アジナの肉体・アストラル・コーザルによる違い

2019-09-23 記
トピック:スピリチュアル: ヨーガ

本山博先生の「チャクラの覚醒と解脱」によると、以下のような違いがあるようです。

  • 気の次元や肉体の次元でアジナが活性化した場合:眉間の辺りにピリピリした感じがする
  • アストラル下界で動いている場合:真っ黒
  • アストラル上界で動いている場合:薄いスミレ色
  • カラーナ(アラヤ識)で動いている場合:透明で光って見える
とのことです。

カラーナはサンスクリット語で、「原因体」の意味ですから最近のスピリチュアル(特に神智学の系統)で言うコーザル体に相当します。カラーナはヴェーダ的な言い方ですので一般的にはコーザル体(原因体)の方が知名度がある気もします。

同書ではアストラルに関しては更に以下のような説明があります。

アジナをみていて、それが黒いというか、紫色の黒いような色或いはスミレ色でみえる時は、主としてアストラルで動いている。この状態のときには、テレパシーとかいろいろな能力が出てくるのだが、そういう状態では感情や想念がよけいに激しくなる。音楽家とか画家とか彫刻家等の類の人は、アストラルで動きやすい。そういう場合は色がついている。「チャクラの覚醒と解脱(本山博 著)」

これは興味深いです。

私の場合、ヨガを始めた頃から頻繁に、特にマントラを唱えた時に眉間のあたりにザワザワした感覚がよくありましたが、ピリピリというのは表現の違いだけで同じだとすれば気の次元や肉体の次元で動いていたということになります。両耳の上の方あたりしたらピリピリ感がよくありますけど。

真っ黒な色とかスミレ色というのはよく分かりません。私の場合はアジナより上はまだのような感じです。

ちなみに、コーザル(カラーナ)の話はヨーガスートラの話にとてもよく似ています。

3-25) 心臓に綜制(サムヤマ)を向けることによって発現した光をあてるならば、どんな微細なものでも、人目につかないところに隠されているものでも、遥か遠くにあるものでも知ることができる。 「ヨーガ根本教本(佐保田 鶴治著)」

ここでは「心臓」となっていますけれども、 スワミ・ヨーゲシヴァラナンダによりますとこれは「心臓」というよりは以下のように読み解くようです。

3-25) (心の)働きがもつ光源を(綜制・サムヤマによって)照射することで、(ヨーガ行者は)どんな微細なものでも、人目につかぬところに隠されているものでも、遥か遠くにあるものでも知ることができる。「魂の科学(スワミ・ヨーゲシヴァラナンダ著)」

これは、スワミ・ヨーゲシヴァラナンダによりますとアジナ・チャクラの動きを説明したものだとのことです。そして、アジナチャクラは「理智鞘」で働くと言います。ヨーガの理智鞘とは最近のスピリチュアル、特に神智学を元にした流れで言いますとコーザル体に相当しますので、本山博先生と同様のことを言っていることがわかります。

本山博先生がカラーナ(コーザル、アラヤ識)で光って見えると言っているのは、スワミ・ヨーゲシヴァラナンダの理智鞘(=コーザル)でのアジナ・チャクラの霊眼の話と結びつくわけです。