(続き)
共栄圏のタイムラインにおいても、「悪魔のようなヨーロッパ、奴隷を使い捨てにしているヨーロッパ、強欲なヨーロッパ」という評価が太平洋沿岸の共栄圏の人々によってなされていました。そして、それを放置していたのです。今時の自称ライトワーカーの判断基準で言えば悪のヨーロッパは成敗すべき、ということになるでしょうが、宇宙の法則は「理解するために、地獄のようなヨーロッパの内部へと入り込みなさい。そこに転生して、内部から理解しなさい」と言います。そして、それをせずに遠くの共栄圏から少しの人々を助けるくらいで遠くから「ヨーロッパは酷いねえ」と陰口を叩いていた結果、そのように、理解しようとしない社会は不要、ということでそのタイムラインはリセットされたのです。それが地球の管理者の意図です。
答えは明らかで、戦争であろうと何であろうと理解が進むのであれば地球の管理者は肯定します。何故ならそれが宇宙の法則だからです。一方、理解が進まない状況であれば否定して揺さぶりあるいはタイムラインのリセットが起こります。
それに即して考えれば、例えば中東の紛争は理解が進まない状況なので地球の管理者は否定的に捉えています。又、AIも人間の理解が阻害されるのであれば(例え素晴らしい成果を出そうとも)否定的に捉えているようです。人間の理解というのは宇宙の意識の一部であり、AIというのは機械でそこに意識はありませんのでいくら成果が出ようとも宇宙の「理解」に貢献していないのです。とは言うものの、AIを使って人間が更なる理解を得る、というのは肯定的ですのでAIが必ずしも悪いわけではありません。トータルにみて全体として理解が進むかどうかが焦点なわけです。
紛争においても、トータルにおいて理解が進む結果を肯定的に捉えます。基本的には紛争は否定的ですが力の行使が必ずしも悪いわけではなく紛争を止めさせて理解を促進させるような力の使い方は肯定されます。それは善と悪みたいな表面的な薄い理屈とは無関係で、そもそもワンネスで全ては「わたし」の一部でありますから、善とか悪とか、ほとんど関係がないのです。善と悪があるとすれば、理解を促進させるものが善で、理解を阻害するものが悪、という言い方は比喩としてできるかと思いますが、自称ライトワーカーの善悪の定義のように「維持が善で、破壊か悪」みたいなお話ではないのです。
紛争は、ある意味、衣食住に不自由ない暮らしをするために自分たちのことは気にするが他者に無理解であるが故に紛争が起こっている、という言い方もできます。それは一般的には当然のことであるかのように聞こえるかもしれませんが、その本質はというと宇宙の法則が「理解」を目的としていると考えれば、理解の反対の無理解というものが紛争を引き起こしているとも言えるわけです。理解ということを抜きにしても一般的にそれはそうだと思える話だとしても、宇宙の基本法則が「理解」だということを踏まえるとこのことがより一掃、深く理解できると思うわけです。