(続き)
そして、そのように、問題意識を共有している人たちが、その停滞および成長できない問題の原因は何だろうか、と探り、「夢」としての地球への転生において学びを深めているわけです。
そのように、本来の人生は宇宙にあって、学びのために「夢」として地球に転生しているとすれば話は簡単で、オリオンの時のように本来の大きな戦闘はあり得ず、小規模あるいはリチュアルのような儀式のみで自己内省しているのです。そこでは本来の効果は大してない精神的な行為を繰り返すことによりライトワークをしていると自分では思いつつも実は自省し、オリオンでの出来事を追体験することで学びを深めているわけです。
当人たちはライトワークで地球を救っていると自称していたりしますが、地球の方はというとそこまで困っていないわけです。困っているのは自称ライトワークを行っている自身の方で、オリオンの苦い経験を理解しようとしているわけですが、それを自覚していなかったりします。むしろ、オリオンの記憶を呼び起こしてその時に起きた出来事を改めるかのように今回はきちんと光の側が勝利しなければならない、と思っていることの方が多いと思います。そうは言いましてもこの地球上でそのようなカルトが大きな力を持つことはないのであまり気にすることはないかと思います。これらは、あくまでも課題のある一部の方の精神の内面で行われているものなわけです。
そのような自称ライトワーカーの想念形態を見ると、「(人々を)平和の気持ちに変容させる」「善(=維持、あるいは天使)が悪(=破壊、あるいは悪魔)に勝つ」という二元性のある気持ちで凝り固まっています。そのような状況を見ると、遠目にも、オリオン大戦とはどのようなものであったのかを垣間見る事が出来るのです。かつてそのようなところに関わっていた人にとってはカルマとしてその記憶が蘇り、また、関わっていなかった人にとってはその記憶により学ぶことができるのです。
それはオーラを読み取れば歴然です。どのようなオーラによってそのような人たちが活動しているのか、そこに、オリオンに関わった人であるいわゆる「光の側、ライトワーカー」たちが偏った見解を持っていたことが読み取れるのです。それ故に、オリオンのカルマを持つ人たちは学ぶ必要があるのです。当人たちはそうは思っておらず、同じような考えで今度こそ勝利しなくてはならないと思っていたりしますが、それはオリオンの記憶が蘇っているだけのことで、地球ではそのようなことは起こりません。オリオンのカルマにより紛争をしている、という面もあるのです。それは自称ライトワーカーですらそうで、自称ライトワーカーが「善」を主張して「悪」を滅ぼすために紛争を思想的に支えているのです。当人たちは絶対的に自分たちは善で正しいと思い込んでいますから他人が何を言っても基本的には無駄で、本人たちが気付くしかないのです。
オリオンの記憶を呼び起こして、それと気付かずに問題だけを学べるようにしたのがこの箱庭なのです。地球全体が箱庭というわけではなく、神様が、必要な人に必要な箱庭の思想体系を用意してそれが真実と思い込ませたのです。それが箱庭としての思想のひな形です。
(続きます)