有名な大天使に限らず、強大な力と影響力を持つ大天使は地上に何かを働きかける際に直接メッセージを送ることはほとんどなく、分霊を通して地上にメッセージを送られます。それは分霊が地上近くに行ってメッセージを睡眠中や瞑想中のイメージと共に送られることもあれば、分霊が地上に転生して使命を果たすこともあります。大天使の本体がそうして転生した分霊に対してメッセージを送ることもあります。目覚めている分霊の場合は大天使の本体と相互にコミュニケーションを取りながら使命を果たすこともありますが、それよりも、単なるメッセージとして受け取って行動することの方が多いように思います。
大天使は多数の分霊をこの世に送り出していますから、自分のハイヤーセルフが有名な大天使だと言う方が多数いても不思議ではないと言いますか、それが当然なのだと思います。ハイヤーセルフと自分としての分霊が一対一かのような印象がニューエイジ思想の中に刷り込まれているように思いますが、私の認識では、ハイヤーセルフは多数の分霊を作り出していると思います。
大天使から分霊が生まれる際、分霊の側から見るとグループソウルから分離したかのような感覚になります。このあたりは以前にも少し書きました。ハイヤーセルフとしての意識が存在して、ハイヤーセルフがグループソウル相当で様々な思考を統合しており、ハイヤーセルフの意思はあるにせよ、グループソウルと分霊個々という階層で経験した意見や思考もまた存在していて、確固としたハイヤーセルフの意識とグループソウルの中にある分霊としての意識とは表裏一体と申しますか、全体と個としての関係になっているわけです。
例えば私が枝分かれした有名な大天使にしても、地上の私の分霊に対して、本体のハイヤーセルフとしての大天使はざっと私の300倍から1000倍のオーラとエネルギーを有していると思われます。ですから、私なんてのは大天使からしてみたらほんのささやかな小さな存在であり、ハイヤーセルフとは自分といえばそうなのですが、とても自分とは言えないくらいオーラもエネルギーも違います。
そうは言いましても私の分霊はハイヤーセルフの一部だった訳で、その記憶の一部を共有していたり、あるいは、もともとの目的が完遂したら元に戻る・・・、つまりは、ハイヤーセルフと再度一緒になる・・・、見方を変えれば、グループソウルとまた一緒になる、ということを期待・予定されているわけです。
その分霊はそれぞれに目的があって分霊になるわけで、地上の社会のためですとか精神的啓蒙ですとか色々と目的があるわけですが、大天使の大いなる意図があって、それから分霊が作られるわけです。
そうしてみますと、私の運命や思考や人生は自分で考えているというよりは大天使の意志の手のひらで踊っている小さな存在に過ぎないわけです。
特殊能力にしても、必要ならば与えられますし、不必要ならば普通の人として暮らす... と言いますか、不必要ならば能力は発現しないでしょう。
地上に生まれて、あたかも自由意志があるような気がずっとしておりましたが、最近、次第に、自由意志とはあるように見えるだけで幻想で、大いなる意思に左右されているのだという認識が強くなってきました。
確かに、細かな部分では自由意志は存在しますが、大いなる意思に個人の意思が従わないのだとしたらしつこくその運命の方にかなり強引に方向転換させられるような気がしております。
今年も終わりですが、来年は、更なる導きがありますように。よいお年を迎えることができますように。