かを求めているというお話であり、答えは内側にあるのにもかかわらず、宇宙だとか銀河だとか外側から与えられることを由としてしまっているわけで、そうなると、内側に無頓着になり、ヨーガでいうこれらイダとピンガラなどの基礎をないがしろにしてしまいがちなわけで、体のエネルギー状態というのは意識の状態とも密接に関わってきますので、イダとピンガラが通っていないということは、分離の意識状態なわけです。ヒーリングやイニシエーションと称して一時的にオーラを与えられると、意識の分離をしたまま、あたかも上達したかのような気にさせられてしまう、ということが認知に悪影響を与え、スピリチュアルが成長したかのような錯覚を与え、エゴを肥大化させてしまうのです。これがキラキラ・スピリチュアルと地に足のついた教えの違いなのではないかと思います。

確かに、ヒーリング等でエネルギーを与えられているとそれがきっかけとなってイダとピンガラが通りやすくなって結果として覚醒する場合もあるにはありますが、それは(1時間で1万円などのセッションをするなどして)コスパが悪いお話でもあり、それよりも、自分で瞑想なりヨーガするなりして通す方がよほど早いお話なわけです。最初にエネルギーを感じるくらいの経験はあっても良いとは思いますが、他人からのセッションだけで覚醒というのは無理があるように思います。そして、その無理があるお話をしているのが一部のカルトなわけで、一部のカルトは(元々効果が限定的なセッションを)被験者を覚醒させない程度に何度も引き延ばしてセッションを繰り返してお金を巻き上げる、ということをします。そんなことをせずとも、伝統的なヨーガをすればもっと早いしお金もかからないのです。

(続きます)