修行者のうち、荒っぽい人たちは自分の周囲に近づいてきた邪霊を片っ端から消滅させています。それは感覚として荒い重々しい波動を有する意識体であれば何であれ捕まえて消滅させておりますので、それが狐だろうが人間の浮遊霊だろうが関係がないようです。
と、いうことは、成仏できなくて悶々とした気持ちでこの地上を彷徨う霊がいたとして、ちょっとでも悪霊っぽい雰囲気を見せていたら消滅の対象になるということです。
そのような荒っぽい人は、まるで漫画や物語の陰陽師とか邪悪な存在に立ち向かうファンタジーものの主人公のように呪術を使って悪霊を消滅させていきます。
実際には漫画や物語のように楽しいことばかりではなくてかなり生々しくて、これは文字通り「消滅」させておりますので、消滅させられた魂はもはや転生もなく、ただ無に返るだけです。
それが良いことなのか悪いことなのか、昔は私も「それは良くないことなのでは」と思ったこともありましたけど、今は、それもまたこの宇宙のサイクルの一つなのか、と理解するようになりました。
消滅とは言ってもこの宇宙の根源のエネルギーに返るだけで、そこからまた長い年月を経て実体化してこの宇宙に実体化するわけで、邪悪になってしまった魂を一旦は宇宙の根源に返すという作用も宇宙に存在しているのだと思います。
ただ、実際にそれに巻き込まれた方は悲惨で、今まで何度も転生を重ねて積み上げてきた叡智も消えてしまい、無に返ってしまいますので、消滅させられたくなければ邪気を持った人はそのような荒っぽい人の周囲に近づかないことですね。
霊体のままこの地上を彷徨ったり旅したりすることも普通にできるのですけど、所々にこのような荒っぽい人がいて、不意に遭遇して邪気を察知されてしまうと消滅の対象になってしまいますので注意が必要です。
それよりも肉体を持ってこの世界に転生した方が安全で、体があれば邪悪なオーラを持つ人であっても消滅の対象にはなりませんから、この地球を楽しみたいのなら転生する方が安全と言えます。それに、邪気を持っていても地上に転生することで肉体の制約が加わって否応にも成長のサイクルに入りますし、望めば修行もできますので、悶々とした気持ちで漂う浮遊霊あるいは悪霊のままでいるよりは転生した方が良くなるスピードは早いと言えます。安全なだけでなく、転生することで希望も出てくるわけです。