何かを知っている、ということを生きる糧にしている自称ライトワーカー (2/2)

2025-01-02公開 (2024-12-07 記)
トピック:スピリチュアル: 理解

(続き)

例えば、流派にもよりますが転生の仕組みにおいて自称ライトワーカーは特殊な体系を持っていることがあり、例を挙げるとすれば、まず大前提として転生はなく、よって、生まれたら1度きりな体系があります。その場合、前世もなく、生まれ変わりもないわけです。前世と思われるものは生まれる前に下見をしたことによるエマネーションによるものだとしています。そのように、自称ライトワーカーは転生は1度きりと教えられて生きています。これは何故かと言いますと、そのような間違ったことを正しいと教え込むことによって2つの効果が現れます。

・自称ライトワーカーのゲームに参加している人を周囲の人が見分けることができる
・当人たちのエゴをむき出しにして、内省を早める。

自分たちだけが本当のことを知っているので優位」というエゴをむき出しにする効果があるわけです。更には、それは実は特定のゲームに参加している人たちだけが無意識の了解の元にそのように教え込まれているわけですけど、当人たちの顕在意識は本当のことに気付かず、間違った教えを単純に「自分たちだけが知っている本当の教え」として信じ込むのです。そして、自称ライトワーカーたちが直面すべき課題に対して向き合うことができる環境が整います。それは正にこの地球上に用意された学びのためのゲームであり、言い換えれば「夢」と言っても良いものです。本当のことではないとはいえ、当人たちは「自分たちが知っている真実」と信じ切っており、それを周囲から本当のことを言っても「ふふん、自分たちだけが本当のことを知っているのだから」と他人の意見を退け、自分たちのゲームを続けるのです。そのように、隔離された環境を作り出すのです。

実のところ、真実というものは変わらないわけですからそれなりにスピリチュアルが成長すれば多少の表現の違いこそあれ同じような結論に辿り着くのです。それなのに、とても特殊で不思議な体系を教え込まれてそれが「自分たちだけが知っている真実」と信じ込むのは、盲目的であるというものです。その、盲信的であるが故に特殊な内省をすることができるのです。

そのように盲目的になってこそ、オリオンから続く大いなる課題を内省することができるのです。その昔の記憶あるいはカルマと言って良いものを内省するには様々な当時の前提条件をある程度模倣する方がやりやすく、転生に関する不思議な解釈もその1つなわけです。自称ライトワーカーの生死感は当時のオリオンにおける教義をある程度再現したものです。よって、周囲から見れば不思議な体系を持っていたとしても、当人たちが学ぶための前提条件であるわけですから、周囲がその邪魔をすることなく、当人たちの好きにさせれば良いのです。

自称ライトワーカーは「他の人に教えてはいけない」という秘密主義を取っていますが、それは、他の人と共有したり確かめ合って真実を追究してしまうと自分たちの理論が現実と合わなくておかしいことに気がついてしまうからなのです。その理由は、大いなるカルマを解消するための前提条件としての環境や思想を整えることに目的があるわけです。

そもそも、「何かを知っている」ということでワクワクしてしまうのはスピリチュアル初心者にありがちで、その程度でもあるわけですけど、それでも、そのような純真な心を持って信じ込むことで大いなるカルマを解消する前提条件が整うわけです。

ですから、カルマを持たない他の人がそのような不思議な人を見たらそおっと放っておくのが良いかと思います。