右腕の方はビリビリしていて左腕の方はほんわりと安定しているわけですけど、私は今まで右腕が弱かったためにあまりこの違いを意識することは少なくて、ただ単に、右腕が弱いので右腕にエネルギーが通る時にビリビリが強くなる、というくらいにしか考えていませんでした。しばらくすると左右が同じ感じになるのかなと思っていましたけど数日くらいでは同じにならなくて、どうしたものかな、と思っていてふと気がついたのですけど、そもそも、ヨーガでは左右のエネルギーはそれぞれイダとピンガラで言い表されていてイダが左でピンガラは右、イダは月に象徴された冷たいエネルギーで女性のエネルギーでもあり、ピンガラは太陽に象徴された熱い温かいエネルギーで男性のエネルギーでもありますので、私の感覚が左右差があるのもこの通説通りで、右側がビリビリしているのは、それはもう、当然のことのように思えてきました。
・左:イダ、月、冷たい、鎮静化、女性
・右:ピンガラ、太陽、温かい、活性化、男性
諸説によればクンダリーニはイダとピンガラによって生じると言われていて、確かにそうだという実感もあります。
この状態は左右のイダとピンガラもそれなりに活性化されている状態で、私の場合は左側のイダはもともとエネルギーがそれなりに充満していて今回更にきちんとエネルギーを通し直してそれなりにエネルギーが通っている状態で、右側はもともと弱かったとはいえ最近は割とエネルギーが活性化されてきていますので左右バランスはそれなりに取れている状態だとも言えます。
この状態で、中央のスシュムナはというと背骨沿いに仙骨あたりから胸のアナハタにまでは割ときちんと繋がっているのですけど、その上の喉のヴィシュッダが少し細い感じで、一応は頭の方にまで繋がってはいるのですけど、喉のヴィシュッダが詰まりどころな感じです。ヴィシュッダが少し弱いという感じですけど、概ね、頭のアジナまで繋がっているとは言えます。
この状態では眉間のアジナに複数のエネルギーが繋がっていることが実感できて、アジナの形は左右に開いた花びらのようになっていますけど、確かに、左右のイダとピンガラそれぞれから複数にルートが繋がっていることがある程度はわかります。チャクラに繋がっているエネルギーのルートの数は通説があって、アジナの場合はスシュムナとイダとピンガラの合流点と言われていて、これは感覚と一致します。
実際のところ、イダとピンガラとして称される左右のルートは1本というよりは複数のルートがあって、頬の前面を通るルートや頬の外側を通るルート、体の中の方を抜けるルート、などがあって、一体どれがイダとピンガラなのか見分けがつきにくいですけど、インドのウパニシャッドでも書物によって表記に違いがありますので、私の(とりあえずの)解釈としては、これら左右に分かれているいくつかのルートが総称してイダとピンガラとして言われているのかなぁ、という気も致します。
▪️足にもエネルギーを通す
それだけでなく、足にもしっかりとエネルギーを通し直してあげることで指先まで感覚が行き届きます。足に関しては私の場合はまだまだ弱いようで常時エネルギーがしっかり通っているという感じではないですが、瞑想の時に特に足の付け根から意識して足先の方に意識を伸ばしてあげるとエネルギーのルート(ナディ)が強化されるように思います。
▪️日常生活中あるいは寝ながらでもエネルギーを意識する
これらは慣れれば瞑想中だけでなく日常生活中あるいは寝ながらうとうとしている時にもエネルギーのルートを強化することができて、割と気がついた時に時折、意識してあげると効果が高いようにも思います。