(続き)
そして、天使が行っていることには、統合のための活動があります。それは奉仕の活動です。その大本にもルシファーがいます。それは光と闇の統合でもあります。世間でたまに聞く、光と闇の対決により光が勝つ、とか、そういうお話ではありません。元々はワンネスであり、天使界が統合される、ということは、それは、光と闇が統合される、ということなのです。光と闇とが対決しているのは少し次元が低いお話で、そういう世界も確かにありますが、統合はそれよりも高い意識の次元で行われます。その統合は既に天使界で起こっていて、天使界の戦争は遙か昔に終わっていますし、天使たちが地球を離れて天使界(の星)へと戻ることでその統合が完結するのです。そして、それと同期するかのように、天使界の世界の意識に影響を受けてこの地球にいる人たちの意識も変わり、地球が統一され平和が訪れます。それは近い(とは言っても何十年単位で起こるもの)と言えます。それは自然に起こるというよりは積極的な天使の介入により世界の統一政府を作って統合するように働きかける計画があるわけです。
物理的世界に近い宇宙人(特に宇宙連合)はかつてオリオン大戦などをして戦いを繰り広げてきて、地球でもその争いを続けていて、それが光と闇の対決という形を取ったりしていますが、それが今、ここ地球で統合の一つの形に至りつつあります。天使界にしても遙か昔に不調和が起こり、それが今、統合に向かっています。それぞれの次元で統合が起き始めているのです。今後、天使たちの誘導により物理世界が融合に向かう、という流れがあります。
地球にいる多くの宇宙人はオリオン大戦で敵味方に分かれて戦ったために地球でも不和の状態になっています。一方、天使はオリオン大戦に関わってはいませんので、どちらの側にもつかず、中立を保つことができます。実際、天使は両方の側の中に積極的に関わり、状況を理解しようとしてきました。プレアデスの先遣隊に付き添って遙か古代からの苦労を見てきたり、時に同じ時代に生まれて人生を共にしたこともありました。一方、堕天使と呼ばれている人たちはオリオン大戦での闇側の有り様を学びました。オリオン大戦を争った当人たちが(光と闇の)統合をすることが難しくても、天使がその先駆けとなって統合を果たし、その姿を見せることでオリオン大戦以来ずっと戦い続けている人たちが統合に向かうことができるようになるのです。天使たちは、しなくてもよい苦労を引き受け、光と闇の体現者と(一時的に)なってそこから統合していく、ひな形としての役割を果たしていくのです。
これが今の現状です。
今は過渡期であり、ルシファーをはじめとした大天使たちは、地球での活動の大詰めの段階に来ています。地球が天使たちによって救われて平和になった後、やがて地球からほとんどの天使たちが姿を消します。そうして、地球は人間たちの星になるのです。それがルシファーを初めとした天使たちの意思です。
これは、一見すると「地球を支配している存在が地球が離れる」かのような誤解を生じさせるかもしれません。実態はそのような誤解とは異なるものです。地球を今まで救っていた高次の存在が地球に住む人たちの自立を見届けた後に地球を離れるのです。
このことを聞いて誤解した一部の地球の人は「やった!これで地球は俺たち(人間たち、支配者)のものだ」と喜ぶようになる、と予言されています。ですが、そのように権力者が自分勝手に好き放題させないように政治システムを整える、ということを天使たちは計画しています。それにより世界は平和に保たれるのです。
(続きます)